スポンサーリンク

【MLBスタジアム2020】レンジャーズのニューホーム、グローブライフ・フィールドも開幕待ち

ほぼ完成だけど、オープン宣言出せず

 2020年、テキサス・レンジャーズはグローブライフ・フィールドをニュー・ホームとすることは下記の記事でもご紹介させていただきました。

 工事が佳境となった現地2019年12月14日にはアッパー・コンコースで資材を焼くというボヤ騒ぎがあったものの、なんとか実質的に完成に漕ぎつけております。まだ完成と言えないところが辛いところです。

99%完成

 本来ならご覧のスケジュールが催されていたグローブライフ・フィールド。オープニングイベントの最初にカントリー歌手のコンサートをもってくるところがなかなかしぶくてよかったのですが、これらはすべてキャンセルに。

  • 3/1 Opening
  • 3/14 クリス・ステープルトン・コンサート
  • 3/23 エグジビション・ゲーム vs STL
  • 3/31 2020レギュラーシーズン・ホーム・オープナー vs LAA

 原因はもちろん、例の流行り病の影響です。

ステープルトンのコンサートはリスケ

 ちなみにクリス・ステープルトンのコンサートは11月21日にリスケジュールされています。

工事関係者も”陽性”反応

 現地2020年3月25日、工事を請け負ったマンハッタン・コンストラクション社は、契約する工事関係者の中に例の流行り病の検査で「陽性」が出た者がいたことを発表。その工事関係者が関与したエリアは立ち入り禁止となり、徹底的に除菌したことを発表しました。ここでもこのトラブルが足を引っ張っていますね。

テスト、テスト、テスト

 本当なら2月末に100%に近い進捗で工事完了。MLB公式戦が開催される前の上記のコンサートイベントやエグジビション・ゲームを経て、正式引き渡しということに予定でした。

 結局、現地2020年3月28日の時点でも98か99%が完了でほぼ100%完了というところなのですが、この情勢なのでイベントが開けないため最終チェックができないのでまだ100%完成という宣言は出せないようです。

 クリス・ステープルトンのコンサートやエグジビション・ゲームは要は最終テストだったのですが、観客も入ったコンサートや野球などの大規模な一気通貫的なテストが出来ないため、今は小規模なテストを繰り返し、最終引き渡しを待つという状態です。実質、Ready to play Baseballと言っていいでしょう。

 建設会社へのお金の支払いの関係で早めに完成宣言を出すかもしれません。

とは言えいつでも野球開始!!

 とにかくほぼ完成しているので概要がわかるので見てみましょう。

人工芝に

 芝生がとてもきれいなのですが、天然芝から人工芝に変更となりました。昨今の人工芝の質が向上したというのが大きな理由ですが、外野手がダイビンしやすい天然芝に越したことはありませんね。維持費を払わない立場で言わしていただくとというところですが。

サイズはある程度左右均等

 サイズが出ています。RFの方がLFより1メートル近いのですが、左中間の方が右中間よりも1m短いという、左打者有利とも言えない絶妙なサイズ感となっています。ある程度均等とは言え、そこはメジャーリーグのスタジアム。外野フェンスはきれいな扇型ではありません。キーになるフェンスの距離がこちら。

 ちょっとわかりにくいのでLF100、RF99、CF124 くらに思っていていいと思います。

  • LF: 329 ft (100.2 m)
  • LF2:334ft (101.8m)
  • LF to CF: 372 ft (113 m)
  • CF1: 410ft (124.96m)
  • CF2 : 407 ft (124.05 m)
  • CF3: 410 ft(124.96m)
  • CF to RF: 374 ft (113.9 m)
  • RF: 326 ft (99.36 m)
  • Home to backstop: 42 ft (13 m)

レンジャーズ選手をフィーチャー

 またディメンションを示すWallにはそれぞれレンジャーズゆかりの選手などの写真が配置されます。

  • LF: 329 ft (100 m) :エイドリアン・ベルトレ(背番号29)
  • LF2:334ft (101.8m):ノーラン・ライアン(背番号34)
  • LF to CF: 372 ft (113 m):アーリントン・オープナー(1972年)
  • CF: 407 ft (124 m): 
  • CF1: 410ft (124.96m):マイケル・ヤング(背番号10) 
  • CF2 : 407 ft (124.05 m):イバン・ロドリゲス(背番号7)
  • CF3: 410 ft(124.96m)
  • CF to RF: 374 ft (113.9 m):レンジャーズ初勝ち越し(1974年)
  • RF: 326 ft (99.36 m):ジョニー・オーツ(背番号26)
  • Home to backstop: 42 ft (13 m): ジャッキー・ロビンソン(背番号42)

高さ

 高さは最高で210.6 ft (64.19m)あるようです。ジョーイ・ギャロも当てられない設計かどうかはわかりません。ちなみに天井の高そうな京セラドームで 野球時の最高の高さは60 m(約196.9 ft)。

収容

 収容人数は40,300人。これはベースボール開催時ということでいいと思います。4.4万人の東京ドームより少ないのか?というふうに思えるかもしれませんが、アメリカの人用のつくりなので椅子がデカイ上での4万人超えはなかなかの規模だと思います。

 オープニングが楽しみです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. カープファン より:

    8月10日の深夜3時からNHKのMLB中継で大谷選手が出るからちらっとみていたらレンジャースの球場が今年できたばかりだと紹介があり、調べてみたらこのブログにたどり着きました。
    とても分かりやすく面白いです
    今後も頑張ってください

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025WM】ドラフト・ロッタリーはホワイトソックスが2026年ドラフトのNO.1ピックをゲット!
【MLB2026FA】注目のカイル・シュワーバーはフィリーズと再契約!5年/150Mドル保証
【MLB2026FA】ドジャースがクローザーを獲得。メッツからFAのエドウィン・ディアスと3年/69Mドルで合意
【MLB2026FA】Dバックス、マイケル・ソロカと1年/7.5Mドルで合意へ
【MLB2026】ロッキーズがフロントを刷新!編成トップはNFLから復帰のP・デポデスタ!新GMはドジャース幹部のJ・バーンズ
【MLB2026FA】レイズがセドリック・マリンズと1年契約で合意したディールについて(追記あり)
【MLBトレード2026】レッドソックスがまたも先発を補強!パイレーツからヨハン・オビエドを獲得!
【MLB2026FA】横浜のアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年/12Mドルで合意
【MLB2026FA】ドジャース、ワールドシリーズ連覇の打のヒーロー、ミゲル・ロハスと再契約
【MLB2026FA】大人気のコディー・ポンスはブルージェイズと3年/30Mドルで合意 
【MLB2026FA】メッツ、”エアー・ベンダー”ことデビン・ウィリアムスと3年/51Mドルで合意へ
【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用
【MLB2026FA】オリオールズ、クローザーのライアン・ヘルスリーと2年契約で合意
【MLB2026噂】2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(DET)はトレードされるのか?
【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
タイトルとURLをコピーしました