スポンサーリンク

【MLB 2021】延長10回、13-12! アスレチックス、壮絶な試合を制し11連勝!

18安打も打たれるも勝利

 現地2021年4月21日、オークランド・コロシアムで行われたツインズ@アスレチックス戦はすごかったですね。

 筆者はアスレチックスの連勝は終わったと思ったのが、2度ありました。

ツインズの前田投手が3被弾

 まず1度目なのですが、前日に10連勝の記事を書いている際に、翌日のツインズの先発が前田投手であることを確認した時です。アスレチックスには失礼ながら、このタイミングで10連勝のトピックを拾っておかないと途切れるかもしれないと思ったのです。書くなら途切れた時よりも、最高の時を書きたい心理が働きます。よって、さすがに前田投手で、広いコロシアムという条件では、11連勝は厳しいと思ったのです。

 そして2度めは延長10回表に2点を勝ち越された時です。これは後述します。

アウトが遠い2回裏

 ところが、前田投手が炎上。ここ2年ほどで記憶にないくらいに乱れましたね。1回表にジョシュ・ドナルドソンが先制のソロHRを放ち、味方からの援護をもらってマウンドへ。1回裏は3人でピシャリ。これはもう前田投手のペースだと思ったのです。

マット・オルソンが2HR

 しかし、2回裏、イニング先頭のマット・オルソンがファウルで粘り、8球目を右中間にHR。これはよく飛びました。経験豊富な前田投手ですが、これは落胆させる効果があったかもしれません。このイニングはデッドボールあり、3連続シングルあり、ワイルドピッチありで3失点。ワイルドピッチの場面ではもう泥沼という状況でアウトが非常に遠かったです。

 3回表、ツインズはネルソン・クルーズのHRなどで3点を奪い、4-3と逆転。またしても援護をもらったのですが、3回裏、ジェド・ラウリーに二塁打を浴びた後、またしてもマット・オルソンが打席に。マット・オルソンは今度は初球を叩き、CFへの2ランHRでアスレチックスが5−4と逆転。

 前田投手は2アウトを奪うも、ショーン・マーフィーにシングルを許し、今度はセス・ブラウンにライトスタンドに放り込まれる2ランHRを浴びて、このイニング4失点。アスレチックスが7-4とリードを拡大。

 前田投手はこのイニングでマウンドを降りました。3回、被安打8、自責点7、四球0、デッドボール1、奪三振1、被本塁打が3という成績でした。

ネルソン・クルーズも2HR

 5回表、ツインズはネルソン・クルーズのこの日2本目のHRなどで先発のフランキー・モンタスをマウンドから引きずり下ろしました。2番手はJ・B ウェンデルケンに。

ロモも乱れる

 6回表、ウェンデルケンからスイッチしたのは、セルジオ・ロモ。ロモでゲームが落ち着くかとおも思えたのですが、その逆で燃料を投下する形に。ロモはイニングの先頭から2連続でヒットを許し、その後は内野ゴロの間の生還と、2本のタイムリーで3失点。ツインズの得点は二桁の10点に(ツインズ10-7アスレチックス) 。ロモは0.2イニングで3失点。

 6回裏、アスレチックスはジェド・ラウリーの2塁打で10−9の1点差に詰め寄りました。

マット・チャップマンが土壇場で同点打

 終盤、ゲームがやや落ち着き、9回裏にはツインズのクローザー、テイラー・ロジャースが出てきましたが、まだ荒れる雰囲気が漂っていました。テイラー・ロジャースは先頭のラモン・ロレアーノに死球。これでわからなくなりましたね。1アウト後、マット・オルソンにシングルを許し、1アウト1、3塁とピンチを招きます。ここでマット・チャップマンが犠牲フライを放ち、アスレチックスが10-10の同点に追いつきました。

 アスレチックスはサヨナラのチャンスでもあったのですが、マット・オルソンが牽制にひっかかりチェンジ。ゲームは延長に。

延長10回、バイロン・バクストンが2ランHR

 ランナーを2塁に置いて始める延長戦。アスレチックスは信頼感のあるルー・トリビーノをマウンドに送りますが、1アウト後にバイロン・バクストンに2ランHRを打たれ、ツインズが12−10と2点をリード。これで決まったと思いました。これが上述した10連勝で途切れると思った2つ目でした。

 ルー・トリビーノは2アウトを奪ったところで、デオリス・ゲラにスイッチ。これがはまり、ウィリアンズ・アストゥディロを打ち取り裏の攻撃に。12-10のスコアでツインズがリード。

