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【MLB2026FA】ジャイアンツがタイラー・マーリーと1年契約で合意し、ローテーションを強化!

ジャイアンツ、ローテーション候補を獲得へ

 現地2025年12月31日、サンフランシスコ・ジャイアンツがレンジャーズからFAとなっていた右腕のタイラー・マーリー(Tyler Mahle)と1年契約で合意間近です。

 ジャイアンツは2026年はかなり注目されており、テネシー大のヘッドコーチ、トニー・ヴィテロ氏(Tony Vitello)を新監督に採用。MLBでのコーチ経験がないまま、NCAAのトップコーチが直接抜擢された初の事例となりました。

 そんな斬新な人事を実施したジャイアンツがローテーション右腕を獲得したということです。

契約内容 

 ジャイアンツとタイラー・マーリーの契約は今のところ、1年契約というところしかわかっておりません。

前の契約

 タイラー・マーリーの前の契約は2023年にレンジャーズとサインした以下の内容でした。

  • 2年/$22M (2024-25)
    • 2024:$5.5M | 2025:$16.5M
    • パフォーマンス・ボーナス:
      • $0.5M / 100 IP
      • $1M / 110, 120, 130 IPs
      • $1.5M / 140 IP
    • 限定的ノートレード条項あり

 上記のようにパフォーマンス・ボーナスが設定されておりましたが、タイラー・マーリーは2024年は12.2IP、2025年は86.2 IPといずれもパフォーマンス・ボーナスによる増額はありませんでした。

タイラー・マーリーとは

 タイラー・マーリーは1994年9月29日生まれの31歳。お兄さんのグレッグ・マーリーもメジャー・リーガーで2016年に1年だけエンゼルスで24試合に登板したことがあります。お兄さんは左腕でした。

マイナーで高品質投球を連発

 タイラー・マーリーは2013年のアマチュア・ドラフトでレッズから7巡目指名を受けてプロ入り。2年後の2015年にはミッドウェストリーグのデイトン・ドラゴンズ(レッズのクラスA)で27試合に登板し、13勝8敗、ERA 2.43の成績を残し、プロスペクトとして頭角を現しました。152イニングでSO 135、BB 25の内容も光りました。

2016年にAAでNO-NO

 2016年シーズンは、クラスA+とAAに属し、合計150.2イニングで14勝6敗、ERA 3.64、SO 141を記録。クラスA+在籍時の6月13日にはノーヒット・ノーランを達成。HBP1つだけというニア・パーフェクト投球でした。

2017年にはAAでパーフェクトを達成

 2017年にはスプリング・トレーニングでNRIとしてメジャー・キャンプに招集されましたが、開幕はダブルAでのスタートでした。

 開幕4戦目の4月22日にはエンゼルスのダブルAであるモバイル・ベイベアーズを相手にわずか89球で8奪三振を奪い、見事にパーフェクト・ゲームを達成。これはレッズのダブルAでは史上初の単独でのノーヒットノーランでもあり、所属しているサザン・リーグでは1970年以来初の完全試合となりました。ちなみにお兄さんのグレッグは、そのわずか2週間前まで対戦相手のベイベアーズで投げておりました。6月にはトリプルAにも昇格。

2017年にメジャー・デビュー

 そして2017年8月27日にレッズでメジャーリーグデビューを果たしました。この日、パイレーツ戦に先発したタイラー・マーリーは5回を投げて3失点。ゲームも2対5で敗戦して敗戦投手に。

 しかし、同年9月13日のカージナルス戦で5回無失点の好投でチームも6-0のスコアで破り、メジャー初勝利を挙げました。この年、メジャーでは4試合に先発し、1勝2敗、ERA 2.70。

 その後、タイラー・マーリーは2018年、2019年と100.0イニング以上に登板。60試合の短縮シーズンの2020年にも47.2イニングに登板しました。ただ、この3年間は力みもあってか、マイナー時代は1.0から2.0の間であったBB9が3.4とやや上がりました。

