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【MLB 2020】ヤンキース、ドミンゴ・ヘルマンの “left baseball” の意味を考えてみた(追記あり)

ドミンゴ・ヘルマンに何があった!?

 現地2020年7月17日、ニューヨーク・ヤンキースのローテーション右腕で、2019年に18勝の勝ち頭となっていたドミンゴ・ヘルマンがSNSに引退を示唆するような意味深投稿を行っていたことが明らかになりました。

”Left Baseball”そして感謝って!?

 投稿されていたのはドミンゴ・ヘルマンのインスタグラム。スペイン語で、下記のように投稿されていました。

Me fui del baseball

Gracias mi gente

 英語に直すと、”I left baseball, Thanks my people.” 後半部分は”Thanks everyone”でも同じですね。

何があった? 

 普通に解釈すれば「引退する」ということに他なりませんが、知りたいのはどうしてそうなったのか?ということ。

 心配されるのは、精神の病ではないのかという点。単に、一時の気の迷いということであればよいのですが・・・。

 ドミンゴ・ヘルマンにはアップ&ダウンする要素があります。

【アップ要素】2019年はヤンキースでナンバー1

 まずアップする要素ですが、ドミンゴ・ヘルマンは2019シーズン、27試合登板で24スタート、143.0イニングを投げ、18勝4敗、ERAが4.03。勝利数はヤンキースのローテーションでNO.1の勝ち星です。

ハイペースだった2019年前半戦 

 ドミンゴ・ヘルマンは上述の通り、2019年のヤンキース先発ローテーションでNo.1の勝利数を誇りました。すごかったのはそのペースです。ヤンキースのチーム状況としては、主力に怪我人が多数出て、最悪の状態であったにも関わらず、前半戦の中盤に当たる5月21日の時点で、なんと9勝1敗、ERA 2.60という好成績を上げていたのです。

 2019年、怪我人多数のヤンキースの順位が落ちなかった理由は、バッターではD.J. ルメイヒューが打ちまくったこと、そして投手ではドミンゴ・ヘルマンが勝ちまくったからです。

2度の離脱があったにも関わらす

 しかも、ドミンゴ・ヘルマンは6月9日からILリストに入り。これが1度目の離脱です。股関節の屈筋の損傷で約1ヶ月ほどサイドラインにおりました。

 さらには後述するDVの件があったため、シーズンの登板は9月18日が最後になり、少なくとも残り2回の機会を得られていません。これが2度めの離脱です。

 つまり、投手のローテーションとして年間33試合ほどが皆勤ということなら、24試合のドミンゴ・ヘルマンは9試合ほど少なかったにも関わらず、18勝を上げていたということです。 

 勝率はなんと.818。そうなりますよね。もしも33試合登板していたら、20勝以上は勝ち得たでしょう。

 よって、チームのエースというほどの活躍は彼の精神を高揚させる要素であると思います。

【ダウン要素】DVでサスペンション

 シーズン後半、ニュース・ソースは明らかではありませんが、長年連れ添ったガールフレンドとその連れ子に対し、自宅で暴力をふるったというDVの容疑でコミッショナー・オフィスの調査が入りました。そして上記のように9月18日でシーズンエンディングとなったのでした。

 ただ、9月25日に裁定が下り、シーズン・エンディングにはポストシーズンも含まれることになり、彼は投げていません。

 そして2020年1月2日、ドミンゴ・ヘルマンにシーズン81試合のサスペンション(出場停止)の処分が正式に下りました。2019年9月18日以降もすでに出ていなかったころが考慮され、2020シーズン開幕以降、63試合出場停止に。

【ダウン要素】パンデミックで2020年は出られず

 そしてもう一つ、考えられる落ち込む要素は武漢ウィルスのパンデミックで2020年のレギュラーシーズンが60試合になったことで、63試合サスペンションのドミンゴ・ヘルマンは2021年まで出場不可となったことです。

 ただし、2019年はポストシーズンも投げなかったことから、仮にヤンキースが2020年のポストシーズンに進出したとして、4試合目以降は出られることにはなっているという若干の救済措置は入っています。

悲観したか?

 選手にはナイーブな面がありますから、2021年まで出られないことが決まったことで、ひょっとしたらドミンゴ・ヘルマンは悲観したのかもわかりません。これは推察に過ぎません。

 ただ、たとえそうだとしてもDVを起こしたのはドミンゴ・ヘルマン自身です。

 1992年8月4日生まれのドミンゴ・ヘルマンはまもなく28才になります。

 MLSはまだ2.017(2020年1月時点)。2020年のサラリーはメジャー最低年俸のまま。

 今季はリストリクティッド・リストゆえ、MLSにカウントされませんし、サラリーも出ない状況。

 この辺のことも関係しているのかもしれません。「2019年にあれだけ活躍したのに!」と思っているとしたら、たしかにその心情もわかりますが、上述の通り、まず、身から出た錆でもあることを受け入れることが出来るかどうか。

 また続報が出るでしょう。

 追って、ご報告します。

追記:人騒がせなことを・・・まったく

 波紋を呼んだ「引退示唆」投稿ですが、現地2020年7月18日、ドミンゴ・ヘルマンが謝罪。その内容を撤回しました。

 タフな状況だからちょっと愚痴ってみた・・・それが真相のようです。

 心配していたのは鬱で、多少その気配は感じるものの、そこまでは言っていないのかもしれません。謝罪の投稿は代理人が書いたとは思いますが、ちょっとわかってよ俺のことという程度なら精神も問題ないでしょう。愚痴るのは迷惑なことですが、精神的にやられていない方がよいですからね。

 2021年の後に数百万ドルもらえるのと、今辞めてずっと時給10ドル行かない仕事をすると、どちらを取るかとなった場合、そりゃ今を我慢するという一択しかありませんからね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

  

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