ツインズ、コロメで逃げ切れず

 10回裏、アスレチックスはマット・チャップマンが2塁ベースでスタート。ツインズはアレックス・コロメが順調にアウト2つを奪い、あと1人という状況に。ここで勝ち越し点も含め3点は厳しいだろうとは思いましたが、アスレチックスはこれをやってのけました。

 2アウト後、セス・ブラウンとエルビス・アンドラスが連続四球で出塁。これで2アウト満塁。

 あとアウト1つというところで、マーク・カナが2塁ゴロを打ち、万事休すと思われたその瞬間、ツインズの2B、トラビス・ブランケンホーンがファンブルミス。これで3塁ランナーのマット・チャップマンが生還し、アスレチックスがスコア、11-12であと1点差に。

 最後はロレアーノの当たりをツインズの3B、ルイス・アラエズがスローイング・エラー。これで代走で出ていたトニー・ケンプとエルビス・アンドラスが還り、アスレチックスが13-12という壮絶なゲームを制しという内容でした。

 アスレチックスが11連勝を達成。

 どこまで続くでしょうか!?

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】千賀投手がシーズン・デビュー戦で初勝利も、ふくらはぎを傷めて途中降板
【MLBトレードDL2024】レッドソックス、ジェームス・パクストンをトレードで獲得
【MLBトレードDL2024】マリナーズ、レイズからランディー・アロウザリナを獲得
【MLBトレードDL2024】Dバックスがブルペン補強に動く!マイアミからA.J. パックを獲得!
【MLB2024】レッドソックス、アレックス・コーラと3年の契約延長!
【MLB2024】ドジャース、SSの緊急補強でニック・アーメッドとメジャー契約でサイン
【MLBトレード2024噂】打撃不振が続くマリナーズ、オリオールズのライアン・マウントキャッスルに手を出すか?!
【MLB2024】ドジャース、ジェームス・パクストンをDFA!25才の右腕を招集
【MLB2024】ブレーブス、今度はオジー・アルビーズが長期離脱!マックス・フリードもILへ
【MLB2024】勝率5割超え、NLウエスト2位で上昇気流に乗ったDバックスはトレードDLでバイヤーへ
【MLB2024】レッドソックス、終盤に大失速し、逆転負け!またもピベッタの好投を活かせず
【MLB2024】ジェイコブ・ウィルソン、守備と打撃で華麗にMLBデビューを果たすも、故障で途中交代
【MLB2024】「マイナーで打ちまくり!」A’sのNO.1プロスペクト、ジェイコブ・ウィルソンがメジャー・デビューへ
【MLB2024】大苦戦のホワイトソックス、来季を見据え、ワールドシリーズ捕手のマーティン・マルドナードをDFAに
【MLBオールスター2024】大谷が先制3ランHRを放つも、MVPは決勝2ランのジャレン・デュランが受賞
【MLB移籍2024】ロイヤルズ、ハンター・ハービー獲得でリリーバーのERA改善を狙う!
【MLBオールスター】2024HRダービーを制したのはテオスカー・ヘルナンデス
【MLBドラフト2024】左右両投げでともに95mph以上!ジュランジェロ・セインチェ(Jurrangelo Cijntje)はマリナーズがピック!
【MLBドラフト2024】ガーディアンズ・ピックの全体1位はオージー生まれのトラビス・バザーナ!2Bでは史上初
【MLBオールスター】2024フューチャーズ・ゲームはレッズのキャム・コリアーがMVP
【MLB2024】フューチャーズ・ゲームのプレ・イベント、「スキル・ショーケース」が初めて開催される
【MLB2024】フィリーズがウィット・メリフィールドをリリース!目的はA’sのあの人?(追記あり)
【MLB2024】O’sのブランドン・ハイド監督がキャースタッドへの頭部死球に激昂!ベンチ・クリアー案件に
【MLB2024】ブルージェイズ、ケビン・キアマイアーをウェーバーにかける
【MLB2024】今永がまた輝く!オリオールズを相手に6回スコアレスで8勝目!ERAは再び2点台に
【MLB2024】メッツ、フィル・メイトンをレイズからトレードで獲得
【MLB2024】注目カードのドジャース@フィリーズ戦Gm1は、フィリーズが圧勝!マーシャン、ターナーが併せて6安打!
【MLBトレードDL噂2024】マイアミ、クローザーのタナー・スコットに加え、ジャズ・チザム・Jr.も放出の可能性大
【MLB2024】オールスターのピッチャーとリザーブが明らかに!今永、ポール・スキーンズ、ジャレン・デュランらが選出
【MLB2024】ラファエル・デバースが27才でキャリア通算1000安打を達成!得意のゲリット・コールからHRも(追記)
タイトルとURLをコピーしました