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【NLDS 2020】ブレーブス、ドジャースがNLCS進出に王手!

地区優勝のクラブがそれぞれ王手

 現地2020年10月7日、NLDSの2試合はブレーブス、ドジャースが2連勝で、3戦先勝の地区シリーズ突破へ王手をかけました。

ブレーブス、Game1は終盤に逆転

 マーリンズ@ブレーブス戦は、ミニッツメイド・パークでの対戦。ブレーブスはGame1では6回を終了し、3−4で1点差ビハインドの状況でしたが、7回に先発のサンディー・アルカンタラを捉え、トラビス・ダーノーの3ランHRで一気に逆転に成功。このイニングで6点を奪い、ゲームを決めました。

 1回に先頭打者HRを放ったロナルド・アクーニャ・ジュニアが3回の第2打席で死球を受け、騒然とした場面がありました。どうやらアルカンタラはアクーニャのバットフリップが気に入らなかった模様。

 ただ、この不毛な死球をきっかけにマイアミは2点を奪われ、4−3と1点差にまで詰め寄られました。終盤でこの点差が効いたため、もったいないことをしたものだと思います。

ブレーブス、マイアミのキーマンから連勝

 そして迎えたGame2。マイアミの先発はパブロ・ロペス。レギュラーシーズンは6勝4敗、ERA 3.61。このパブロ・ロペスで勝てるかどうかがマイアミがNLDSを突破する鍵だと思っていたのですが、そこに立ちはだかったのが、ブレーブスのルーキー、イアン・アンダーソンでした。

パブロ・ロペスも好投

 そのパブロ・ロペスですが、やはりいいピッチングを見せました。5回を投げてブレーブス打線を被安打3、失点2、与四球0、奪三振7。被本塁打が2本ありましたが、それを含めてもブレーブス打線をしっかりと抑えたところはさすがでした。

イアン・アンダーソン

 ブレーブス先発のイアン・アンダーソンはさらによかったです。6回途中、被安打3、無失点、BB1、SO が8。

 これではマイアミ打線も仕事ができませんね。

 ブレーブス投手陣は、ダレン・オデイ、タイラー・マツェック、ウィル・スミス、マーク・マランソンの4人でパーフェクト・リレーを見せました。もうマイアミにつけいるスキはありませんでした。

 結局、2−0でブレーブスがシャットアウト勝利。

 NLCSに向け、王手をかけました。強いです。

 ではもう一つのカードも見てみたいと思います。

ドジャースが連勝!NLCSへ王手

 Game1で前半は無安打で苦労しつつも、後半にちゃっかり逆転したドジャース。

 この日も西地区のライバル同士、火花が散るゲームとなりました。

さすがのカーショウ

 ザック・デイビーズとクレイトン・カーショウの投げあいで始まったこのゲームは、パドレスが2回表にウィル・マイヤーズのタイムリー2塁打で1点を先制。

 しかし、カーショウはその後、しっかりとゲームメイク。5回まで追加点を許しませんでした。

 6回表、パドレスはマニー・マチャードとエリック・ホズマーの2者連続HRで2点を奪い、スコアを3−4とし、1点差まで詰め寄ります。

 カーショウは6回を投げきって降板。被安打6、失点3でした。

ベリンジャーが美技

 7回表、パドレスは2アウトから死球でランナーを出し、チャンスメイク。ここでバッターはフェルナンド・タティス・ジュニア。パドレスは追いつくチャンスです。そしてタティス・ジュニアの当たりはCF後方へHR性の打球。これで2ランHRでパドレスが逆転かと思ったその時、CFのコディー・ベリンジャーがホームランの打球をリーピングキャッチ。見事に2点を防ぎました。まさにDRS(Defensive Runs Saved)を目の当たりにしたシーンでした。

 これで流れをつかんだドジャースは7回裏に犠牲フライなどで2点を追加したドジャースは、逃げ切り体制に。スコアは6−3でドジャースがリード。

 ドジャースは9回からケンリー・ジャンセンが登板。復調したジャンセンでしたが、1アウト後に連打を許し、なんと2失点。スコアは6−5と1点差に。

デーブ・ロバーツ監督、ナイス判断

 投手交代があまりうまくないデーブ・ロバーツ監督でしたが、この日は手遅れになる前に動きました。ジャンセンに代えて、ジョー・ケリーを起用。

 ジョー・ケリーは代わりばな、2連続四球で2アウト満塁に。パドレスが押せ押せになりましたが、最後はエリック・ホズマーを打ち取りゲームセット。なんとか6−5で逃げ切ったのでした。

 ジョー・ケリーはエリック・ホズマーにはナックル・カーブしか投じませんでした。

 それにしてもジョー・ケリーはヒヤヒヤさせますね。どうでもいいことですが、ベリンジャー、パーマをかけましたね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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