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【MLB契約2020】マリナーズ、未デビューのエバン・ホワイトに6年24Mの延長!粒ぞろいのプロスペクト達

マリナーズの若手囲い込み

 シアトル・マリナーズが思い切ったことを仕掛けました。

 現地2019年11月23日、未デビューで2019年はダブルAで過ごした23才のエバン・ホワイト(Evan White)に対して、6年$24Mの延長契約を提示し合意しました。繰り返しますが、エバン・ホワイトはMLBデビューはまだです。

契約内容

 マリナーズとエバン・ホワイトが結んだ契約は、6年/$24M (2020-25)プラス 2026年から2028年はクラブオプション。サイニング・ボーナスの$3.125Mもつきます。

 クラブオプションの場合の金額は明らかとなっていませんが、3度のそれを実行した場合、支払い総額は約$55.5Mほどになるのではないかと見られています。

 未デビューのエバン・ホワイトが仮に2020年からデビューし、順調にMLS6年を満たし、2025年にFAとなったとして、そこからさらに$30Mほどの上積み額でクラブオプションを3度実行したとなれば、1度のオプションで約$8-10Mという想定ではないかと推測します。

エバン・ホワイトとは

 未デビューで長期契約をオファーされたエバン・ホワイトは、2017年アマチュアドラフト1巡目、全体順位17位でマリナーズ入りした選手。ドラフト同期はロイス・ルイスです。Baseball AmericaのPre-2019のプロスペクト・ランキングでは100位でした。

左投げ右打ち

 ちょっと変わっている点は左投げ右打ちというところ。パッと思い浮かぶ選手と言えば、投手のマディソン・バンガーナーが思い浮かぶのですが、野手では珍しいです。ポジションは1B。

マイナーでの成績

 2017年のプロ入り時はシングルAマイナス、2018年はシングルAプラスでほぼフルシーズンを過ごしました。2018年の6月8日から11日までの3日間はトリプルAに在籍はしましたが、一時だけです。秋にはAFLに出場しています。

 2019年はダブルAでフルシーズン。92試合で365打数107安打、打率 .293、OBP .350、SLG .488、HR 18、RBI 55、SB 2、BB 29、SO 92。

2019フューチャー・ゲームにも出場

 エバン・ホワイトは2019年のフューチャー・ゲームにも出場。1Bのスターターでしたが1−0に終わっていました。

1B固定に期待

 2019シーズン、マリナーズは1Bにダニエル・ボーゲルバック、オースティン・ノラをはじめとして8人の選手を起用。エバン・ホワイトが昇格することで1Bを固定したいとの狙いもあるようです。

フューチャー・マリナーズ 

 このエバン・ホワイトを含め、マリナーズのプロスペクトはかなり粒ぞろいです。2018年オフにロビンソン・カノーが絡んだメッツとのブロック・バスターで獲得したジャレッド・ケレニック、ジャスティン・ダンの二人。

 またジェームズ・パクストンとのトレードでヤンキースから獲得したユストゥス・シェフィールド。

 2019年の後半にデビューしてHRを放ったカイル・ルイス、そして2018年1巡目の右腕ローガン・ギルバート。

  • ジャレッド・ケレニック(Jarred Kelenic )CF
  • ジャスティン・ダン(Justin Dunn
  • ユストゥス・シェフィールド(Justus Sheffield)LHP
  • カイル・ルイス(Kyle Lewis 24才)OF
  • ローガン・ギルバート(Logan Gilbert) RHP 2018年1巡目

未デビューの契約延長は4人目

 今回のエバン・ホワイトの契約延長は未デビューの選手になされた4番めの事例となりました。

  1. ジョン・シングルトン(HOU)5年$10M(in 2014)
  2. スコット・キンガリー(PHI) 6年$24M(in 2018 Mar)>>記事 
  3. イーロイ・ヒメネス(CWS):6年$43M(in 2019 Mar)>>記事

 ジョン・シングルトンですが、現時点で28才。もともとは2009年にフィリーズ8巡目指名でプロ入りした左投げ左打ちの1B。2011年にフィリーズがアストロズからハンター・ペンスを獲得したトレードでアストロズ入り。2014年6月3日にMLBデビュー。デビュー前日の6月2日に上記の5年$10Mで契約。しかし成績は2014年と2015年の2シーズンで114試合、通算で打率.171、OPBP .290、SLG .331、HR 14、RBI 50で終わっています。

 2018年1月にはPeds(禁止薬物)で100ゲームのサスペンション。結局、2018年5月にアストロズをリリースされました。

Just a moment...

FA前の選手の待遇改善にも

 デビュー前の選手への延長契約はジョン・シングルトンの例のようにリスクもありますが、今のところキンガリーもヒメネスも成功してます。

 2019年のMLBドラフト前に1巡目指名確実のカーター・スチュアートがホークスへ入団。NPBで腕を磨くという目的もさることながら、FA前の待遇も考えてというのも大きな要因の一つでした。

 当分はFA6年の資格取得は続くと思いますが、FA前の選手、とりわけ調停未満の3年目までの選手がかなりゲームで活躍している現状から考えても、デビュー前の選手に延長をオファーすることは待遇改善につながるので、資金さえあればよいことではないかと思います。エバン・ホワイトもサラリーだけでデビュー・イヤーから$4Mですからよい待遇です。

 とにかくマリナーズは期待の若手が順調に育つことを願うばかりですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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