18安打も打たれるも勝利
現地2021年4月21日、オークランド・コロシアムで行われたツインズ@アスレチックス戦はすごかったですね。
筆者はアスレチックスの連勝は終わったと思ったのが、2度ありました。
ツインズの前田投手が3被弾
まず1度目なのですが、前日に10連勝の記事を書いている際に、翌日のツインズの先発が前田投手であることを確認した時です。アスレチックスには失礼ながら、このタイミングで10連勝のトピックを拾っておかないと途切れるかもしれないと思ったのです。書くなら途切れた時よりも、最高の時を書きたい心理が働きます。よって、さすがに前田投手で、広いコロシアムという条件では、11連勝は厳しいと思ったのです。
そして2度めは延長10回表に2点を勝ち越された時です。これは後述します。
アウトが遠い2回裏
ところが、前田投手が炎上。ここ2年ほどで記憶にないくらいに乱れましたね。1回表にジョシュ・ドナルドソンが先制のソロHRを放ち、味方からの援護をもらってマウンドへ。1回裏は3人でピシャリ。これはもう前田投手のペースだと思ったのです。
マット・オルソンが2HR
しかし、2回裏、イニング先頭のマット・オルソンがファウルで粘り、8球目を右中間にHR。これはよく飛びました。経験豊富な前田投手ですが、これは落胆させる効果があったかもしれません。このイニングはデッドボールあり、3連続シングルあり、ワイルドピッチありで3失点。ワイルドピッチの場面ではもう泥沼という状況でアウトが非常に遠かったです。
3回表、ツインズはネルソン・クルーズのHRなどで3点を奪い、4-3と逆転。またしても援護をもらったのですが、3回裏、ジェド・ラウリーに二塁打を浴びた後、またしてもマット・オルソンが打席に。マット・オルソンは今度は初球を叩き、CFへの2ランHRでアスレチックスが5−4と逆転。
前田投手は2アウトを奪うも、ショーン・マーフィーにシングルを許し、今度はセス・ブラウンにライトスタンドに放り込まれる2ランHRを浴びて、このイニング4失点。アスレチックスが7-4とリードを拡大。
前田投手はこのイニングでマウンドを降りました。3回、被安打8、自責点7、四球0、デッドボール1、奪三振1、被本塁打が3という成績でした。
ネルソン・クルーズも2HR
5回表、ツインズはネルソン・クルーズのこの日2本目のHRなどで先発のフランキー・モンタスをマウンドから引きずり下ろしました。2番手はJ・B ウェンデルケンに。
ロモも乱れる
6回表、ウェンデルケンからスイッチしたのは、セルジオ・ロモ。ロモでゲームが落ち着くかとおも思えたのですが、その逆で燃料を投下する形に。ロモはイニングの先頭から2連続でヒットを許し、その後は内野ゴロの間の生還と、2本のタイムリーで3失点。ツインズの得点は二桁の10点に(ツインズ10-7アスレチックス) 。ロモは0.2イニングで3失点。
6回裏、アスレチックスはジェド・ラウリーの2塁打で10−9の1点差に詰め寄りました。
マット・チャップマンが土壇場で同点打
終盤、ゲームがやや落ち着き、9回裏にはツインズのクローザー、テイラー・ロジャースが出てきましたが、まだ荒れる雰囲気が漂っていました。テイラー・ロジャースは先頭のラモン・ロレアーノに死球。これでわからなくなりましたね。1アウト後、マット・オルソンにシングルを許し、1アウト1、3塁とピンチを招きます。ここでマット・チャップマンが犠牲フライを放ち、アスレチックスが10-10の同点に追いつきました。
アスレチックスはサヨナラのチャンスでもあったのですが、マット・オルソンが牽制にひっかかりチェンジ。ゲームは延長に。
延長10回、バイロン・バクストンが2ランHR
ランナーを2塁に置いて始める延長戦。アスレチックスは信頼感のあるルー・トリビーノをマウンドに送りますが、1アウト後にバイロン・バクストンに2ランHRを打たれ、ツインズが12−10と2点をリード。これで決まったと思いました。これが上述した10連勝で途切れると思った2つ目でした。
ルー・トリビーノは2アウトを奪ったところで、デオリス・ゲラにスイッチ。これがはまり、ウィリアンズ・アストゥディロを打ち取り裏の攻撃に。12-10のスコアでツインズがリード。
ツインズ、コロメで逃げ切れず
10回裏、アスレチックスはマット・チャップマンが2塁ベースでスタート。ツインズはアレックス・コロメが順調にアウト2つを奪い、あと1人という状況に。ここで勝ち越し点も含め3点は厳しいだろうとは思いましたが、アスレチックスはこれをやってのけました。
2アウト後、セス・ブラウンとエルビス・アンドラスが連続四球で出塁。これで2アウト満塁。
あとアウト1つというところで、マーク・カナが2塁ゴロを打ち、万事休すと思われたその瞬間、ツインズの2B、トラビス・ブランケンホーンがファンブルミス。これで3塁ランナーのマット・チャップマンが生還し、アスレチックスがスコア、11-12であと1点差に。
最後はロレアーノの当たりをツインズの3B、ルイス・アラエズがスローイング・エラー。これで代走で出ていたトニー・ケンプとエルビス・アンドラスが還り、アスレチックスが13-12という壮絶なゲームを制しという内容でした。
アスレチックスが11連勝を達成。
どこまで続くでしょうか!?
お読みいただき、ありがとうございました。
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