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【MLBトレード2021】クリス・ブライアントはジャイアンツへ

ファーハン・ザイディ社長、さすがの手腕

 現地2021年7月30日、激しく動いた今トレードデッドライン。2020シーズンが特例で需給の波が穏やかだったため、そのしわ寄せが今季に訪れた感もあり、とても激しいスワップの連続でした。

 そしてポジション・プレーヤーで注目の1人であったカブスのクリス・ブライアントのディールが成立。ジャイアンツに決まりました。

 ザイディ社長は、ドジャースとパドレスが衝撃的なディールを決める中、きっちりクリス・ブライアントを獲得しました。本当はかなり焦っていたと思われますが。

ディール詳細

 計3名が動くディールとなっています。

【ジャイアンツGet】

  • クリス・ブライアント(Kris Bryant/ 29)3B&OF/ 右投げ右打ち

【カブスGet】

選手紹介

【ジャイアンツ】クリス・ブライアント

 MLBのスーパースターの1人のクリス・ブライアントは2013年のアマチュア・ドラフトの全体2位。1位はマーク・アペルでした。

 2015年のスプリング・トレーニングで14試合で打率.425、9 HRを放ち(MLB1位)、実績では開幕デビュー間違いなしと思われましたが、少しでも彼に在籍してもらいたかったカブスはMLSを調整。デビューを遅らせ、後にブライアントは不服申立てを受けるに至りました。

 デビュー後、クリス・ブライアントは26HRを放ち、ROYを獲得。

 そして2016年のカブスのワールドシリーズ制覇に貢献。クリス・ブライアントはシーズンMVPを受賞。なんと言っても39HR、102 RBIでしたからね。この頃のブライアントはまさにHRアーティストでした。そして2017年までは順調。実際、デビューイヤーに199個を数えた三振は、2017年は128に減少。打席数では2017年の方が多かったにもかかわらずです。進歩が数字に出ていました。

 しかし、2018年、ロッキーズのヘルマン・マルケスから頭部に死球を受け、調子を崩しました。2018年は102試合の出場にとどまりました。ただ、同年はデビュー4年目にもかかわらず、早くも100HRを達成しています。

 2018年以降、怪我が多くなったブライアント。

 2019年はHR数こそ31で少なくなったものの、打率.282を残すなどしっかりと課題をもってスキルを高めて行ったような足跡ではありました。

 2021年は爆発の兆しを見せたものの、HR18とやや停滞気味に。今回のジャイアンツへの移籍をきっかけにまた勢いを取り戻してもらいたいと思います。

【カブス】アレクサンダー・カナリオ

 21才でドミニカ共和国出身のアレクサンダー・カナリオは、今季はクラスAに所属なのですが、40manロスターに入っているという変わったステータスです。これはカブスへ移籍後も同じ。

ブライアントの交換要員にピックされた事実からして、ジャイアンツがかなり期待していた逸材なのは容易に想像がつきます。

 ただ、2020年11月にアリゾナでの試合で壁に衝突。左肩の関節唇を断裂し、手術をしたという経緯があります。それまでは2019年はルーキー、クラスAマイナスレベルながら、打率.318、16HRを放っていました。

 まだまだ経験を積む必要のある選手ですが、ヒッティング・アプローチなどが変われば大化けするとの見方をされている選手。カブスでのデビューに期待しましょう。

【カブス】ケイレブ・キリアン

 こちらは24才の右腕。2019年のジャイアンツ8巡目指名。今季はクラスAプラスからダブルAに昇格。スターターで、2021年のダブルAでの成績は、63.0IPでERA 2.71。なお、クラスAプラスでは、21.1 IPでERA 1.25。これはすぐに上に上がりそうな逸材です。

ロンゴリアとの競合?

 ジャイアンツにはエバン・ロンゴリアが3Bにいます。クリス・ブライアントと競合しているのですが、ロンゴリアは肩の手術で少なくとも8月1週目までは試合に出ない状態。よって、クリス・ブライアントが3Bに入ります。また、ロンゴリア復帰後は、ブライアントがOFに回りそうです。

 ジャイアンツのOFはアレックス・ディッカーソン、スティーブン・ダガー、マイク・ヤストレムスキと3人ともレフティー。先発投手によって、ブライアントと使い分けるのか、それともブライアントを必ず出すのか、ここは現場の判断ですね。

カブス・ファン、涙

 カブスにくすぶっていた2021年問題が、こんな形で解消するとは、カブス・ファンにとってはきついトレードデッドラインとなりました。

 アンソニー・リッゾ、クリス・ブライアント、ハビアー・バイエスの主要3名をクラブはいずれもプロテクトせず。2016年ワールドシリーズ・ヒーロー達がことごとく去っていきました。ファンが多いことで知られているカブスですが、ちょっとファン泣かせでしたね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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