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【MLB2022】好ゲームだったフィリーズ@メッツ戦!球際の強さの差でメッツが勝利

タフ・スケジュール中、最大の難関

 ブライス・ハーパーがUCL損傷の怪我を負い、PRP療法で治して行くという記事を書いた時にフィリーズの超過酷スケジュールをご紹介させていただきました。日程的には移動日やオフがあるのですが、いかんせん、どういう了見でこんなスケジュールにしたの?というくらいにタフな相手との連続。ちょっと珍しいくらいに集中しております。

 現地2022年5月29日は、今季最も高いハードルとなっているメッツとの3ゲームシリーズの最終戦。日程的にもこのタフ・シリーズの半分を過ぎて一番キツい時期でもあります。Game1は8-6でメッツが勝利。Game2も8-2でメッツが取っており、フィリーズはGame3でスイープされてしまうのかどうかという瀬戸際でもありました。

 その強敵メッツを相手にザック・ウィーラーが挑みましたが、初回はばたつきました。

守備の乱れが続いた初回

 メッツがクリス・バシット、フィリーズがザック・ウィーラーという先発で始まったこのゲームは落ち着いた立ち上がりを見せたクリス・バシットととは正反対に、ザック・ウィーラーのそれはバタついたものとなってしまいました。

カマーゴ、ホームに送球!?→合っていました。

 ウィーラーはリードオフのルイス・ギロームとスターリン・マルテに連続長短打を浴び、ノーアウト1、3塁のピンチ。ここで3番フランシスコ・リンドーアの当たりは1Bゴロ。1Bのリース・ホスキンスはダブルプレーを試み2塁へ送球。しかし、2Bのベースカバーに入っていたSSのヨハン・カマーゴは1塁ではなく、ホームへ送球。「どこに投げているんだ?」と首をかしげるプレーで、三塁ランナーのギロームがホームイン。メッツが1点を先制します。

 「カマーゴはおかしなプレーをするな」と首を傾げてしまったのですが、よく見るとリース・ホスキンスの2塁への送球がズレてしまい、カマーゴの足がベースから離れ、2塁はセーフだったのです。そこでカマーゴはアウトの見込みがまだあったホームへ送球したのでした。しかし、オール・セーフ。このプレーは1Bのホスキンスにスローイング・エラーがつきました。

 結局、この後もダブルプレーが取れない打球が続くなどのアンラッキーもあり、フィリーズは3点を先制されてしまいます。

 初回にバタついたフィリーズですが、3回表にはクリス・バシットの連続四球でチャンスをもらい、ダブル・プレーの間に1点を返すなど、得点差を縮めていきます。

ウィーラーの底力で流れを作る

 中盤はクリス・バシット、ザック・ウィーラーともに力を発揮。とくにザック・ウィーラーは2回から4回までの3イニングにヒットを許さない力の投球を披露。5回裏にはスターリン・マルテのRFへの打球にニック・カステヤーノスがあと1歩届かず、3塁打を許してしまうシーンがありましたが、ここも無得点に乗り切りました。

 ウィーラーは6イニング、101球を投げ、被安打4、失点3、自責点1、BB3、奪三振7の力投。

 一方のクリス・バシットも6回100球を投げ、被安打2,失点1、奪三振7と互角の投球を見せました。

カステヤーノスが逆転3ラン

 フィリーズにチャンスが巡ってきたのは8回表。リリーフのジョーリー・ロドリゲスが四球で2人のランナーを出し、カステヤーノスのところでメッツはアダム・オッタビーノにスイッチ。

 メッツとしては万全を期したリレーでしたが、これが裏目に。カステヤーノスはオッタビーノの4シームをLFスタンドに放り込む3ランHRを放ち、フィリーズが終盤についに4-3ど逆転に成功。ゲームは面白くなってきました。

 フィリーズは4番手のセラントニー・ドミンゲスが8回のメッツの攻撃を三人で斬って取り、いよいよ逃げ切り体勢に入ることに。

ニック・プラマーが同点HR

 フィリーズの9回表の攻撃は3人で終わり、4-3のスコアのままいよいよ最終回のメッツの攻撃に。フィリーズはベテランのコーリー・クネイブルをマウンドに。これで勝ったと思えるようなシチュエーションだったのですが、メッツがそうは簡単に勝ちを譲りませんでした。

 9回のリードオフはニック・プラマー。クネイブルが投げた初球はほとんどど真ん中の好球。これをプラマーが見逃さず、打球はライナーでRFスタンドへ。メッツが同点に追いつきました。

 この後、クネイブルは3人で抑えただけにプラマーへの初球は悔やまれた1球になりました。

 オートマチック・ランナーがついた10回表、メッツのマウンドには抑えのエドウィン・ディアスが上がりました。2アウトからブライス・ハーパーの打席を迎えましたが、メッツは勝負せず。結局、後続のロマン・クインが倒れ、4-4のまま10回裏へ。

エドゥアルド・エスコバーがサヨナラ安打

 もはやメッツの流れとなったこのゲームは最後はエドゥアルド・エスコバーがRFへ二塁打を放ち、ゲームセット。5-4でメッツが土壇場で勝利をものにしました。

メッツの球際の強さがフィリーズを上回る

 ザック・ウィーラーの登板日でしたので、フィリーズはどうしても勝ちをもぎ取りたかったところ。立ち上がりにバタバタするのはたまにあることなので、これはもう致し方ありません。

 その後はウィーラーの力技で流れを作り逆転したフィリーズは打線が本調子ではないものの、やはり力はあるなと思いました。

 ただ、ダブルプレーが取れなかったりと守備のまずさが目立ったゲームでした。それに比べてメッツはしっかりとダブルプレーを取り、甘い球は逃さず、記録に残りにくいファイン・プレーが多数でました。

 これが今のフィリーズとメッツの違いかと思います。メッツはとにかく球際に強いプレーを多く見せてくれました。

【PHI】タフ・スケジュールの途中経過

 さて、序盤に書いたフィリーズのタフ・スケジュールですが、試合結果も合わせて下記に記しておきます。

  • 5/12-5/15 vs ドジャース (@ドジャー・スタジアム): 3勝1敗(ハーパー出場)
  • 5/16 移動日
  • 5/17-5/19 vs パドレス (@シチズンズ・バンク・パーク): 1勝2敗
  • 5/20-5/22 vs ドジャース (@ シチズンズ・バンク・パーク):1勝2敗
  • 5/23-5/26 vs ブレーブス (@ トゥルーイスト・パーク):2勝2敗
  • 5/27-29 vs メッツ (@ シティ・フィールド): 0勝3敗
  • 5/30-6/1 vs ジャイアンツ (@ シチズンズ・バンク・パーク)
  • 6/2 オフ
  • 6/3-5 vs エンゼルス (@ シチズンズ・バンク・パーク)
  • 6/6 オフ
  • 6/7-9 vs ブルワーズ (@ アメリカン・ファミリー・フィールド) 

 現地2022年5月29日時点で、13戦中4勝9敗という成績。ハーパー不在のシリーズもあっただけにやはり厳しい結果が出ました。

ジラルディー、まだ進退の話はなし

 突如として解任劇があるのがメジャーリーグ。メッツにスイープされ、21勝27敗と負け数が増え、首位メッツのゲーム差が10.5と拡がったフィリーズ。ちょっとザワザワする噂なども立っていますが、今のところ、ジョー・ジラルディー監督の進退に関する話題は出ておりません。

 それにしてもこのゲーム、非常に面白かったです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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