2021年に180 IP 

 2021年、タイラー・マーリーは33先発というメジャーの先発では皆勤とも言っていい数字をクリアー。イニング数も180.0となり、13勝6敗、ERA 3.75という素晴らしい数字をマーク。SO9は10.5、BB9は3.2でした。

2022年にツインズへ 

 2022年、タイラー・マーリーはレッズで19試合、104.1イニングを投げて5勝7敗、ERA 440を記録。この年、レッズは前半戦のほとんどを5位で過ごして低迷していたので、トレード・デッドラインでは「売り」を選択。タイラー・マーリーはツインズにトレードとなりました。

 このときにツインズからレッズに移籍したのが、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランドとスペンサー・スティールら、現レッズの主力です。レッズとしてはいいトレードになったと言っていいでしょう。

 ツインズ移籍後は4試合のみの登板となり、2022年は23先発、120.2イニングでERAは4.40。

2022年終盤以降故障に悩まされる

 そんなタイアー・マーリーですが、2022年の終盤から怪我に見舞われることになります。

 まず2022年9月4日には右肩の炎症でそのままシーズンを離脱。

2023年5月にはトミー・ジョン手術

 2023年5月には右腕の後方インピンジメントと屈筋回内筋の緊張を発症し、60 DAYS ILへ移管。2023年は4月の5試合、25.2イニングに留まり、2勝3敗、ERA 3.16で離脱。そしてタイラー・マーリーは5月にトミー・ジョン手術を実施。ツインズはトップ・プロスペクト2人を出したトレードでしたので、非常に残念な結果となったのでした。

レンジャーズへ

 2023年オフに上述のレンジャーズとの2年契約でサイン。レンジャーズとしては怪我から復帰を見込んでのサインでしたが、2024年は8月に復帰して3試合で1勝2敗、ERA 4.97。

 そして術後初のフルシーズンとなったレンジャーズ2年目の2025年は開幕からローテーションに入り、最初の2ヶ月でERA 1.64と素晴らしいスタートと切ったのですが、6月には右肩を痛めて15 Days ILから60 Days ILへ移管。復帰は9月19日でした。2025年は16試合、86.2 IPで7勝9敗、ERA2.18、SO9は6.9、BB9は3.0でした。

特徴

 ヘルシーであれば非常に頼りになるタイラー・マーリー。レッズでの全盛期には1イニングあたり1人以上の三振を奪っていましたが、怪我が増えるにつれてその数字は低下。2025シーズンのSO率は19.1%とパッとしない結果に。

 2025年の4シームのアベレージ・ベロシティーは92mphで、レッズでの全盛期の2021年は94mphですから落ちおります。

 2026年は怪我も癒えてフルスロットルになることを祈るばかりです。

ジャイアンツのローテーション

 ジャイアンツはローガン・ウェブロビー・レイの2人が2026年の先発ローテーションの確約メンバーという状況で、12月中旬に元ブルワーズで2025年はレイズからFAとなった右腕のエイドリアン・ハウザーと2年/$22M (2026-27) + 2028 $12.5Mクラブオプション($4M バイアウト)でサイン。

 しかし、現時点でもこの3名のみが確定という状況でした。

 ほかに膝の怪我で2025年のシーズン終盤6週間を欠場したランデン・ループも先発ローテーション入りが予想されており、そして今回のタイラー・マーリーも候補となり、今のところは計5名は見込めておりますが、タイラー・マーリーもヘルシーさを発揮できるかどうかが懸念されますので、まだ獲得に動くと思われます。

 POBOのバスター・ポージーは、オフシーズンに先発ローテーションとブルペンの強化を明言しており、フランバー・バルデス、ザック・ギャレン、レンジャー・スアレスという先発投手市場のビッグネーム獲得に動くかどうか注目されます。

 ジャイアンツの現時点で贅沢上の40manロスターの予想サラリーは$197M。2026年の閾値は$244Mですから、まだ動くでしょうね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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