スポンサーリンク

“90mph超えたった1球!Dバックスのルーキー、アレックス・ヤングがレッズ打線をダンス状態にして12K

Dバックス、5連勝でWC枠へ猛追!

ダイヤモンドバックスの勢いがすごいですね。

現地2019年9月7日、グレートアメリカン・パークで行われたダイヤモンドバックス@レッズ戦で、レッズ先発がサイヤング賞候補とも言っていいルイス・カスティーヨ( Castillo, L)だったのに対し、ダイヤモンドバックスはルーキーのアレックス・ヤング( Young, A)を起用。

アレックス・ヤングは相手エースを向こうに抜群の投球術を見せました!

90mph超えたった1球!8回12K!

アレックス・ヤングの投球はすごかったの一言。この日のレッズ打線はもはやダンス状態でした。

レッズ打線は85mph(135.18kmh)ほどのチェンジアップ、83mph(133.57kmh)ほどのカーブ、88mph(141.62kmh)ほどのシンカーで空振りの山。

驚くべきは90mph(144.84kmh)超えは初回にユージニオ・スアレスに投じた4シームの90.2mph(145.16kmh)の1球のみ。

あとは上記のような速度帯で勝負しました。レッズは待ちきれず泳ぎ気味の空振りが目立ちました。

この日の投球は8回、109球を投げ、被安打が2、無失点、四球が1、奪三振が12。

アレックス・ヤングとは

そもそもこのアレックス・ヤングとはどういう経歴の投手かと言いますと、2019年9月9日に26才になる左腕で、2015年Dバックス2巡目指名でプロ入りしました。

マイナーで5シーズン過ごし、2019年6月27日にメジャー・デビュー。今季は当然ルーキーステータスです。

マイナーのオールレベルで104試合75スタート、444.0IPで28勝25敗、ERA 4.34、奪三振が375。

このスピードなので被安打が462、自責点216、被本塁打44とコツコツは当てられますし、たまに飛ばされてはおりました。

2019年のトリプルAの成績は、ERA 6.26と数字は悪かったのですが、現場の目利きでコールアップ。

今季はこのゲームを入れて、13試合12スタート、66.2 IPで7勝3敗、ERA 3.38、奪三振58。

アレックス・ヤングのスタイル

アレックス・ヤングの持ち球は4シーム、シンカー、チェンジアップ、カットボール、カーブ。

4シームは1試合の中で数球のみ。ファストボール系は90%以上がシンカーです。90mph未満のファストボールに少しずつ速度を落としたシンカー、チェンジアップ、カーブ、そしてたまにカットボールを投げ、打者の打ち気を削ぐベテランのようなスタイルです。

現地7月7日のロッキーズ戦では6回を投げてロッキーズ打線をノーヒットに抑えました。

ザック・グレインキがトレードデッドラインで抜けましたが、ヤングの台頭がザックのアストロズ行きの話をまとめた要因の一つと言っていいでしょう。

それにしてもそごいのが出てきましたね。

Dバックス、カスティーヨの一瞬のスキを突く

ゲームの方ですが、Dバックス打線もやはりルイス・カスティーヨに苦労しましたが、4回に先頭打者が四球で出塁したその緩みをついて、ケーテル・マルテ(Marte, K)、エドゥアルド・エスコバー(Escobar, E)、クリスチャン・ウォーカー(Walker, C)が3連打し2点を奪い、これが決勝点となりました。

Dバックスは9回裏のレッズの攻撃に対し、アンドリュー・チャフィン(Chafin, A)とジミー・シェフィー(Sherfy, J)の2人を送り、僅差のリードを守りきりました。

BOX SCORE

Dバックス、5連勝でいつの間にかWC圏内へ

Dバックスはこの日の勝利で75勝67敗とし、ナ・リーグ西地区2位。ペナントは92勝のドジャースで決まりですが、ワイルドカード圏内です。

【ワイルドカード・レース】 現地2019年9月7日終了時点

  • ナショナルズ:78−63
  • カブス:76−65
  • Dバックス:75-67
  • ブルワーズ:73-68
  • フィリーズ:73-68
  • メッツ:72-69

カブスがここに来て失速気味です。ハビアー・バイエスの指のケガ、ダルビッシュ投手の右腕の状態が思わしくなかったことによる登板スキップ、さらにクレイグ・キンブレルのIL入りとまた呪われております。

ブルワーズをケアしつつ2枠目、あるいは1枠目を狙えそうです。フィリーズはどうでしょうかね??

すっかり台風の目になりつつあるダイヤモンドバックスでした。

打者のことは後日に書きます。ジャロッド・ダイソン( Dyson, J)がもうロイヤルズ時代とは別人の顔つきになっているんですよね。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
【2025ALCS_4】M・シャーザー、鬼の形相で5イニング超え!ブルージェイズ、11安打8得点で勝利
【2025ALCS_3】ブルージェイズ、猛打復活!18安打(5HR)、13得点でまずは1勝を返す
【2025NLCS_2】山本がポストシーズン完投の偉業を達成!大谷もタイムリーを放って援護!
【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
タイトルとURLをコピーしました