スポンサーリンク

【MLB Pre-2022】ナショナルズのプロスペクト、ケイド・カヴァーリのデビューが楽しみ

テクニカルな豪腕

 MLB Pipelineが毎年1月終盤にそのシーズンのトップ・プロスペクト100を発表します。こちらは2021シーズン前の”Pre-2021”のランク。

 ”Pre-2022″はおそらく、オリオールズのアドリー・ラッチマン、ロイヤルズのボビー・ウィット・Jr がNO.1-2に入るかと思われます。楽しみですね。

プロスペクトランクの発表とロックアウトの解除

 今年は現地2022年1月2日時点でまだロックアウト中。これが早ければ1月後半に解除となり、様々なディールが一斉に成立すると思われ、そうなるとトップ・プロスペクト達の注目が薄れてしまいます。もっとも、ロックアウトがスプリング・トレーニング辺りまで延期すればそうはなりませんし、もう少し長くなる可能性さえあります。

 レンジャーズがスプリング・トレーニングのGameのチケットをそうそうにパッケージで販売したという一報もあり、筆者はスプリング・トレーニングまでには終わるとは思っていますが、どうなるでしょうか?一部、未解決でも早めに切り上げないと長引けば長引くほどBaseballの危機になるのは違いないでしょう。

 よって、筆者が注目しておきたいプロスペクトを何名か取り上げさせてもらいたいと思います。今回はナショナルズのケイド・カヴァーリです。

ケイド・カヴァーリとは?

 ケイド・カヴァーリ(Cade Cavalli)は、1998年8月14日生まれの23才。

Cade Cavalli Amateur, College & Minor Leagues Statistics | Baseball-Reference.com
Cade Cavalli Amateur, College & Minor Leagues Statistics including bat...

 高卒時の2017年にブレーブスから29巡目指名を受けたものの、拒否。オクラホマ大学に進学。2020年にナショナルズから1巡目指名(全体22位)を受け、プロ入り。サイニング・ボーナスは$3.027M。

 Pre-2021年のMLB.comのトップ・プロスペクト・ランク100では99位にランクイン。

 2021年はクラスAアドバンスト、ダブルA、トリプルAと経験。もうデビュー寸前というところまで行きました。

 それもそのはずです。完成度が非常に高い投手です。

奪三振率が高い

 身長は6-4で193cmで体型はガッチリしています。この大きな体で、腕のスイングは高い角度から出てきます。非常に打ちにくい投手です。

 ダブルAでは11試合で11先発。58.0 イニングを投げ、3勝3敗、ERAは2.79。BBは35、SOは80。BB9は5.4、SO9は12.4をマーク。

トリプルAでは6試合で6スタート。24.2イニングを投げ、1勝5敗、ERAは7.30。BBは13、SOは24。BB9は4.7、SO9は8.8。トリプルAでは結果が出ませんでしたが、その高い能力は2022シーズンのメジャー・デビューは間違いないと言われています。

ファストボールが重そう

 コントロールの精度はまだ改善の余地がありそうです、魅力は角度のあるファストボール。97-99mphはもうマイナーレベルで出しています。

変化球も良い

 カーブが82-85mph、80mph後半のスライダー、カット、それより少し下のレンジでチェンジアップも。

 カーブがカウント球でもあると同時にファストボールをより速く、強く見せるのに役立っています。

 2022年のデビューは間違いないケイド・カヴァーリ。大いに期待したい投手ですし、ぜひ注目してらいたいと思います。

 腕のスイングも大きく、肘に負担をかけていないところがまた魅力でもあります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
タイトルとURLをコピーしました