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【MLB移籍/FA】2022シーズンに向けたクオリファイング・オファー(QO)の金額、期限、対象選手

2021-2022クオリファイング・オファーについて

ワールドシリーズが、現地2021年11月2日に終了し、晴れてブレーブスが1995年以来のチャンプとなりました。

改めて、おめでとうございます!

 ワールドシリーズの終了日と密接に関係のあるのがクオリファイング・オファー(QO)。

【決定】クラブ→選手へのオファーの期限は7日

 さて、まずクオリファイング・オファーとはなんぞや!という方のために、ぜひとも下記のリンクをご覧ください。

 ちなみに、2020年のシーズンが終了し、2021シーズンに向けたクオリファイング・オファー(前年の分)は、こちらです。

そして大事なところとして、クオリファイング・オファーの有資格選手に対して、クラブ側がオファーする期限が現地2021年11月7日(日)となりました。

 これで注目FA選手の動向もかなりわかるようになります。

受諾か?拒否か?の期限は、17日

 そしてQOをオファーされた選手が受諾するか?拒否するか?の期限は現地2021年11月17日(水)ということに。

今季は18.4Mドル

 2021-2022のオフシーズンのクオリファイング・オファーの金額は$18.4M。この金額の決定は、トップ125選手の年俸の平均値により算出されます。今季は下がりました。

  • 2021年11月(For 2022): $18.4M
  • 2020年11月(For 2021): $18.9M
  • 2019年11月 (For 2020) : $17.8M
  • 2018年11月 (For 2019): $17.9M
  • 2017年11月(For 2018): $17.4M
  • 2016年11月(For 2017): $17.2M
  • 2015年11月(For 2016): $15.8M
  • 2014年11月(For 2015): $15.3M
  • 2013年11月(For 2014): $14.1M
  • 2012年11月(For 2013): $13.3M

2021-2022年の対象選手

 そもそもクオリファイング・オファーを提示される資格のある選手は、以下の選手達です。

【QOとなる対象選手】

  • 過去にQOの提示なし(=1度オファーを受けたら、2度めのQOはない)
  • シーズン全期間を通して所属球団にいること。(移籍してきた人は対象外)

 ほど良い金額で確実に来季もう1年プレーしてみませんか?というのがそもそもの制度ですので、クラブ側にとっては複数年でリスクを負わなくて済む利点があります。

 年俸の単価としてどうなのか?というバランスも考慮して決めるわけなので、FAとなる選手にオファーするのが通例です。

1年の単価として高いか?、低いか?、選手にしてみれば、「いやもっと市場では評価が高いはず!」と思えば、拒否するわけです。年齢の要素も絡んできますし、クラブ側、選手側双方ともに戦略が必要になります。

そして、当然のことながら、年俸の単価がとりわけ高い選手にオファーします。もしもそれより安いQOのサラリーでサインしてくれたら、ラッキーというところ。選手側もFA市場に勝負に出て、オファーがなくて開幕ギリギリにようやく決まるという地獄を味あわなくて済むメリットもあるのがこの制度。

(参考)2020-2021のQOの結果

なお、こちらは前年(2020年11月)にQOを提示されたプレーヤーのリストとその結果です。日付は2020年です。

  1. J.T. リアルミュート(PHI)>>現地11/11 拒否を表明
  2. トレバー・バウアー(CIN)>>現地11/4 拒否を表明
  3. DJ ・ルメイヒュー(NYY)>>現地11/10 拒否を表明
  4. ジョージ・スプリンガー(HOU)>>現地11/10 拒否を表明
  5. マーカス・ストローマン(NYM)>>現地11/11 受諾を表明
  6. ケビン・ゴーズマン(SFG) >>現地11/11 受諾を表明

 コロナ禍ということもあってか、2名の選手が受諾しました。そのうち、ケビン・ゴーズマンは大活躍でしたね!

トレードにより今オフはQO対象外となる選手

 初FA、あるいは初QO提示となるも、シーズン中に移籍したことで、QOを受けられない選手はこちら。

  • クリス・ブライアント(SFG)
  • ハビアー・バイエス(NYM)
  • アンソニー・リッゾ(NYY)
  • カイル・シュワーバー(BOS)
  • ジョク・ピダーソン(ATL)
  • エディー・ロザリオ(ATL)
  • ホルヘ・ソレアー(ATL)
  • ネルソン・クルーズ(TBR)
  • エドゥアルド・エスコバー(MIL)
  • マックス・シャーザー(LAD)
  • ケンダール・グレイブマン(HOU)
  • ヤン・ゴームズ(OAK)
  • ジョシュ・ハリソン(OAK)
  • スターリン・マルテ(OAK)

 超重要選手ばかりですね。

すでに過去にQOを提示され、今季は対象外となる選手

 前年のオファーはよく覚えていますが、2年前以上はどうであったか、案外忘れがちです。下記の選手たちは過去にオファーを受けてもう今オフは提示対象外となります。

  • ケンリー・ジャンセン(LAD)
  • ザック・グレインキ(HOU)
  • クレイグ・キンブレル(CWS)
  • ネルソン・クルーズ(TBR)※クルーズはシーズン中の移籍のほかに、過去にオファーを受けた選手でもあります。
  • アレックス・コブ(LAA)
  • マーカス・ストローマン(前年)
  • ケビン・ゴーズマン(前年)

注目の対象選手

 そして、今季オファーされる可能性のある有力選手がこちら。

  • フレディー・フリーマン(ATL)
  • カルロス・コレア(HOU)
  • トレバー・ストーリー(COL)
  • マーカス・セミエン(TOR)
  • コーリー・シーガー(LAD)
  • クリス・テイラー(LAD)
  • クレイトン・カーショウ(LAD)
  • ロビー・レイ(TOR)
  • ジャスティン・バーランダー(HOU)
  • ジョン・グレイ(COL)

 もちろん、彼らだけが対象ではありません。今季のサラリーはQOの$18.4Mよりは低いものの、FA市場でかなり評価されるかも?という選手がいれば提示されます。

 現地7日までに提示される選手が判明いたします。

 なお、QOを拒否した選手を後日FAでサインした場合、獲得したクラブと、出て行かれたクラブには、それぞれドラフトでの差し引きと埋め合わせがあるので、そこも大きな要素となります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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