ポストシーズンの予見!?CWSが豪華メンバーで完勝
ホワイトソックスがついにフルパワーを発揮!というところまで来たようです。
現地2021年8月9日、ターゲット・フィールドで行われたツインズ戦で、ホワイトソックスが投打にわたり、ツインズを圧倒。序盤2回で7得点を上げ、11-1のスコアで完勝しました。
ILからの復帰と移籍組が機能
後述しますが、このゲームでホワイトソックスはルイス・ロバートが復帰。さらに、大胸筋断裂の大怪我を負っていたイーロイ・ヒメネスは7月末に一足早く復帰済みで、シーズン途中に加入したブライアン・グッドウィン、セイザー・ヘルナンデスも機能。投げては、ルーカス・ジオリトが8回を2ヒッター、最後は豪腕左腕のギャレット・クロシェが締め、他クラブが怪我やCOVID ILで苦しむ中、野手陣がほぼフルメンバーが出揃い、スペック通りの強さを見せつけた1戦となりました。
あとはCのグランダール
「野手陣がほぼフルメンバー」と書きましたが、大事な1人がまだ残っていまして、それが捕手のヤズマニ・グランダール。グランダールは7月5日のツインズ戦で、チェックスイングをした際、右足ふくらはぎを傷め、現在は10 Day IL 中。現地2021年8月10日時点で1塁線に沿ったベースランニングのリハビリを行っており、8月後半か9月序盤の復帰を目指しています。現在はザック・コリンズとセビー・ザバラがマスクをかぶっています。
Yasmani Grandal goes down in pain with an apparent left foot/leg injury. #ChangeTheGame pic.twitter.com/6z1MCQJVnv
— Lunch Break Baseball (@LunchBreakBB) July 6, 2021
ルイス・ロバートが復帰
このゲームでは5月2日に右股関節屈筋の断裂したルイス・ロバートが復帰。故障当初は早ければ8月、遅く見積もれば9月中に間に合うだろうか?と見られていましたが、さすがの若さでしょうか。3ヶ月で復帰してきました!この回復ぶりには驚くばかりです。
この日、ルイス・ロバートは7番CFでスタメンに名を連ね、5回の第3打席で二塁打、9回の第5打席でシングルを放ち、5打数2安打と自らの復帰戦を祝う活躍を見せました。
イーロイが2HR
スプリング・トレーニング後半で大怪我を負ったイーロイ・ヒメネスは7月26日に復帰。この復帰も驚きましたね。まさかこんな早く復帰できるとは思ってもみませんでした。
この日は第1打席と第2打席で2打席連続でHR。イーロイ・ヒメネスは前日8日のカブス戦においても2HRを放っており、2ゲームで4HRと今までILでゲームに出られなかった悔しさを吐き出すように好調ぶりを発揮しています。
相変わらずの美しいバッティング・フォームです。
表記
表記ですが、デビュー前の契約延長以来、「イーロイ」と書いてきましたが、実況は「エロイ」なんですね。「エへロイ」に近いのですが、「へ」を小さくする表記がありません。しばらくは「イーロイ」で記載していくと思います。
グッドウィン、C・ヘルナンデスも奮起
この日は、2Bにセイザー・ヘルナンデス(2番)、RFにブライアン・グッドウィン(6番)が入り、ルイス・ロバートとイーロイ・ヒメネスが不在の間に獲得した2人がそのまま頑張ってスタメン入り。LFにはユーティリティのレウリー・ガルシアが入り、アンドリュー・ボーンがベンチです。
セイザー・ヘルナンデスは守備でいいプレーがありました。ブライアン・グッドウィンも1安打、1打点を記録。
ジオリト→クロシェのリレー
投手陣ではルーカス・ジオリトが先発。8回を2ヒッター、1失点、8奪三振の力投。さらに9回裏には、ギャレット・クロシェが登板。1イニングで2奪三振。剛球を披露していました。
ツインズ、ミゲル・サノが強烈なHR
ALセントラルを2連覇していたツインズですが、今季はトレードデッドラインでも「売り」に入り、この日も元気がなかったです。
唯一よかったのは、ミゲル・サノ。そのサノも初回にルイス・ロバートの1Bフライをエラーしたのですが、8回裏に強烈は一発を放っています。
ルーカス・ジオリトに失点1をつけたのがこのHRで、Exit Velocityが116.7mph。もっと速いように見えますね。打球角度はなんと21°。強烈な一打でした。
Miguel Sanó gets the #MNTwins on the board with his 150th career home run 👏
— Twins Talk (@LetsTalk_Twins) August 10, 2021
Exit Velocity: 116.7 MPH
Distance: 429 FT
pic.twitter.com/fUqBOfhtqo
ホワイトソックスはこの日の勝利で67勝46敗。2位インディアンスに10.5ゲーム差。
もともとメンバーが揃えばMLB NO.1と言ってもいいくらいにバランスの良いクラブで、このまま突っ走りそうですね。
ただ、このチームは若いだけにすぐに調子に乗るところがあり、昨シーズンも自信満々でポストシーズンに臨み、ワイルドカードシリーズの1戦目はすんなり勝ちましたが、終わってみればアスレチックスにコロッとやられました。
それが監督交代の原因でもあったのですが、今季はラルーサがたとえ軋轢を生んだとしても、強烈に締めて行きそうです。これからは、むしろラルーサの本領発揮となりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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