スポンサーリンク

【MLBデビュー】チームUSAでの活躍で昇格したルーク・ウィリアムス、初ヒットはセイフティー!!

波に乗っている期待のプロスペクト

 現地2021年6月8日(火)、フィリーズのプロスペクト、ルーク・ウィリアムス(Luke Williams)がブレーブス戦でメジャー・リーグ・デビュー!

 Congratulations!

 スコット・キンガリーのマイナーへのアウトライトのニュースでやや暗い面が出たフィリーズ。この日のゲームもブレーブスに後半打ち負けた結果となりましたが(スコアは●5-9)、この新星はチームに活気をもたらすかもしれません。

初めて見た!初打席でセイフティー 

 ルーク・ウィリアムスがゲームに出たのは5回裏。

 このゲームはフィリーズがアーロン・ノラ、ブレーブスがドリュー・スマイリーの先発で、両チーム、点の奪い合いになりました。

 1回表、ブレーブスがオースティン・ライリーのタイムリー二塁打で1点を先制。そして3回からは、ロナルド・アクーニャ・Jr.のソロHR、ブライス・ハーパーのソロHRなど両軍とも毎回1点ずつ奪い合う展開で、5回表を終了してスコアは4-2とブレーブスが2点リードという状況。

 ルーク・ウィリアムスが登場したのはそんな中の5回裏。ちょうど先頭打者として打席が回ってきたアーロン・ノラの代打としての登場でした。

 そして、こんなシーンは初めて見たのですが、メジャー初打席となったルーク・ウィリアムスが試みたのはなんとセイフティー・バント!初球、ドリュー・スマイリーの武器であるカーブをきれいに三塁線に転がし、”SHI●”とつぶやいたのが聞こえて来そうなドリュー・スマイリーが打球を処理するも、1塁へ悪送球。これを見たルーク・ウィリアムスは、快速を飛ばして一気に3塁に到達。

 スタンドも大盛況のメジャー初打席となったのでした!!

チームUSAでNO.1の活躍

 ルーク・ウィリアムスですが、1996年8月9日生まれの24才。今年の8月で25才になります。ドラフトは2015年のフィリーズの3巡目指名。カリフォルニアの高校からプロ入りしました。

毎年1ランクずつレベルアップ

 ドラフトイヤーのルーキー・リーグから始まり、2016年はクラスAマイナス、2017年はクラスA、2018年はクラスAプラス、2019年はダブルAと毎年、1レベルごとに昇格。マイナーでしっかりと基礎をつくってきた選手。

 2020年のコロナパンデミックがなければ2020年にトリプルA、シーズン途中に昇格していたかもしれません。

 ちなみに、2020年はマイナーがキャンセルになりましたが、ルーク・ウィリアムスはオーストラリア・リーグに参加。22試合で打率.292。

 2021年はトリプルAで開幕を迎え、18試合で71-25、打率.352、OBP .439、SLG .465、二塁打2本と活躍。盗塁は3で盗塁死も3ではありました。

 トリプルAでの活躍が目に止まり、チームUSAに招集。ファイナル・ロスターにも残り、全4試合に出場。18打数8安打で打率.444をマーク。これはチームUSAの最高打率でした。

キンガリーのアウトライトで昇格 

 昇格したのは五輪予選のチームUSAでの活躍があったのはもちろんですが、タイミング的にフィリーズがスコット・キンガリーのアウトライトを決断し、同日、内野手のニック・メイトン(Nick Maton)もディモート(降格)。そのスペースにルーク・ウィリアムスを昇格させたのでした。

 デビュー前に延長契約を結んだプレミア選手のスコット・キンガリーがマイナーへ行き、真反対の道を歩んできたルーク・ウィリアムスが昇格という非常に対照的な今回のロスター・ムーブでもありました。

昇格をサプライズで知る

 ルーク・ウィリアムスは東京五輪へも出場するつもりでいました。今回ニック・メイトンの降格では誰かほかの選手が上がるのだろうと思っていたところ、ファーム・ダイレクターのジョシュ・ボニファイ(Josh Bonify)から電話。なんと、「リリース」を告げるではないですか!

 これにコンフューズしたルーク・ウィリアムス。「チームUSAで活躍したのになんで?」と。

 ところが、ボニファイが告げたのは、「トリプルAのチームからはリリースだ。お前はビッグ・リーグへ行くことになったんだ」とサプライス通知。

 まさか!の昇格に大いに喜んだルーク・ウィリアムスでした。

用意しているグラブは8つ!

 実はスーパー・ユーティリティーのルーク・ウィリアムス。マイナーにおいても投手と捕手以外は全て守ってきたというツワモノ。本職は2Bとも言えます。過去の先発出場で最も多く出場したのは2Bだからです。しかし、ゲーム途中にどんどん違うポジションをこなし、もはやどこでもこなせるスーパー・ユーティリティーに。

 なお、グラブは8つキープしているそうです。常に帯同させるのはそのうち、3B用、他の内野用そして外野用の3つ。しかし、緊急事態もあるので古いものも常に待機させているので、かばんの中はグラブとシューズでいっぱいだそうです。

メジャー昇格により、東京へは来ない?

 なお、今回のメジャー昇格により、ルーク・ウィリアムスは東京へは飛ばないという見込みが強いです。ここは代表監督のマイク・ソーシアほか、五輪関係者がどう判断するのか注目ですが、五輪で見てみたいですね。

 今後のルーク・ウィリアムスの動向に注目です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞(追記あり)
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
タイトルとURLをコピーしました