スポンサーリンク

【MLB Pre-2019 】2018年は投手で4HR!レッズのリリーバー、M・ローレンツェンが二刀流へ

活気のあるレッズに新しいトピック

現地2019年2月12日、大半のクラブのバッテリー組のスプリング・トレーニング・ワークアウトが13日からということで、いろいろな話題が出てきております。

ソニー・グレイも真っ赤に

ヤンキースから移籍のソニー・グレイもご覧の通り、真っ赤な出で立ちになりました。

ソニー・グレイは常勝のプレッシャーから開放され、今季は大活躍しそうなオーラが筆者には見えております。ブロンクスのファンは彼への非難を後悔することになるでしょう。

下手な予言はともかく、心機一転、本来の力を発揮してもらいたいと思います。

さて、やはりというか、そうなるだろうねというような話題が出てきております。

リリーバーのマイケル・ローレンツェンが二刀流へ

シンシナティ・レッズは、2018シーズンに4HRを放ち、投手ながらその豪快な打撃が話題となっマイケル・ローレンツェン(Michael Lorenzen)を外野でも起用するプランを明らかにしました。

レッズの中での二刀流の誕生です。

大谷選手がこじ開けた二刀流の扉

分業制真っ只中で、選手個人も特定の場面での専門性をよりアピールするようになっていた近年のMLB。

2018シーズン開幕前、大谷選手には東海岸のメディアを中心にその活躍を疑問視する声が溢れました。

また、スプリング・トレーニングでの出来も散々だっただけに、余計にアウェイ感が強まっておりました。

しかし、シーズンが始まり初打席でライト前ヒットを放ったのを皮切りに、開幕2カード目で投手として先発出場も果たし、最終的には打撃で22 HR、OPS .925、打率.285を計上。

さらに投手として 10試合、51.2 IP 、 4勝、 3.31 ERA 、11.0 K per 9を記録。

「ベーブ・ルース以来約100年ぶり」という修飾語を何度も見るくらいに二刀流を浸透させ、ア・リーグROY受賞に至りました。

アマチュアではワンマン的な要素が強い野球ですが、レベルが上がるほど専任性が強くなり、「全て」やる選手はいなくなります。そんな中、大谷選手は野球本来の面白さを最高レベルで味あわせてくれたことになります。

そして2019シーズン、各クラブでその可能性のある選手を二刀流で起用するケースが出始めております。

もっとも、ゲーム展開を想定した二刀流ではあります。

ナ・リーグのDHは2022年までは施行しない

現地2019年2月6日、記者のケン・ローゼンタールさんの寄稿するスポーツメディア、※”The Athletic” を通じて発表された2019ルール・チェンジですが、その中にナ・リーグもDHを通常採用するという提案がありました。

※The Athletic(https://theathletic.com/)は有料です。ログインが必要で無料で読める範囲があるものの最後まで読めない仕様になっております。

しかし、ナ・リーグのDHの実施は2019シーズンは見送られ、すくなとも2022年までは実施されないことが明らかになっております。

ということは、向こう3年間は投手のバッティングを今までどおり見られるということですね。投手がバッティングをするのを見るのが好きな方には朗報です(筆者もその一人です)。

ローレンツェンのHR

ご存じない方向けに、マイケル・ローレンツェンをご紹介しておきたいと思います。

2013年アマチュア・ドラフト、レッズ1巡目の指名でプロ入り。2019年1月4日に27才になったばかり。2015年にMLBデビュー。

投手成績

デビュー・イヤーは21試合に先発し、4勝9敗、ERA 5.40。2016年の2年目以降はリリーバーとして起用されておりました。

MLB4年で177試合、327.1イニングに登板。18勝16敗、ERA 4.21。

打撃成績

ローレンツェンの打撃ですが、過去3年間はこのような成績です。

  • 2016: 5打数1安打、1HR、3打点
  • 2017: 12打数2安打、1HR、1打点
  • 2018: 31打数9安打、4HR、10打点

特筆すべきは2018シーズンの下記のような起用。代打での起用だけでなく、代走、ライトでの起用もあります。

  • 5月29日、PH 1三振
  • 6月7日、PH 1安打
  • 6月24日、PH 1HR、1打点
  • 6月27日、PH、1BB
  • 6月30日、PH、1HR、4RBI(満塁HR)
  • 7月4日、PHで1三振、その後マウンドへ
  • 7月8日、PHで凡退、その後マウンドへ
  • 7月21日、PHで凡退、その後マウンドへ
  • 7月22日、PHで凡退
  • 8月6日、PHで凡退
  • 8月8日、PHで凡退、その後マウンドへ
  • 8月13日、RFで起用1打席(結果は凡退)
  • 8月15日、PR(代走)で出場。
  • 8月21日、PHで三振、その後マウンドへ
  • 9月7日、PHで出場し、投手で登板。2打数1安打
  • 9月30日、PHで登場。凡退。

ナ・リーグでDHはありませんから、2打席回っていたりするのが面白いですね。

ちょっと音楽が入っていますが、2018年の活躍をまとめた動画です。

オフの間は外野守備とバッティング練習

なお、ローレンツェンのオフシーズンのワークアウトは外野の守備の練習とバッティングがメインだったようです。

外野の練習は走りますから、投手のワークアウトとも共通してます(^o^)

ローレンツェンの特技

蛇足ですが、先日CUT4に出演し、このような特技も披露しておりました。

新監督ベル氏もMLの二刀流に期待

デービッド・ベル新監督もローレンツェンのバットに期待したいようです。

新監督のデービッド・ベル氏

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷が5回ノーヒッター&50号HR!しかし、ドジャースは勝ちゲームを落とす
【MLB2025】フィリーズ、ドジャースとの死闘を制し、NLイースト2連覇を達成!
【MLB2025】カル・ロリーがミッキー・マントルに並ぶ54号HR!マリナーズはAL西地区単独首位へ
【MLB2025】大谷が49号!ドジャースはカーショウの初回の4失点を跳ね返して勝利
【MLB2025】タイガースのタリク・スクーバルとハビアー・バイエスの怪我の状態
【MLB2025】ウォーカー・ビューラーがフィリーズ移籍後初登板!失点傾向をケアして勝利投手に
【MLB2025】アロルディス・チャップマンの無安打記録に終止符を打ったのはシェー・ランゲリアス!
【MLB2025】レッドソックスのコナリー・アーリーが5回、11奪三振の衝撃デビュー!
【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる
【MLB2025】スレイド・セコーニが7回までノーヒッター!ロッキオの守備も光り、ガーディアンズがWCレースでKCを抜く!
【MLB2025】大谷が今季12本目のリードオフを含む47、48号のマルチHR!ドジャースは連敗ストップ
【MLB2025】山本が9回2アウトまでノーヒットノーラン!しかし、ドジャースは大惨事に!
【MLB2025】大谷が緊急で先発!100mph超えを連発するも、ドジャースはまたけが人が出てサヨナラ負け
【MLB2025】NLサイ・ヤングへ! ポール・スキーンズがドジャースを圧倒!ERAは1.98に!
【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
タイトルとURLをコピーしました