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【MLB移籍2019】ニック・マーケイキスがATLと再契約、アズドルバル・カブレラはTEXへ

ベテラン二人のディールの金額が格安

現地2019年1月22日はHOF(Hall Of Fame)の投票結果が話題となっておりましたが、ディールも成立しておりますので、ご紹介したいと思います。

N・マーケイキスがブレーブスと1年で再契約

まず、ニック・マーケイキスについてですが、1年600万ドル保証で合意です。

「保証」の意味を詳細に書きますと、2019年は400万ドルのサラリー。

2020年はクラブオプションで、ブレーブスがオプションを実行(再契約したい)したいとなった場合は600万ドルのサラリーになります。

実行しなかった場合は200万ドルのバイアウト付き。

いずれにせよマーケイキスには1年目で600万ドルのサラリーが保証されているという意味です。

前年のサラリーは?

ニック・マーケイキスは2014年10月にオリオールズをFAとなり、同年12月にかブレーブスと契約。

この時の金額が4年4,400万ドル。年平均にして1,100万ドル。今回はその4年契約が終わってからの再度のFAでした。

マーケイキスは35才

ニック・マーケイキスは2018年11月に35才になったばかり。ちょっと前のMLBなら全然若い年齢だったのですが、今や野手も投手も35才を境に、スタッツがどれだけ上がっているか、評価される厳しい時代になりました。

そもそも契約できれば御の字という認識ですね。

ベテランの居場所がなくなるのは面白くないです。

35才以上を対象としたMMLBこと、Middle Major League Baseballをつくるべきですね。

2018年はなんとフル出場!

マーケイキスですが、2018年は162試合全てに出場。しかもゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を受賞し、オールスター出場まで決めています。

「文句あるか!」という素晴らしい仕事ぶりで、感動します。

しかも打率が.297で3割まであと少し!OBPに至っては.366を上げています。HR14本、打点が93、安打数185です。

安打数はキャリア2位、打点はキャリア3位、打率はキャリア4位タイ。

これだれの数字を上げていればさすがにオファーがないことはないですが、金額に関してはやはり叩かれたんですね。

他クラブからもオファー

マーケイキスには当然複数のオファーが飛び込んでいたようです。しかももっと高額の。

しかし、ブレーブスに戻りたかったということです。

実は子供さんから

どうやら本当のところは、子供さんに「どこでプレーして欲しい?」と聞いたところ、「Braves!」との回答があり、それが分岐点になったようです。

結構、このエピソードは好きです。

オジー・アルビーズやロナルド・アクーニャ・Jrが力を発揮できたのも、マーケイキスがコンスタントによい成績を叩き出していたからと思っています。

まさに大黒柱のような存在。来季にも期待しましょう。

アズドルバル・カブレラはレンジャーズへ

もうひとり、名手のディールが決まっております。フィリーズからFAとなっていたアズドルバル・カブレラ(Asdrubal Cabrera )がレンジャーズと1年350万ドルで合意です。

これも安いですよね。

レンジャーズはアズドルバル・カブレラを3Bに置くことで、エルビス・アンドラスをSSで固定させることが出来ました。2Bにはルーグネッド・オドーアが予定どおり配置されます。

スイッチヒッターのカブレラが入ったことで選択肢がかなり広がったと思います。

アズドルバル・カブレラは11月に33才になったばかり。2019年のプロジェクションではHR18、打率.261、打点62という数字が出ております。

オールスター出場2度、2011シルバースラッガー賞受賞、20 HR以上3度(2011,2016, 2018)。

レンジャーズ、他のディールも成立させる

ザック・マカリスターとも契約

あと、レンジャーズはインディアンスでリリーバーとして活躍していたザック・マカリスター(Zach McAllister )と1年100万ドルで合意しております。

剛球を武器に、2017年のERAは2.61を記録。かなり信頼感のある投手だったのですが、ところが2018年ERAが4.97と急落。8月にリリースされるという衝撃的な顛末を経験していたのでした。

その後はタイガースに拾われ、3イニングだけに登板したにとどまりました。故障だったのか、なにかのメンタル的な要素だったのかは定かではありませんが、レンジャーズはリビルド中でチャンス大ありなので、頑張ってもらいたいですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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