スポンサーリンク

【MLB2023】千賀投手、ホーム・デビュー戦で大歓迎を受け、期待通りの2勝目!

NYも大々的に「お化けフォーク」をフィーチャー

 現地2023年4月8日、ニューヨーク・メッツは前日の7日からホーム・オープナーです。3月の東海岸の上の方の都市はやはり寒いので、この時期でのホーム開催は良いスケジュールだと思います。

 この日はローカル時間で午後4時11分のプレーボールで、華氏52度、摂氏11.11度というコンディションの中の開催でした。

 千賀投手の初登板ということで、メッツは今季から新調した超特大ビジョンで、三振のたびに「おばけフォーク」をフィーチャーした動画を流す力の入れようです。日本の投手ということで、SEGAのロゴを模した背景もなかなか凝っていますね。

またもマイアミ戦

 変わったスケジュールで、メッツは2023年の開幕シリーズをマイアミ・マーリンズと4試合こなし、このうちGame4で千賀投手が登板し、見事にMLBデビュー戦で初勝利を上げました。

 マイアミとのそのシリーズを3勝1敗で勝ち越したメッツでしたが、つづく3日から始まったミルウォーキーでのブルワーズ戦では、2試合連続シャットアウト負けを含む3連敗でスイープされてしまいました。 

 さあ、再び立て直すぞ!という時にまたマイアミとのシリーズです。さすが、MLBですね。全体のバランスを考えた時にこのような偏りはたまに見られます。なお、マイアミとの対戦は、この3連戦をこなした後は9月18日までありません。9月18日から20日まではマイアミでの3連戦、9月26日から28日まではニューヨークでの3連戦です。今季は計13試合です。同地区の試合数はだいたいこれくらいの設定。

千賀投手、安定の投球で2勝目 

 とにかく千賀投手の投球は安定していました。この日の最速ですが、1回表にジャズ・チザム・Jr.を三振に打ち取った時と、2回表にニック・フォルテスの初球に記録した98.3mph。かわいいキャラクターもついているので、お化けフォークがフォーカスされがちですが、4シームが威力抜群です。

ルイス・アラエズはさすがの打撃

 前回登板の時にも初回先頭打者として打席に立った2022年のAL バッティング・チャンプのルイス・アラエズにお化けフォークをうまく対応され、第3打席にはカットボールに対応され2安打されました。

 この日はルイス・アラエズは、3番に入っていたのですが、やはり第1打席にカットボールを対応され、安打を許しています。ルイス・アラエズからは被安打1です。

 同地区ということで後は9月に対戦を残すのみですが、なかなか良い体験をしたのではないかと思います。

ジャズ・チザムにHRを許す

 この日の失点は、6回表。先頭のジャズ・チザム・Jr.に3球目の 81.1mphのスウィーパーが甘く入ったところをRFスタンドに運ばれ1失点。

 このイニングでルイス・アラエズにも打席が回ったのですが、際どいコースを攻めて四球となっています。さらに、ジーン・セグラにも四球を与え、2アウト1、3塁のピンチを迎えていましたが、アビサイル・ガルシアを3Bゴロに仕留め、このイニングは1失点で切り抜けました。崩れなかったところがさすがですね。

 千賀投手は、6回で降板。90球を投げ、被安打3、失点1、自責点1、BB 3、SO 6、HR 1という成績でした。

アロンゾ、エスコバーにHR

 マーリンズ先発は左のトレバー・ロジャース。非常に良いピッチャーですね。千賀投手とは2度めの顔合わせとなります。

 そのテイラー・ロジャースは初回にバタつき、デッドボール、四球、シングルで満塁のピンチを招き、ジェフ・マクニールを四球を出し、押し出しで先制点を許します。

 その後、立ち直ったトレバー・ロジャースでしたが、5回裏に2アウトからフランシスコ・リンドーアに3B前のシングルを許し、つづくピート・アロンゾに左中間スタンドに運ばれる2ランHRを許し、このイニング2失点。トレバー・ロジャースはこのイニングで降板。

 4.2イニングで被安打4、失点3、自責点3、BB 2、HBP 1、SO5、HR1という成績。コントロールが落ち着かなかったのが痛かったです。

 メッツ打線ですが、3-0とリードした後、千賀投手がチザムにHRを許し、6回表を終わって3-1。まだまだ流れはどちらに転んでもおかしくない状況だったのですが、6回裏、2022年のNLバッティング・タイトルを取ったジェフ・マクニールがブライアン・デラクルーズから二塁打を放ち、チャンスメイク。1アウト後、エドゥアルド・エスコバーが真ん中低めの4シームを左中間に運び、2ランHRで追加点。失点後の追加点でしたので、これは効きました。

 5-1とリードを拡げたメッツは、7回表に登板した2番手のドリュー・スミスがルイス・アラエズにタイムリーを許し、1失点を喫したものの、8回にはジョン・カーティスが、そして9回裏にはエドウィン・ディアスの代わりに守護神となったデービッド・ロバートソンがそれぞれ完璧な投球を披露し、追加点を許さず。

