カブスのPCAが25 HR/25 SBを達成
現地2025年7月10日、シカゴ・カブスはミネアポリスでのツインズとのGm3。このシリーズではGm1、Gm2とツインズに連敗。ドジャースとの東京開幕シリーズ(2戦)以来のスウィープの危機に瀕していましたが、そこをひっくり返したのはもはやカブスの中心打者にまで成長したPCAことピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)でした。もう大爆発!
そして後述しますが、25-25を達成しております。
PCAが4-3、2HR、3 RBI
Gm1、Gm2とツインズに2点以下に抑えられていたカブス。実はこの2戦はPCAも不発で、2試合ともに4-0でしかもBBによる出塁もなし。PCAの強みの1つである機動力も活かしきれておりませんでした。
シーズンもすでに90試合を超え、さすがに疲れも出てきてしまったか?と思われたのですが、このGm3で大爆発しました。
この日も4番CFで出場したPCAは第1打席はシングルで出塁した鈴木誠也選手を1塁に置いて、3Bポップフライ。カブスはこの日の打線が湿ってしまうのかと思われました。
しかし、2回表にダンスビー・スワンソンとニコ・ホーナーのコンビで1点を先制すると、3回表にはカイル・タッカーが1アウトから二塁打を放ってチャンスメイク。鈴木選手が倒れるも、この後のPCAがツインズ先発のクリス・パダックの93.9mphの4シームをCFに弾き返し、これが2ランHRに。カブスはこれで3-0とリード。試合を優位に進めます。PCAはこのHRで第24号。
4回表にも打席がつながったカブスはマット・ショーの犠牲フライで4得点目。
5回表には鈴木選手のシングルでチャンスを作ったカブスはPCAは四球で歩き、マイケル・ブッシュとダンスビー・スワンソンの連続タイムリーでさらに6-0と点差を拡げます。
そして7回表、イニング先頭で打席が回ってきたPCAはツインズ2番手で左腕のアンソニー・ミシービッチ(Anthony Misiewicz)から今度は右中間に一発を放ち、7-1に。PCAはこのHRでシーズン25本に到達しました。
カブスは9回表にもPCAの二塁打でチャンスが拡がり、内野ゴロの間に8点目を追加。
投げては先発のコリン・レイ(Colin Rea)がツインズ打線を7回、1失点に抑える好投を見せ、ブラッド・ケラー、ダニエル・パレンシアのリレーで8-1でツインズを下しました。
25-25の達成
6月28日のアストロズ戦ですでに25盗塁を決めていたPCAは、7月に2盗塁を追加してこのゲームの前までで、すでにSB 27をマーク。
そしてこの日、24号、25号と2本のHRを放ったので、25-25の達成と相成りました。
7月10日での25-25の達成はカブス史上最速の達成。
また、サラ・ラングスさんによれば、PCAはMLB史上4番目に早く25-25を達成した選手となりました(92試合)。
Fewest games played to 25+ homers & 25+ SB in a season:
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) July 10, 2025
1989 Eric Davis: 69
2002 Alfonso Soriano: 91
1973 Bobby Bonds: 91
2025 Pete Crow-Armstrong: 92 https://t.co/zj1uV1cjgY
PCAはまた、クリス・ブライアントが持つ23歳以下の選手の1シーズンHR記録にあと1本と迫っています。クリス・ブライアントは2015年にNL ROY(新人王)を受賞。この時のHR数は26本。
NYY戦そしてASGへ
ツインズに一矢報いたカブスは、次はいよいよオールスター前最後のシリーズであるブロンクスでのヤンキース戦です。
PCAは試合後、次のヤンキース戦に照準を合わせており、良い気分でオールスターに出場する気満々です。
今季のPCAは現地2025年7月10日終了時点で、.271/.309/.560、OPS .869、HR 25、RBI 70、RUN 67。
ヤンキース戦でのPCAも注目ですね。最終的には50-50も達成しそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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