ブルージェイズは良い面・悪い面の双方が出てしまう
現地2025年10月7日、ブルージェイズ@ヤンキースのALDS Gm3はここまでブルージェイズが圧勝という形で2連勝し、ALCSへ王手をかけてヤンキー・スタジアムに乗り込みました。
一旦はブルージェイズが勢いそのまま、打線が牽引して6-1と5点をリードしたのですが、そのリードを守りきれず、最後は沈黙して逆転を許し、2勝1敗でヤンキースが一矢報いました。
ゲレロ・Jr.が激走!
ゲレロ・Jr.がこんなに走れるとは!と驚かされました。
若い頃から体重が増え、将来、膝に影響が出ないか心配されたゲレロ・Jr.は2024年のシーズン前に大幅に減量。シーズン199安打、打率.323、30 HRで手応えを掴んだゲレロ・Jr.は今季はよりマッスルになってシーズンIN。レギュラー・シーズンでは2024年よりは落ちて、177安打、打率 .292、HR 23だったものの、肝心なところでの豪打が光り、むしろ今季は数字以上の貢献度を見せました。
そのヴラディーミル・ゲレロ・Jr.は1回表にヤンキース先発のカルロス・ロドンからいきなり2ランHRを放ち、これまでのブルージェイズの勢いを体現。またも圧勝するのか?というゲームの立ち上がりでした。
さらにゲレロ・Jr.は、3回表には故意四球で出塁すると、チャンスを拡大したブルージェイズはドールトン・バーショウのシングルで1点を追加し、ゲレロ・Jr.も2塁に進塁。この後、1アウト1、2塁でアーニー・クレメントがLFのコディー・ベリンジャーの前にライナーを放つと、これをコディー・ベリンジャーがファンブル。よく追いつき、グラブにも当てたのですがヒットとなりました。
2塁ランナーのゲレロ・Jr.は打球を見届けて3塁へ進塁。そしてヤンキースの連携がもたつく間に本塁へ激走。ゲレロ・Jr.のプレーで見たことないくらいの快走と非常にきれいなヘッドスライディングを見せ、クロスプレーでホームに生還。ブルージェイズが4-1とリードを拡大。このプレーは素晴らしかったです。
さらにブルージェイズはアンソニー・サンタンデアのシングルで2点を追加し、3回表を終えて6-1とリードを5点差に拡げます。
S・ビーバー、本調子にあらず
さて、ブルージェイズ先発の2020年サイ・ヤング賞のシェーン・ビーバーですが、この日は悪かったです。自慢のコマンドがまるでだめでアーロン・ジャッジのタイムリー・ダブルなどで3回までに3失点し、味方のリードを縮められる投球。
切り札、L・バーランドでも止められず
概して投手が弱いブルージェイズですが、それでもセットアップにルイス・バーランドがいたのでここまで来ているのですが、この日な切り札投入もうまく行きませんでした。
4回裏、2番手のメイソン・フラハーティーは先頭打者からアウトを奪い、さらにオースティン・ウェルズを3Bポップフライに仕留め、2アウトかと思いました。ところが3Bのアディソン・バーガーが風に流されたフライを落球。ピンチを迎えます。この後、トレント・グリシャムに四球を出したところで、メイソン・フラハーティーが降板。
ここでブルージェイズ・ベンチは切り札のルイス・バーランドを早くも投入。この継投の判断は良いと思いました。
しかし、アーロン・ジャッジにインコースの99.7mphの4シームを見事に裁かれ、打球はLFポールを直撃する3ランHRに。ブルージェイズは切り札で同点に追いつかれたのでした。
バーランドは5回裏にはジャズ・チザムに勝ち越しソロHRを許して降板。
ブルージェイズはこの後、さらに2点を失い、8失点。
最後はヤンキースのブルペンに沈黙し、この日は6-9で大逆転負けを許しました。
ブルージェイズは打撃はもうMLBトップというくらい打っているのですが、投手力は特に試合中盤に弱点があります。この日はそれを補おうと切り札を投入したのですが、それが裏目に。
Gm4でヤンキースが盛り返し、2勝2敗とするのか?ちゅうもくですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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