 5-2のスコアでマーリンズに勝利しました。

MLB Gameday: Marlins 2, Mets 5 Final Score (04/08/2023)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 これで千賀投手は、2戦2勝と最高のスタートを切っております。メッツはこれで今季4勝4敗のタイに戻しています。

 しかし、シティ・フィールドの雰囲気はとても良かったですね。

かつてのシェイ・スタジアムのスコアボード

 なお、今季のシティ・フィールドの超特大ビジョンですが、これはかつてシェイ・スタジアムで使っていたドデカ・スコアボードをトリビュートしております。

 これは1967頃の写真で、このスコアボード自体は少なくとも1964年には設置されておりました。

 シェイ・スタジアムは外野スタンドを設けていなかったのですが、RFのいっぱいに展開するこの大きさ。もう少し引きで見るとこのような具合です。

 1960年代後半に電光掲示していたという当時では最先端。その導入初期なので、ドデカフォントでもありますし、これだけ全体が大きいのに、メンバーは名前ではなく背番号とボジションだけの表示となっています。技術の進歩が垣間見えるシーンでもあります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】千賀投手がシーズン・デビュー戦で初勝利も、ふくらはぎを傷めて途中降板
【MLBトレードDL2024】レッドソックス、ジェームス・パクストンをトレードで獲得
【MLBトレードDL2024】マリナーズ、レイズからランディー・アロウザリナを獲得
【MLBトレードDL2024】Dバックスがブルペン補強に動く!マイアミからA.J. パックを獲得!
【MLB2024】レッドソックス、アレックス・コーラと3年の契約延長!
【MLB2024】ドジャース、SSの緊急補強でニック・アーメッドとメジャー契約でサイン
【MLBトレード2024噂】打撃不振が続くマリナーズ、オリオールズのライアン・マウントキャッスルに手を出すか?!
【MLB2024】ドジャース、ジェームス・パクストンをDFA!25才の右腕を招集
【MLB2024】ブレーブス、今度はオジー・アルビーズが長期離脱!マックス・フリードもILへ
【MLB2024】勝率5割超え、NLウエスト2位で上昇気流に乗ったDバックスはトレードDLでバイヤーへ
【MLB2024】レッドソックス、終盤に大失速し、逆転負け!またもピベッタの好投を活かせず
【MLB2024】ジェイコブ・ウィルソン、守備と打撃で華麗にMLBデビューを果たすも、故障で途中交代
【MLB2024】「マイナーで打ちまくり!」A’sのNO.1プロスペクト、ジェイコブ・ウィルソンがメジャー・デビューへ
【MLB2024】大苦戦のホワイトソックス、来季を見据え、ワールドシリーズ捕手のマーティン・マルドナードをDFAに
【MLBオールスター2024】大谷が先制3ランHRを放つも、MVPは決勝2ランのジャレン・デュランが受賞
【MLB移籍2024】ロイヤルズ、ハンター・ハービー獲得でリリーバーのERA改善を狙う!
【MLBオールスター】2024HRダービーを制したのはテオスカー・ヘルナンデス
【MLBドラフト2024】左右両投げでともに95mph以上!ジュランジェロ・セインチェ(Jurrangelo Cijntje)はマリナーズがピック!
【MLBドラフト2024】ガーディアンズ・ピックの全体1位はオージー生まれのトラビス・バザーナ!2Bでは史上初
【MLBオールスター】2024フューチャーズ・ゲームはレッズのキャム・コリアーがMVP
【MLB2024】フューチャーズ・ゲームのプレ・イベント、「スキル・ショーケース」が初めて開催される
【MLB2024】フィリーズがウィット・メリフィールドをリリース!目的はA’sのあの人?(追記あり)
【MLB2024】O’sのブランドン・ハイド監督がキャースタッドへの頭部死球に激昂!ベンチ・クリアー案件に
【MLB2024】ブルージェイズ、ケビン・キアマイアーをウェーバーにかける
【MLB2024】今永がまた輝く!オリオールズを相手に6回スコアレスで8勝目!ERAは再び2点台に
【MLB2024】メッツ、フィル・メイトンをレイズからトレードで獲得
【MLB2024】注目カードのドジャース@フィリーズ戦Gm1は、フィリーズが圧勝!マーシャン、ターナーが併せて6安打!
【MLBトレードDL噂2024】マイアミ、クローザーのタナー・スコットに加え、ジャズ・チザム・Jr.も放出の可能性大
【MLB2024】オールスターのピッチャーとリザーブが明らかに!今永、ポール・スキーンズ、ジャレン・デュランらが選出
【MLB2024】ラファエル・デバースが27才でキャリア通算1000安打を達成!得意のゲリット・コールからHRも(追記)
タイトルとURLをコピーしました