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【MLB2024FA】GG賞4度受賞のケビン・キアマイアーがブルージェイズに復帰!1年/10.5Mドル保証で合意へ

またトロントに名手が復帰

 2024年もブルージェイズのCFは鉄壁ということになりそうです!現地2023年12月26日、FAとなっていたゴールドグラブ賞4度、プラチナグラブ賞1度受賞のケビン・キアマイアー(Kevin Kiermaier)がトロント・ブルージェイズに復帰することになりました!

 現時点ではフィジカルチェックの結果待ちで、まもなくブルージェイズから正式にアナウンスがされる見込みです。

契約内容

 ブルージェイズとケビン・キアマイアーの大筋の合意内容は以下の通りです。

  • 1年/$10.5M (2024)
    • パフォーマンス・ボーナスあり

 ケビン・キアマイアーの前の契約はブルージェイズとの1 年/$9M (2023)+ロスター・ボーナス。今回は単価が少しばかりアップしたという内容になりました。

 ケビン・キアマイアーは2017年3月にレイズと6年/$53.5M (2017-22)で契約延長。これには2023年に$13Mのクラブ・オプションがついていて、バイアウトは$2.5M。単価が高騰すれば良い選手でも放出する傾向にあるレイズは、チームの顔的な存在であったキアマイアーでさえも例外ではありませんでした。レイズは2023年のクラブオプションを辞退。キアマイアーはFAとなり、2023年はブルージェイズと1年契約でサインしたというのが、今回の契約に至る大きな流れです。

3B、2Bがが抜けたトロント

 キアマイアーの契約に案外関係があるのがブルージェイズの内野のFA。3Bのマット・チャップマン、2Bのウィット・メリフィールドがそれぞれFA。ともに復帰する可能性はあるのですが、ここをどうカバーするかでOFの補強にも影響してきます。

 つまり、予算をどれだけOFに注ぎ込めるか?というのが内野の補強次第ということでもあります。2B、3Bにはキャバン・ビジオとサンティアーゴ・エスピナルがそれぞれアサインされるものの、怪我人を考えたときにもう1人は補強したいところ。

 1Bにはブラディミール・ゲレーロ・Jr.がいますが、彼をDHで起用する機会を増やすカードがOFのFAで注目されているコディー・ベリンジャーです。

ベリンジャーは諦めた?

 フアン・ソト、大谷選手と強烈なバットの獲得競争に参戦していずれも敗れたブルージェイズ。山本投手にも参戦していましたね。投手は一旦、置いておくとして、バットというところでかなりマッチしていたのが、カブスからFAのコディー・ベリンジャーです。

 ブルージェイズはベリンジャー獲得に非常に熱心であると言われていましたが、今回、CFにはケビン・キアマイアーと再契約するに至りました。

 ということはベリンジャーはもうないのか?と言えばそうでもありません。ベリンジャーは1Bも守ることが出来るため、もし獲得出来ればゲレロ・Jr.をDHとして出場させる機会も増えます。ベリンジャー獲得はかなり良いプランになるはずです。

バーショはトレードか?

 キアマイアーが入ったことで、CFはまず彼に決定。さらにRFには2023シーズン同様にジョージ・スプリンガーで、ここも確定です。問題はLF。大きな期待をもってDバックスからトレードで獲得したドールトン・バーショが2023年はあまり機能せず、158試合に出場し、.220/.285/.389、20 HR、61 RBI、135 SO。HRとRBIはそれなりの数字を残しましたが、いかんせん打率の低さがブルージェイズの攻撃力を弱めました。

 シーズン後半にはデービス・シュナイダーがデビューし、35試合で8HRを放ち、打線を活気づけました。

 LFにはこのような若いシュナイダーもいるのですが、ベリンジャーが入ればかなり層は厚くなり、ベンチもオプションが増えます。バーショはひょっとしたらトレードされるかもわかりません。

 そして交換要員で出した捕手のガブリエル・モレーノはポストシーズンで大活躍でしたね。

ケビン・キアマイアーとは

 さて、話をキアマイアーに戻します。

 ケビン・キアマイアーは1990年4月22日生まれで開幕してすぐに34歳になります。市場であまり高騰しなかったのはこの年齢の要素が大きそうです。

 もともとは2010年のレイズの31巡目指名。意外にもかなり遅い指名順でした。高卒時ではなくカレッジでの指名でドラフト時は20才。ドラフト翌年の2011年はクラスA。2012年には4試合だけですが、クラスA+から一気にトリプルAに昇格。メジャー・デビューは1試合だけでしたが、2013年に経験。この辺はダイナミズムのあるレイズで、よければどんどん上に上がります。

 翌2014年には108試合に出場。ここからはご存知のキアマイアーの活躍となります。

 2015年にはCFと言えばというくらいにその守備力は知れ渡り、1度目のゴールドグラブ賞を受賞。さらにこの年はGG賞の中のNO.1であるプラチナ・グラブ賞も受賞。ゴールドグラブ賞は、翌2016年、2019年、2023年と計4度受賞しています。

 レイズに在籍していた9シーズンで.248/.308/.408をマーク。世代を代表するディフェンダーでありながら、これだけの数字を残せば御の字です。

2023年のキアマイアー

 レイズ以外での最初の年となった2023年、キアマイアーは129試合に出場。98安打を放ち、打率.265、OBP .322、SLG .419、HR 8、RBI 36、Run 58をマーク。BB 29でこのOBPですから、BBが増えればもっと数字はよくなりそうです。

 2023年はRHPに対して AVG .260、LHPに対してはAVG .281をマーク。左右で極端な開きはありませんでした。 

 ブルージェイズはゲレロ・Jr.、ビシェット、ジョージ・スプリンガーをはじめ、右打者が多い打線。その意味でも左打席のキアマイアーはチームにフィットしています。

 とは言え、正直なところを言えば、ベリンジャー一本かと思ったので、このディール成立には結構驚いています。

 キアマイアーの加入後の2024年のブルージェイズのペイロールは$227Mと見られており,基準値の$237Mまであと$10M弱のスペースがあります。場合によってはもっと多いかもしれません。

 クローザーのジョーダン・ロマーノが後半、調子を崩したのが気になります。ブルペンの重要ポジションもなんとかしたいところですね。ネイト・ピアソンが目覚めますでしょうか!!??

 お読みいただき、ありがとうございました。

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