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【MLB好プレー】2012年パドレスの2ラン・ホームスチールがここ10年で一番好きな本盗

MLB好プレー

エバース・カブレラ&ウィル・ベナブル

 日本時間2020年3月31日、令和元年度の年度末も終わりを迎えました。皆様はどんな新しい年度を迎えるでしょうか?厳しい話題を肌で感じる中で、ちょっとでもスカッとして、明るい気持ちになっていただければと思い、今日は過去の好プレーをご紹介したいと思います。

 それがエバース・カブレラとウィル・ベナブルの2ラン・ホームスチールです。

筆者的にはここ10年でベストの本盗

 毎シーズン、色々なホームスチールが敢行されます。どのホームスチールも非常にインパクトのあるものばかりです。またホームスチール集を記事にしたいとは思いますが、中でもここ10年見た中でベストだと思うホームスチールは、2012シーズン、パドレスがやった2ランホームスチールです。

間隙をつくのがホームスチール

 ホームスチールは一瞬のスキをつかなければ成立しないプレーです。そのスキのつき方によって、3塁ランナーの足とスライディングのスキルが見事に浮き出た力技のホームスチールもあれば、「ここで!」という見ている人すべてのウラをかいて驚かせるタイプのホームスチールがあります。

 今回取り上げるホームスチールは意外性の方です。

 まずは見ていただきましょう。百聞は一見にしかず。1度目のVTRでは何が起こったのかわからないと思います。しかも主審も最初はアウトコールを行い、混乱しているうちに二人目のランナーが還って2点が入ってしまいます。

 しかし2度めで全体を移すカメラアングルに切り替わった時に何が起こったのかがわかります。

状況の詳細

 このゲームは現地2012年7月14日にドジャースタジアムで行われたパドレス@ドジャースのゲーム。このプレーが起きたのは9回表のパドレスの攻撃。

San Diego Padres at Los Angeles Dodgers Box Score, July 14, 2012 | Baseball-Reference.com
San Diego Padres beat Los Angeles Dodgers (7-6). Jul 14, 2012, Attendance: 54014, Time of Game: 3:34. Visit Baseball-Reference.com for the complete box score, ...

9回表2アウトから敢行された! 

 8回裏のドジャースの攻撃が終了した時点でスコアは6-5でドジャースが1点リード。当時の正捕手、アンドレ・イーシア(Ethier)がシングル2本、ホームラン1本を放ち、5打数3安打4打点と活躍しました。このリードを守り切るべく、ドジャースはマウンドにクローザーのケンリー・ジャンセンを送りました。この年のジャンセンはメジャー3年めで本格的にクローザーをやり始めたシーズンです。

 ちなみにジャンセンはもともと捕手。マイナーでも捕手としてトリプルAまで上がったほどの実力だったのはご存じの方も多いと思います。本格的に投手になったの2009年から。メジャーデビューは2010年ですが、投手になってからのビッグリーグデビューです。

パドレスが9回表に粘り

 9回表のパドレスの攻撃はご覧のような流れでした。

  • 先頭のヨンダー・アロンソ(Alonso)がシングルで出塁
    • パドレスは、ピンチランナーにエバース・カブレラCabrera, E)を起用。
  • 続くベナブル(Venable)もLF前シングル。このヒットでエバース・カブレラは3塁へ進塁。(0アウト1-3塁)
  • キャメロン・メイビン(Maybin)は空振り三振(1アウト1-3塁)
  • パドレスは投手の打席に代打マーク・コッツェイ(Kotsay)を送ります。
    • 1塁ランナーのウィル・ベナブルが2盗(1アウト2-3塁)
    • マーク・コッツェイは2Bポップフライに倒れ2アウト。(2アウト2-3塁)
  • バッターはアレクセイ・アマリスタ(Amarista)。
    • エバース・カブレラがケンリー・ジャンセンのスキをついてホームスチールを敢行!ジャンセンの送球が乱れた隙に2塁ランナーのウィル・ベナブルも一気にホームイン。一気に2点を奪い、7−6とパドレスが逆転に成功したのでした!
    • ケンリー・ジャンセンはクローザーとして与えてはいけない方法で逆転の点数を献上したこととなりました。

 ゲームはパドレスが9回裏のドジャースの攻撃を封じ、7−6でドジャースを下したのでした。決勝点が2ランホームスチールとは本当に見事でした。

エバース・カブレラとウィル・ベナブル

 大胆ホームスチールを敢行したエバース・カブレラは2015年、ボルチモア・オリオールズでの出場がMLB最後の年となっています。2018年はトリプルA相当のメキシカンリーグに出場。2019年もどこのマイナーとも契約していませんでした。

 ウィル・ベナブルですが、こちらは2016年のドジャースでの出場がMLB最後の年に。2017年からカブスのGM補佐、2018年はカブスの1塁コーチ、2020年は3塁コーチとなります。もともとプリンストン大学の出身で、超高学歴選手でもあります。

このゲームのスタメン

 このゲームは約8年前のシーズン。今のMLBの主力がプロスペクトであった頃です。良い名前が並んでおります。

【パドレス】

1Alexi AmaristaSS
2Logan Forsythe2B
3Chase Headley3B
4Carlos QuentinLF
5Yasmani GrandalC
6Yonder Alonso1B
7Will VenableRF
8Cameron MaybinCF
9Edinson VolquezP

【ドジャース】

1Bobby AbreuLF
2Mark Ellis2B
3Matt KempCF
4Andre EthierRF
5Juan Rivera1B
6Adam Kennedy3B
7A.J. EllisC
8Luis CruzSS
9Aaron HarangP

 また投手では読売ジャイアンツに行く前のマイルズ・マイコラスがパドレスのリリーバーとして登板しています。

 いろいろと繋がりも見えて興味深いです。

 まだまだ厳しい状況は続くかもしれませんが、エバース・カブレラのごとく状況をよく見て果敢にチャレンジしていきたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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