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【MLB2022】大谷選手、10勝達成!打っては25号HR!ついに1918年のルース以来の偉業達成へ

104年ぶりの2桁勝利、二桁HR

 現地2022年8月9日、コロシアムで行われたアスレチックス戦で大谷選手が今季19度目の先発マウンドに上がりました。6月9日からスムーズに6戦6勝で9勝目をマークして以降、打線の援護も思わしくなくなり、3連敗。

 アメリカの象徴であるベーブ・ルースの104年ぶりの偉業を簡単に成し遂げさせないような難産が続いていました。これは本気で阻止され続けるのではないだろうか?と心配にもなりましたが、ピッチャー・フレンドリーな球場で、しかも打線も機能しつつある中、ついにシーズン10勝、10HRの偉業達成となりました。なお、盗塁も現時点で11をマークしていますから、10-10-10ですね。

 おめでとうございます!

投手としてのルース

 以下、リンク記事を抜粋します。

 ちなみに、ベーブ・ルースは投手として通算488奪三振をマークしています。

 ベーブ・ルースの投手としての成績は1914年から1921年、1930年、1933年と計10シーズンあるのですが、本格的に稼働していたのは、1914年から1919年までの6シーズン。1920年、1921年、1930年、1931年の4シーズンは、それぞれ1試合(4イニング)、2試合(9イニング)、1試合(9イニング)、1試合(9イニング)のみの登板です。

 1915年から1918年までの4シーズンがとりわけ強烈で、それぞれ18勝、23勝、24勝、13勝をマーク。1916年は40スタートで323.2イニングでERAが1.75、1917年は38スタートで326.1イニング、そして35完投、6シャットアウト1918年は20試合登板、19先発で13勝。1919年は17試合、15先発で9勝

 ちなみに1916年は被本塁打0。通算成績においてもHR9は0.1というとんでもない数字をだしております。ヒーローたるゆえんですね。

 上述の通り、1920年、1921年、1930年、1931年の4シーズンは登板はあるものの、実質的には打者専任というふうに捉えていいかと思います。 

(抜粋は以上)

【YOUTUBE】Angels vs. A’s Game Highlights (8/9/22) | MLB Highlights

カムバッカーが襲うもやる気満々

 この日、大谷選手は2番P-DHで出場。初回のマウンドは1打席目が終了してからという相変わらずの高校球児のような体制でマウンドに上がりました。

 立ち上がりは抑え気味にスタート。エンゼルス打線は3回表にスティーブン・ダガーのトリプルとデービッド・フレッチャーのタイムリー・シングルで先制し、援護。追加点も欲しかったですが、当の大谷選手も1Bゴロで凡退するなど、1点のみに終わりました。

 その直後の3回裏、2つの四球でピンチを迎えましたが、この日抜群に切れていたスライダーをうまく使い、ピンチを脱出。ランナーは出すも要所は締めるという投球が続きました。この3回裏の3アウト目ですが、ラモン・ロレアーノのカムバッカーが大谷選手の左足を直撃。打球をうまく処理してアウトにしてチェンジとなったものの、大谷選手にしては珍しく苦痛で顔を曇らせました。

 これは相当痛かったようです。これを見たときに、「またも10勝はお預けか!」と思いましたが、大谷選手は4回裏のマウンドにも上がり、投球を続行。

 先制点を上げているし、ここでいい空気を分断してはならないと思ったのかもしれません。とにかく10勝目がどうのというよりは、ひたむきにチームの勝利を優先しているのが感じ取れました。

ウォードが3ランHRで援護

 大谷選手のひたむきさが味方打線に火をつけたのか、5回表、エンゼルスは先頭の大谷選手がシングルを放ち、自らチャンスメイクしノーアウトから出塁。レンヒーフォは3Bエラーで出塁し、ランナーが二人溜まった後、テイラー・ウォードがインコースの難しいボールをLFスタンドへ運び、3ランHRに。

 エンゼルスはようやく大谷選手が登板中に追加点をプレゼントすることが出来ました。

 大谷選手は6回のマウンドで降板。6回、91球、被安打4、BB3、スコアレス、奪三振5という内容でした。

自ら援護の25号HR

 7回表、先頭の大谷選手は左腕のサム・セルマンのスライダーを強振。これがRFスタンドにライナーで入るソロHRに。自らを援護する5点目を叩き出しました。登板日にHRを放ちましたね。このHRでMLB通算118号とし、イチロー選手のメジャーHR数の117を超えました。大谷選手は5シーズンでの達成です。なお、現時点のHR数を162試合平均で表すと、シーズン37HR!

 7回裏、マウンドに上がる気が満々の大谷選手でしたが、ネヴィン監督が制しました。7回から8回途中まではジミー・ハーゲットが被安打1、BB1のみのスコアレスでリレー。8回2アウトからはホセ・キハーダが登板。9回裏にチャド・ピンダーに大きなHRを打たれましたが、逆転されることなく1失点。

 大谷選手についに10勝目がつきました。

 エンゼルスは相変わらずマイク・トラウトが欠場していますが、戦いぶりに明るい兆しが見えてきました。デービッド・フレッチャーの復帰、ルイス・レンヒーフォの活躍、そして投手ではトゥーキー・トゥーサンがブルペンにいることでかなり戦いやすくなりました。

 ポストシーズンには確率的にいけませんが、最後まで良いゲームを披露してくれればと思います。

 残り1ヶ月半。大谷選手はこのままいけばあと6度から7度は登板機会がありますから、納得の行く内容に結果が伴えば言うことなしですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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