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【MLB2021FA】ブレーブス、テレンス・ゴアを獲得!代走のみでメジャーを疾走するスペシャリストの獲得

獲得したブレーブスにファンとして感謝

 現地2021年2月26日、マイナーディールではありますが、興味深いディールがありましたので、記載させてください。

 アトランタ・ブレーブスが、OF兼PRのテレンス・ゴア(Terrance Gore/29)を獲得しました。

契約

 マイナーディールなので、メジャーに上がってからがどのような数字になるかというところですが、現時点では詳細は出ていません。

 ちなみにマイナーの間はダブルAレベルでだいたい週給$600、トリプルAで週給$700くらい。これでもアップしているのです。以前はダブルAで週給$350、トリプルAで週給$500程度でした。

 テレンス・ゴアの場合、メジャーに上がった場合、2021年の最低年俸$570,500よりは高い設定にはなると思われます。

代走のスペシャリスト

 テレンス・ゴアのプロフィールなどは以下の記事に詳細を記載しています。

 

メジャー通算7シーズンで15安打

 ご存じない方のために、かんたんに触れておきます。テレンス・ゴアはまさに足のスペシャリストで代走での起用が多いために、打席数が異常に少ないのです。

 そもそもメジャー7シーズンで試合数は102。PA(Plate Appearance:打席数)に至っては、たったの77しかありません(2020シーズン終了時点)。

 よって通算安打数も15安打しかなく、2014年にデビューして初安打が2018年まで出なかったのです。当時のカブス監督のジョー・マッドンはほぼ遊び感覚として打席に送ったというくらいのレベル。

 ただ、初安打はなんとマックス・シャーザーからきれいなセンター前ヒット。

通算40盗塁 

 足のスペシャリストゆえにさぞかし盗塁数が多いかと言えば、こちらもNOです。理由はやはり代走での起用が多いためです。メジャー通算で40盗塁。

2019年の成績(2度目のKCR)

 上の2つのリンク記事は2018年のカブス時代のものです。ロイヤルズの記事も移籍時ですから、内容はカブス時代のもの。

 あと、テレンス・ゴアはカブスに移籍する前、MLBのキャリアスタートがそもそもロイヤルズでした。よって、2019年のロイヤルズは2度めの在籍ということになります。

 2019年、ロイヤルズでは37試合に出場。このうちフル出場が12試合。また延長になったゲームでも9回まで出場したゲームがありましたから、計13試合のフル出場と見ていいかと思います。

 そのほかはゲーム後半に代走、あるいは代走から守備についてゲームフィニッシュというところです。キャリア通算15安打のうち、14安打をこのシーズンに放ち、マルチヒットも2試合。打率.275、OBP .362、SLG .353という成績でした。ただ、安打は実はこのようなセーフティーによる出塁が多かったのです。安打数が増えた理由はこれです。

 盗塁は13で、CS(Caught Stolen)が5。

ヤンキースに移籍

 シーズン半ばの2019年7月17日に、ヤンキースに移籍しました。ただ、ヤンキースではメジャーの出場試合はありませんでした。

2020年はドジャースに在籍

 FAとして2020年2月15日にドジャースとマイナー契約でサイン。

 2020シーズンは2試合だけ出場。開幕2試合目と6試合目に守備交代と代走での起用。この2試合では打席に立っておらず、また盗塁もなかったのでノーレコード。

 ドジャースにはシーズン終盤まで在籍し、11月にFAとなっていました。 

実はCS(Caught Stolen)も多い

 足を絶賛してきたテレンス・ゴアなので、さぞかし盗塁成功率も高いのかと言えば、実はそうでもありません。いわゆる盗塁失敗のCS(Caught Stolen)が9。失敗の確率が18%もあるのです。

 ヤンキースをリリースされたのもこの盗塁成功率が高くなかったためと言われています。

本当に走るだけ 

 CS(Caught Stolen)多いというのは、実は野球IQもそれほど高くありません。牽制死もよくひっかかるのです。PRで塁に出ているがゆえに、前へ前へという意識がそうさせることもあったでしょう。

だから、面白い

 本当に野球のスプリント力に特化した選手で、そんな輝く個性が1人くらいいてもいいと思うのです。

 ポジションプレーヤーの評価基準はとにかく打つことです。そうしなければサラリーは上がりません。その風潮の中にいながらも7シーズンもしぶとく生き残ってくれたテレンス・ゴアに期待するのもありでしょう。

 フィールドで疾走する姿は実にかっこいいです。そんな選手です。

 ブレーブスでもおそらく通年、マイナー生活もあり得るでしょう。ポストシーズンでアクティブ・ロスターに入れるかどうか。そもそも本人の生活は苦しいままのはずですが、それでも足のみで生き残っている彼を応援するのは悪くないと思うのです。

 絶対にメジャーに上がり、サラリーも上げてもらいたいですね。

 4打席連続セーフティーというのも見てみたいものです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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