ヨーロッパ初開催は空前の打撃戦
現地2019年6月29日、ヨーロッパでの初開催となるMLBロンドンシリーズ2019のGame1が行われ、壮絶な打席戦の末、ヤンキースがレッドソックスを下しました。
まさかの展開でしたね。
壮絶な打ち合いとなったGame1は双方合わせて37安打、30得点と史上稀に見る乱打戦となりました。
「ヒット+HR」=お客さん喜ぶ
ライバル同士の対戦で、しかも調子の上がっている田中投手−リック・ポーセロの顔合わせだったので、希望がかなり混ざった予想だったとは言え、「緊迫した投手戦になる!」と想像していました。もう、せっかくのヒッター・フレンドリーのスタジアムも虚しくなるくらいの緊迫感をロンドンっ子にと思っていたのですが、大外れでした。
田中、ポーセロの両先発が1回持たず
なんと両先発は1回持ちませんでした。
- リック・ポーセロ: IP 0.1 / Hits 5/ ER6 / BB 1/ SO 0/ HR 1
- 田中投手:IP 0.2 /Hits 4 / ER 6/ SO 0/BB 2/ HR 1
初ヒットはD.J. ルメイユ
記念すべきヨーロッパ初ヒットは先攻ヤンキースのリードオフのD.J. ルメイユ(実況も「ルメイヒュー」と言っているのでもうそろそろ「ルメイヒュー」に変えます)のライト前ヒット。
初HRはアーロン・ヒックス
また記念すべきヨーロッパ初HRも初回に出ました。7番CFのアーロン・ヒックスの2ランHRでした。
一方的な展開になれば野球人気が廃れてしまう!と思ったのですが、レッドソックスも2者連続シングル、2者連続四球から始まって、マイケル・チャビスの3ランHRなどで6点を奪う猛攻。
初回でリセットしました。
ナックルも通用せず
こんなクレージーなゲームは、球筋がクレージーなナックルで抑えるしかないだろうと思っていたところ、レッドソックスのマウンドには6月26日にPedsのサスペンションから復帰したしたばかりのスティーブン・ライトが3番手としてマウンドに上がりました。かなり期待したのですが、3回表に被安打5、失点2とナックルも効果なしでした。
シャワリンは8失点
6月7日のデビュー戦で1失点を喫してから5試合連続で無失点と安定していたルーキーのマイク・シャワリンでしたが、6月22日に3失点、そしてこの日は4回から登板し、1.1イニングで被安打6、失点8と大崩れ。
5回を終了して17−6という大差でヤンキースがリードしました。
レッドソックスも反撃
一方的な展開で中盤に入りましたが、レッドソックスも反撃。
6回にジャッキー・ブラッドリー・JrのソロHRで1点を返し、17-7。
7回には2アウトからマイケル・チャビスのこの日2本めのHRが3ランとなり、10-17。
その他マルコ・ヘルナンデスとJ.D.マルチネスのタイムリーなどでさらに3点を追加。この回計6点を奪い、13-17に。
ヤンキースは4回2アウトから登板したネスター・コルテス・ジュニアが5失点、トミー・ケインリーが1アウトを取れず、2失点・自責点2、アダム・オッタビーノも2塁打を打たれたりと中盤にバタバタしました。
しかし、レッドソックスの反撃もここで終了。ヤンキースが17−13で記念すべきヨーロッパ開催の第1戦を制しました。
すごい試合でした。
ルメイユ、6−4、5RBI
このゲームでもっとも目立った活躍ををしたのはヤンキースのリードオフを務めたD.J. ルメイユ。
シングル(1回)→三振(1回)→シングル(3回)→シングル(5回)→ダブル→Pライナー(8回)。
ヤンキースのHRは、アーロン・ヒックス、ブレット・ガードナー、アーロン・ジャッジの計3本。
レッドソックスのHRはマイケル・チャビスが2本、ジャッキー・ブラッドリー・Jr.が1本の計3本。
ヤンキースのルーク・ボイトは2塁打を3本放っています。レッドソックスのラファエル・デバースは2本。
なお、レッドソックスではJBJが5−4-1RBIと活躍しました。
Game2はヤンキースがスティーブン・タープリー、レッドソックスがエドゥアルド・ロドリゲスの左腕対決になります。
どうなるのでしょうか?
しかし、どうしてこんなに得点が入ったのでしょうか????
なおスタンドはサッカーの歓声のようでもありましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント