スポンサーリンク

【MLBポストシーズン2020】アストロズ、ブルペンでレイズを制し、コレアのサヨナラHRを生み出す(ALCS-Gm5)

見応えのあるブルペン勝負

 現地2020年10月15日、ALCS Game5はブルペン勝負となりました。

 レイズがジョン・カーティス、アストロズがルイス・ガルシア(Luis García)を起用。ともに今季ブルペンを担った二人の先発ということで、オープナーの対戦となりました。

今季デビューのルイス・ガルシア

 アストロズ先発のルイス・ガルシアは今季9月4日デビューの23才。ベネズエラ出身で2017年7月にアストロズとサインした投手。レギュラーシーズン中は、5試合に登板。うち先発は1試合。12.1イニングを投げ、ERAは2.92という成績でした。MLBにルイス・ガルシアは複数人おりますので、顔と所属クラブと年齢で見分けなければなりません。

 このルイス・ガルシアの場合、恵まれた体格が魅力です。1年で体を作ってきました。このコロナ禍の中、よくこれだけの体格に仕上げたものです。

レイズが4名、アストロズが7名のリレー

 レイズは細かくつないでいくのかと思いましたが、ジョン・カーティスが2回1アウトまで、ジョシュ・フレミングが、計3.0イニングとなる5回1アウトまで、アーロン・スレガーズが7回まで2.2イニング、そしてニック・アンダーソンを8回からマウンドに上げました。前日にホセ・アルバラードの目処が立ったので、この日は投げきってもらおうという判断だったようです。

レイズ、PS初登板のジョシュ・フレミングを起用

 レイズの2番手、ジョシュ・フレミングは24才の左腕で、2020年8月23日にデビュー。レギュラー・シーズンは7試合、32.1イニングに登板し、うち5試合に先発。先発時はオープナーでなく、5回を目安に中盤まで投げており、5勝0敗1ホールド、ERA 2.78という素晴らしい出来でした。

 そのジョシュ・フレミングは3イニングで被安打3、失点2と好投。ただ、3回にイニングの先頭のジョシュ・レディックにシングル、マーティン・マルドナードに二塁打を浴び、結果、マイケル・ブラントリーに2点タイムリーシングルを打たれたのはゲームの流れ上、痛い失点にはなりました。レイズは中盤に追いかける展開にならざるを得なかったので。ただ、よい投球だったので、今後も期待が持てそうです。

アストロズは7名を使いながらもハビエルを温存

 一方、アストロズは先発のルイス・ガルシアが2.0イニングを投げてからは、細かくつなぎ、ライアン・プレスリーまで計7名。この日はGame4で好投したクリスチャン・ハビエルを温存してのリレーです。なかなか憎らしいくらいに豊富なブルペンですね。

アロザリナ、パレデスからPS6本目

 レイズのランディー・アロザリナがまたしてもHR。ALCSでは3本目、今ポストシーズンでは計6本目です。これでレイズは2−3の1点差に詰め寄ります。

 投手はエノリ・パレデス。パレデスはALCS Game3でパーフェクト投球が途絶えました。この日も1.2イニングで与四球が3と荒れ気味。ALCSではこれまでのようには行っていないです。

 パレデスのポストシーズンでのパーフェクト投球ですが、Game3で登板して一人目のヤンディー・ディアスにシングルを許したので、ALCS Game1までの4試合、4.2イニングとなります。

 レイズは8回にチョイのHRでタイ・ゲームに。

N・アンダーソンがC・コレアにサヨナラHR

  8回から登板したニック・アンダーソン。ALDSのGame5以降、3試合でいずれも1失点を喫しておりました。どうもボールが高いので本調子ではないです。

 ただ、8回はジョージ・スプリンガー、マイケル・ブラントリー、ホセ・アルトゥーベと当たっている上位打線を三者凡退に仕留め、流れをレイズに引き寄せたかに見えました。

ライアン・プレスリーの分断

 しかし、9回表、レイズは先頭のマイク・ズニーノがシングルで出塁したにもかかわらず、ランディー・アロザリナに回るターンをライアン・プレスリーに抑えられ、これで流れが分断されたのは確かですね。

 そして9回裏、1アウトからカルロス・コレアに大きなHRが出てアストロズがサヨナラ勝ち。

 ともにブルペンがギリギリのところでしのぎ合う良いゲームでしたが、レイズはあと1本が出ませんでした。

 これでレイズの3勝2敗。Game6でアストロズが逆王手をかけるとレイズはちょっと厳しくなりますね。

 Game6はブレイク・スネルとフランバー・バルデスの投げあい。レイズはここで決めたいところです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】好調ハンター・グリーンが鼠径部を傷めて3回で途中降板へ
【MLB2025】マリナーズがレンジャーズからOFのレオディー・タベラスをウェーバーで獲得
【MLB2025】メッツ、ジェシー・ウィンカーとA.J.ミンターが離脱へ
【MLB2025】大谷が第9号HR!F・フリーマンが通算350号!しかし、LADはテオスカー・ヘルナンデスがILの見込み
【MLB2025】今永が左ハムストリングスを痛めて降板!カブスは今永降板後に失点して敗戦。(追記あり)
【MLB2025】ジェイコブ・デグロム、MLB最速でキャリア1,700奪三振を達成!ダルビッシュ、R・ジョンソンを抜く!(追記あり)
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー初勝利!大谷も第8号援護HR!
【MLB2025】レッドソックス、トリストン・カサスのシーズン・エンドで1Bをどうする?
【MLB2025】3月/4月のPOM(Player of the Month) が決定!山本由伸がNL最優秀投手賞に
【MLB2025】タイガースが前田健太投手をDFAに
【MLB2025】ロッキーズが勝利!チェイス・ドーランダーがクリス・セールとの投げ合いに勝利!
【MLB2025】大谷、ウィメンズナイトでリードオフHR!S・アルカンタラから強烈な一発!
【MLB2025】菅野、初のスコアレス登板の相手はヤンキース!セドリック・マリンズも好捕で援護
【MLB2025】このギャップ!緊迫した展開の幕切れはまさかのリトルリーグ・エラー(TEX@SFG)
【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり
【MLB2025】コリン・レイ(カブス)、先発転向3試合でERA 1.35! J・スティール離脱の穴を埋める
【MLB2025】ポール・スキーンズ、山本との投げ合いを制す!ドジャースは打線が沈黙して3連敗
【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
【MLB Injury 2025】クリス・ブライアントがILへ。復活の道は遠し。ロッキーズの経営にも大きく影響
【MLB2025】パドレス、3試合連続でロッキーズをシャットアウト!圧巻の成績で高品質ゲームを連発中
タイトルとURLをコピーしました