ブランク期間を経てゲームに飛びついたMIL
現地2025年10月4日、カブス@ブルワーズのNLDS Gm1が始まりました。レギュラー・シーズンで97勝をマークしたブルワーズはナ・リーグ勝率NO.1(両リーグでもNO.1)でNLDSからの参戦です。
ブランク期間
レギュラー・シーズンが現地9月28日に終了し、9月29日のオフからこの日まで5日間空いてしまったブルワーズは投手を休ませる時間は出来たものの、試合勘の維持という点ではかなり苦心した模様。
しかも、対戦相手のカブスは強者パドレスとの接戦を勝ち抜いての参戦ですから、臨戦態勢で温まっている訳です。果たして、自クラブにエンジンがかかってスムーズゲームイン出来るか、非常に懸念があったようです。
たった5日でも苦心するわけですから、NPBのレギュラー・シーズンとポストシーズンの間のブランクは空き過ぎてひどいですね。確かに日本は雨が多いので予備日を取らないといけませんし、消化しきれていないチームの試合の残り方もあるでしょう。それにビジネス的に土日スタートにこだわるのも理解は出来ますが、10月1週目の土日にスタートしてみれば?とは思います。
さて、パット・マーフィー監督ですが、ブランク対策に旧知のジョー・マッドンやジョー・トーリら連絡を取って色々と対策をした模様。果たしてその効果は?
ロスター
互いのロスターを記載しておきます。カブスの26名はこちら。
Your NLDS roster is here: pic.twitter.com/UG7MBogjjL
— Chicago Cubs (@Cubs) October 4, 2025
ブルワーズはこちらです。もちろん、ジェイコブ・ミズロウスキーも入っています。心配されたクローザーのトレバー・メギルも入っております。
The NLDS Crew#MagicBrew x @amfam pic.twitter.com/A7tZvoyJoy
— Milwaukee Brewers (@Brewers) October 4, 2025
ブルワーズ、先制を許すも初回に電光石火の攻撃
さて、旧知から助言を聞き入れたパット・マーフィーですが、その効果がいきなりすごい形で出ました。
まず、1回表のカブスの攻撃ですが、ブルワーズ先発のサイ・ヤング賞候補のフレディー・ペラルタがリードオフのマイケル・ブッシュに4球目の94.9mphの4シームをCFバックスクリーンに放り込まれ、まずは1点を先制されます。このあたりはカブスの試合勘が大いに発揮され、パット・マーフィーが懸念したところでもあります。
打者11人で6得点
その裏のブルワーズの攻撃は、強烈でした。カブス先発はマシュー・ボイド。ご覧のような流れになりました。
- ジャクソン・チューリオ:ダブル
- ブライス・トゥラン:ダブル(CHC 1 @ 1 MIL)
- ウィリアム・コントラレス:ダブル(CHC 1 @ 2 MIL)
- クリスチャン・イェリッチ:SSゴロ 1アウト
- アンドリュー・ボーン:四球 →1アウト1、2塁に
- サル・フレリック:2Bエラー (CHC 1 @ 3 MIL)
- ケイレブ・ダービン:三振 →2アウト1、2塁
- ブレイク・パーキンス:CFへタイムリー (CHC 1 @ 4 MIL)
カブスは投手交代。マイケル・ソロカにスイッチ - ジョーイ・オルティズ:四球 →2アウト満塁
- ジャクソン・チューリオ:LFへタイムリーシングル (CHC 1 @ 6 MIL)
- ブライス・トゥラン:三振 3アウト
ブルワーズは2回裏にも1イニング5本のシングルを放ち、3点を追加。序盤でゲームを決めました。
HR無しでタイムリーのみでのこの得点力。いかに打線がすごいかということですね。
フレディー・ペラルタがゲームメイク
フレディー・ペラルタは6回途中まで投げ、5.2 IPで失点2、ER 2、BB 3、SO 9、HR 2とゲームメイクしました。2本目のHRはイアン・ハップに6回表2アウトから打たれたものです。
試合の方はブルワーズが序盤の大量リードを守りきり、9-3で勝利。先勝しました。
怪我で退場したジャクソン・チューリオ
2回裏の第3打席ですでに3打数3安打を放っていたジャクソン・チューリオですが、その2回裏の3B内野安打を放ち、1塁へ駆け抜けた時に足を傷め、このまま退場。代走にアイザック・コリンズが送られました。右ハムストリングスのハリのようです。
試合後、パット・マーフィー監督は、チューリオのMRI検査の結果の詳細の言及は避けました。よってどこまで深刻かわかりませんが、残りのシリーズ出場可否を決定する前に、軽いトレーニングを行い決定する見込み。
ブルワーズのキーマン的存在だけにもし離脱となればちょっと痛いですね。
幸いにもGm2は1日空いていますから、慎重に判断したいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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