スポンサーリンク

【MLB2021】マーセル・オズーナ、DVで逮捕。警官の前でも妻に暴力

マーセル・オズーナ、今後に大きな影響も

 現地2021年5月29日(土)、かなりショッキングなニュースが入ってきました。アトランタ・ブレーブスのOFのマーセル・オズーナ(Marcell Ozuna)が妻への暴力で逮捕されました。

 容疑者には違いないのですが、複数のソースによると、駆けつけた警官の前でもひどい暴力を振るったことが明らかになっており、ほぼ現行犯のような状態だったとのこと。

 現在、マーセル・オズーナはジョージア州、フルトン郡の刑務所に収監されています。 

911コール

 現地2021年5月29日のお昼12時26分に、サンディ スプリングスの警察が、ウィンザー コーブという場所の住居に助けを求める911通報を受電。

ひどい状況

  警官が当該住宅に到着すると、中から悲鳴が聞こえ、玄関のドアが大きく開いていたようです。 事態は緊急を要するため、正面玄関から住居に踏み込んだ警官が目撃したものは、容疑者(マーセル・オズーナ)が犠牲者(妻)の首をつかみ(おそらく首に手をかけていたと思われます)、壁に投げつけるという現在進行形の光景。警察官は、直ちに容疑者を拘留。

 首に手をかけていたということで、絞殺の試みに加え、怪我で傷めた指を保護するためにつけていたギプス側の腕で妻を殴打したことも判明。

 事件の予備調査により、容疑者と被害者はウィンザー・コーブの家の居住者でオズーナ夫妻であることが明らかになりました。

容疑

 オズーナは逮捕され、以下の罪で起訴されました。

  • ドメスティック・バイオレンス法に基づく絞首による加重暴行(Aggravated Assault by Strangulation under the Domestic Violence Act)
  • 家庭内暴力法に基づく暴行(Battery under the Domestic Violence Act)
  • Assault(アソールト)とは、脅迫のことで、暴力を伴って脅すこと。Assaultは原則、肉体的接触を伴わず、言葉による脅しや相手に武器を向ける行為なども含まれる
  • Battery(バッテリー)とは、主に暴力を意味する違法な肉体的な接触なことで、たとえ相手がけがをしなくても、指で小突いたり、物を投げつける、あるいはツバを吐くこともここに含まれる

 なお、被害者の奥様は目に見える外傷を負ったものの、病院へは搬送されなかったとのこと。

ブレーブスも声明

 この事件が明るみになったことにより、ブレーブスは公式に声明を発表。

 コミッショナー・オフィスにすぐに報告し、MLBのDVポリシー調査に全面的に協力するという声明を出しました。

 過去、MLBでは何回かDVポリシー違反がありましたが、明るみになったものとしては今回の事件がもっともひどいかもしれません。

 今回、このような事態になった経緯は明らかになっていませんが、これはどんな言い訳も通用しないでしょう。鍛えまくっているプロの選手が力の弱い相手に対して何をしているのか?

離脱中

 マーセル・オズーナは現地2021年5月25日(火)のレッドソックス戦で、左手中指と薬指の2本を骨折したことが判明。最低でも6週間という診断がくだされ、IL入りとなっていました。

2020年はあわや3冠

 マーセル・オズーナはカージナルスからFAとなり、現地2020年1月21日にアトランタ・ブレーブスと1年契約でサイン。

 2020年はHRとRBIの2つのタイトルを獲得。打率も.338をマークし3位の成績。あわやトリプル・クラウンか!?という素晴らしい活躍を見せました。

ブレーブスと4年契約 

 そして再びFAとなったマーセル・オズーナは現地2021年2月5日にブレーブスと4年/$65M (2021-24) でサイン。2025年は$16M の クラブオプションで$1Mバイアウトつき。

2021年は苦戦 

 しかし、2021年のマーセル・オズーナは苦戦が続いていました。5月25日に怪我で戦列を離れるまで48試合に出場し、188打数40安打で、打率.213、OBP .288、SLG .356、HR 7、RBI 26。

 前年の2020年はショート・シーズンになった都合上、少しでも選手に出場機会をということで、ナ・リーグにもDHが採用されたことも好成績につながったとも言えますが、今季はナ・リーグが再びDH無しとなったことも今シーズンの成績に影響を与えているのかもしれません。

 もともとマーリンズ、カージナルスとナ・リーグで鳴らしてきた選手で、GG賞も受賞したこともある選手ではあるのですが。

一番厳しい処分になる可能性

 DVポリシー違反は選手生命に大きな影響を与えます。元カブスのアディソン・ラッセルはその素質をDVポリシー違反で潰したとも言える選手。

 現在、フィリーズでゲームに出ているオデュバル・ヘレイラもまたDVで出場停止処分を課された選手。

 今回のマーセル・オズーナの件は、これから調査が始まることではありますが、状況的にかなり厳しい処分が課されるはずです。

 それくらい、DVあるいはチャイルド・アビューズへの罰は厳しいです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました