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【MLB移籍2024】レッドソックスがアレックス・ベルドゥーゴをヤンキースにトレード!

クレイグ・ブレスローの最初のビッグ・ディール

 現地2023年12月6日、POBO(President of Baseball Operation)、GMなど関係者が一同に会したウインター・ミーティング3日目。大きな動きがありました。レッドソックスとヤンキース間でトレードが成立しています!

 レッドソックスのRF、アレックス・ベルドゥーゴのヤンキースへのトレードが決まりました。これは新CBO(Chief Baseball Operation)に就任したクレイグ・ブレスローの初めてのビッグ・ディールとなります。

 ピッチャー出身のブレスローはまた渋いところを交換要員に指名しております。

トレード概要

 このトレードは1:3で計4名が動くディールとなりました。年齢は2024年開幕時の年齢となります。こちらは双方のクラブともにアナウンスしています。

ヤンキースGet

  • アレックス・ベルドゥーゴ(Alex Verdugo/27) RF/左投げ左打ち

 ベルドゥーゴは5月15日の誕生日で28才となります。

レッドソックスGet

  • グレッグ・ワイザート(Greg Weissert/28)RHP
  • リチャード・フィッツ(Richard Fitts/24) RHP
  • ニコラス・ジュディス(Nicholas Judice/22)RHP

ベルドゥーゴは調停ファイナルイヤー

 アレックス・ベルドゥーゴはMLSが2024年1月で5.078。2024シーズン終了後にFAとなります。したがって2024年は調停のファイナル・イヤー。ヤンキースは1年はコントロール下に置くことが出来ます。

 2023年のサラリーは2023年1月に調停を避けてサインした1 年/$6.3M (2023)。それなりに贅沢税にインパクトを与える額でもあります。

ムーキーとのトレードでBOSへ

 アレックス・ベルドゥーゴはもともとはドジャースの選手で、2014年のドジャースの2巡目指名。2020年2月にムーキー・ベッツのトレードの交換要員としてコナー・ウォン、ジーター・ダウンズとともにレッドソックスに移籍。

 ドジャースはこの時期、左打者が多数おり、プロスペクトのベルドゥーゴはトレードのターゲットになりやすい状況でもありました。

 デビューはドジャース時代の2017年。ドジャースにはビッグリーグ・レベルで3年在籍し、2019年には106試合に出場。良い左打者が多かったために使い分けが発生し、出場機会が削られる面もありました。

BOSでの成績

 レッドソックスに移籍後、2020年から2023年までの4シーズンはほぼ出場しており、493試合で1884-529。打率.281、OBP .338、SLG .424、HR 43、RBI 206、Run 280、二塁打124。

 2023年は最終的には打率が.264に落ち着きましたが、6月には.316/.377/.484をマークし、非常に頼もしい活躍を見せました。

 ただ、7月の打率は.151、9月は.178と波があったシーズンでもありました。監督のアレックス・コーラから淡白なプレーを批判されることもありました。

NYYではジャッジ+新戦力との絡みも

 アーロン・ジャッジのいるヤンキースですが、このオフは野手ではフアン・ソトの獲得に注力している最中。もしもソトが入るようなことになれば、OFはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、フアン・ソト、アレックス・ベルドゥーゴという布陣に。

 ジャッジはジャンカルロはDH専念よりも守備に就かせた方がいい結果を残すと言っていましたが、DHをどうするのか?またもや勿体ない状況になりそうです。なお、ソトが獲れななければコディー・ベリンジャーへという噂も立っております。

 デビューで大きな話題となったジャッソン・ドミンゲスはトミージョン手術でシーズン半ばまで復帰できないでしょうから、ベルドゥーゴの補強はこのジャッソン・ドミンゲスの怪我の最中まで・・・つまりベルドゥーゴは1年で資格通りFAになるかもしれません。

【BOS】グレッグ・ワイザート

 さて、レッドソックスが獲得した3人について触れておきます。さすが投手出身のブレスロー。3人とも投手でしたね。

 グレッグ・ワイザートは2024年のスプリング・トレーニングで29才になる右腕。ドラフトは2016年のヤンキースの18巡目指名。

 デビューは2022年。27才と遅いデビューとなりました。デビュー後の成績は2シーズン合計で29試合、31.1 IPで3勝0敗、ERA 4.60。BB9 3.7、SO9 9.5。

 4シームとシンカーが94mphほど、カッターが91mph、チェンジアップが85mph、スウィーバーが80mphほど。カッターとチェンジアップが良い投手で、それゆえにファストボールに磨きをかけてはおきたいところです。

【BOS】リチャード・フィッツ

  リチャード・フィッツは24才の先発投手。ドラフトは2021年のヤンキースの6巡目指名。2022年はAAに昇格。AAでは27先発で11勝5敗、ERA3.48。SO9は9.6、BB9は2.5。Baseball Americaはそのコントロールを褒めております。割りと期待値の高い投手です。

【BOS】ニコラス・ジュディス

 彼は22才の右腕で、2023年のアマチュア・ドラフトのヤンキースの8巡目指名。まだプロでは投げておりません。2023年のNCAAでの成績は21試合、3先発で3勝3敗、ERA3.74、SO9 11.2、BB9 2.5。6フィート8インチ(203cm)の長身投手です。

 投手力が課題のレッドソックスにおいて、クレイグ・ブレスローは即戦力としてワイザート、将来を見込んだプロスペクトとしてフィッツ、ジュディスを獲得。この選択がどうなるのか、見守りたいですね。

【YOUTUBE】Yankees & Red Sox Trade!! Alex Verdugo heading to New York in 4-player deal (Trade Analysis)

 ベルドゥーゴが抜けたレッドソックスはOFにジャレン・デュラン、吉田選手、ウィリャー・アブレイユと候補がおりますが、Dバックスのルルデス・グリエル・Jr.も狙っているという噂がありますね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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