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【MLB2021】レッドソックス、クリス・セールの復帰で逆転を狙う

クリス・セールの復帰が決定

 現地2021年8月8日、レッドソックスはクリス・セールのメジャー復帰登板を決定。シーズン・デビューは現地2021年8月14日(土)、フェンウェイ・パークで行われるオリオールズ戦に決まりました。ファーストピッチは東部時間4:10PM。日本時間ですと、15日(日)、朝5:10になります。

ちょうど2年ぶりの復帰

 クリス・セールがメジャー最後のマウンドに上がったのは、2019年8月13日のインディアンス戦。6イニングを投げ、108球、12奪三振を奪うも、勝敗はつきませんでした。

 そして最後に勝利投手となったのはその前の登板のエンゼルス戦で、8回を2ヒッター、スコアレス、13奪三振でシーズン6勝目(11敗)を上げたのでした。通算109勝目。

 2試合連続で10 K以上の奪三振をマークし、好調かと思われたのですが、前腕部痛を発症。 2019年は8月でシーズンアウトとなったのでした。

 翌年の2020年2月のスプリング・トレーニングではもう完治したかのように、立ち投げでガンガン速いボールを投げていたのですが、やはり肘痛を発症。31才の年齢でしたから、なんとか手術回避の方向で動いていたのですが、現地2020年3月19日、COVID-19でシーズン開幕が見えない中、トミー・ジョン手術を行うことを決断。2020年3月30日に実施しました。

 最後のマウンドから数えてちょうど2年、手術から1年4ヶ月と14日で復帰マウンドに上がることになりました。

マイナーで5試合 ERA 1.35

 クリス・セールはマイナーで5試合に登板。レベルはルーキーで1試合(3.0イニング)、ダブルAで2試合(7.1イニング)、トリプルAで2試合(9.2イニング)。

 上記のような結果で、ERA 1.35でBBが5。 

 トミー・ジョン後はコントロールにばらつきが出たりしますが、5BBならかなりまとまっている方かと思います。

 肩肘の管理が厳しいレッドソックスですから、オーバー・ペースになることはなく、術後1.45ヶ月での復帰は早い方かと思います。

イニング/球数は制限される

 詳細は出ていませんが、80球前後を一つの目安にするでしょうから、5イニング、あるいはコントロールによってはもっと短くなるかもしれません。4回2失点程度なら弾みがつくのではないかと思います。

レッドソックス、8月は大ブレーキ中

 7月30日を最後に以降は首位をレイズに明け渡しているレッドソックス。現地2021年8月8日時点で直近10試合が2勝8敗とただいま苦戦しています。

投手陣が崩れている

 現地2021年8月8日時点の数字ですが、チームERAは4.27でALで7位とこれはまあまあ。ただ、チームWHIPは1.38でALで13位。

 8月のチームERAは5.29でAL14位。そして直近7試合のスターターのERAは5.56でAL14位、リリーバーも同様の数字です。ここに来て投手陣のスタッツが軒並み下がっているのです。

 打線はシーズンを通してなら、チーム打率は.257でAL3位、OPSも.755でAL3位と活発。ただ、直近7試合では打率は.268でAL5位、OPSは.709でAL 10位と頼みの打線もやや下降傾向。シーズンの疲れがここでドッと出ていると言えなくもないです。

 ただ、打っても打っても取られるという2019年のような状態になりつつあります。

ブルージェイズに大逆転負け

 象徴的なゲームになったのは現地2021年8月8日のブルージェイズ戦。先発、ギャレット・リチャーズがもたもたとした立ち上がりながら、3回をなんとか2失点で切り抜け、打線はそれを補うかのように4回までに7得点を奪い、5点をリード。

 ところがジリジリと追い上げられ、5回裏にはギャレット・リチャーズがゲレロ・Jr.に35号となる2ランHRを浴び、2失点。

 3番手の澤村投手は6回裏にランナー2人を背負うピンチをうまく切り抜けたものの、イニングまたぎとなった7回裏に2連続四球とワイルドピッチ、そして犠牲フライでまず1点。さらにタイムリーを打たれ、2失点目。これでスコアは8-6と2点差。

 7回裏2アウトから引き継いだアダム・オッタビーノは8回裏にランナーを1人出すも2アウトまでこぎつけ、ここでクローザーのマット・バーンズにスイッチ。バーンズは代わりばな、リース・マグワイアに四球。ランナーが2人となったところでジョージ・スプリンガーを迎えます。スプリンガーを2ストライクまで追い込んだものの、5球目の4シームが真ん中低めに行ってしまい、これでジ・エンド。3ランHRとなり、8-9と逆転を許し、ゲームはこのまま終了。

 5点差を守りきれませんでした。

レイズ戦!

 ブルージェイズ戦を1勝3敗と負け越したレッドソックス。気落ちしている間もなく、次は現地2021年8月9日からフェンウェイ・パークでレイズとの3連戦。ここで差を詰めたいところです。上記のブルージェイズはイニングまたぎでおかしくなったところもあるので、コーラ得意のパッチワークリレーでもなんでも、ゲーム後半をなんとか凌いでもらいたいところ。

 レイズとの3連戦後にオリオールズとの3連戦があり、クリス・セールが復帰。そしてニューヨークでのヤンキース3連戦が控えています。ヤンキースはアロルディス・チャップマンが肘の炎症で離脱。COVID-19 ILの選手もいますから万全ではないはず。こういうときに伏兵にやられることもあるので、ここは締めてもらいたい。

レイズとはさらにあと2ラウンド

 そしてレイズとの直接対決は8月30日から9月2日までのタンパでの4ゲームシリーズ、9月6日から8日までのフェンウェイ・パークでの3ゲームシリーズとさらにあと2ラウンド残っています。

 これをチャンスと捉えて、面白いゲームを見せてもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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