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【MLB2023】クリス・セール、復帰戦で5回2アウトまでパーフェクト投球!

クリス・セール、6月1日以来の復帰

 レッドソックスのエース、クリス・セールが復帰しました。現地2023年8月11日、フェンウェイパークで行われたタイガース戦にクリス・セールが6月1日のレッズ戦以来のマウンドに上がりました。

 この復帰登板ですが、非常に内容が良かったです!

セールの故障続の履歴

 34才のクリス・セールは、2019年から怪我の連続で、まず前腕部の痛みを発症し、2020年3月19日にトミージョン手術を実施。

 その後は肋骨、カムバッカーによる骨折、自転車から落下・・・・等散々な状況が続き、今季ようやく開幕から投げることが出来ました。

 ところが、今季はラフ・スタートで始まり、開幕5戦のERAは8.22。

 その後、4月30日から5月26日までの5ゲームでは、ERA 2.23と改善。ようやく調子が戻ってきたというときに、6月1日のレッズ戦でベロシティーがダウン。これはどこか異常があるということで検査したところ、詳細は明かされていませんが、左肩の炎症ということで、6月9日に60 Day ILに入っていました。左肩のストレス反応という診断。

マイナーで好結果

 7月に入りスローイング・セッションに入ったクリス・セールは、ブルペン・セッション、シム・ゲームなどを経て、8月1日にトリプルAでリハビリ登板を開始。トリプルAでは、1日と6日の2試合に登板日し、計6.1 IPでスコアレス、10 Kと良い内容を見せていました。

 そして11日にILから復帰。即登板となったのでした。

 なお、クリス・セールをILから復帰させるため、レッドソックスは、26才左腕のブランドン・ウォルターをトリプルAにオプションしています。

素晴らしい復帰戦!

 この日のクリス・セールは70mph後半のスライダーを多めに投じ、全盛期でもなくなったファストボールを速く見せるテクニカルな投球を見せました。まだまだボールは強く、MAXで96mphをマーク。何より、コマンドが良かったです。

 クリス・セールは5回2アウトまでタイガース打線を相手にパーフェクト投球を披露しました。

4.2 IP、勝利投手の権利目前での降板した理由は?

 クリス・セールは5回表の3人めのバッター、ケリー・カーペンターにソロHRを許し、さらにつづくハビアー・バイエスには死球。2者連続で出塁を許したところでマウンドを降りました。

 4.2 IP、被安打1、失点2、自責点2、BB 0、SO 7。なお、代わったカイル・バラクローがタイムリーを許したので、クリス・セールに2点目の自責点がつきました。

あと1人で勝利投手の権利発生というところでの降板。

 これには理由があり、レッドソックスは当初からセールを4イニングだけ登板させる予定でした。ところが、試合開始直後の4イニングをパーフェクトに抑えたセールは非常に効率的だったので、5イニング目も彼に登板させることに変更。最終的にはあと1人で勝利投手の権利発生での降板となりましたが、そもそもが予定よりも長く投げたということに。

 この試合の投球数は58球。次回は70球台まで伸ばせるだろうということです。

打線も援護

 打線も1回にタイガース先発のタリク・スクーバルから1回裏に吉田選手の内野ゴロの間に先取点を奪い、4回にはトレバー・ストーリーのシングルをきっかけに、パブロ・レイエスもシングルでつなぎ、トリストン・カサスの今季19号の3ランHRで3点を追加。

 6回裏にもコナー・ウォンのRF前シングルで5点を奪ったレッドソックスが5-2でタイガースに勝ちました。

MLB Gameday: Tigers 2, Red Sox 5 Final Score (08/11/2023)
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レッドソックスの先発投手陣

 レッドソックスの先発投手陣は、11日時点でERA 4.61でMLB 20位。レッドソックスはセールが不在の間、定期的にブルペンでローテーションの穴を塞いできました。かつてのエースが復帰して、ブライアン・ベイヨー、カッター・クロフォード、ジェームス・パクストン、クリス・セールの4人に。ローテーションに復帰しているニック・ピベッタは今後もブルペンに移る可能性があります。ブルペンの方が良い成績なので。

 あと1週間ほどは上記4人+ピベッタで回せば、8月15日に近辺にタナー・ハウクとギャレット・ウィットロックが復帰します。もう少しの辛抱です。

今後の予定と戦略

 レッドソックスは先発がゲームメイクできない状況が多い中でここまで61勝55敗。ブルージェイズが連敗したゆえに、ワイルドカード3枠目へゲーム差3.0と迫っています。上には8連勝のマリナーズがいるわけですが。

 レッドソックスは7月は15勝8敗と猛ラッシュ。しかし、8月はトロントにスウィープされるなど、先発がゲームメイク出来ずに取りこぼしが続いていました。ここに来て、勝率.500を切るロイヤルズ(済)、タイガース、ナショナルズ相手のスケジュールとなっており、ここでどれだけ勝ち越せるかが勝負です。その後は上位との力勝負。これが今季の実力ということになりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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