現地2018年10月4日(木)、2018年のDivision Seriesがスタート。まずはNLDSの2試合が行われております。
ミラー・パークで行われたロッキーズ@ブルワーズ戦は非常に面白かったです。さすがにタイブレーカーから死闘を勝ち上がってきた者同士の戦いで、双方ともに勝負どころを熟知し、且つ球際に強いプレーが随所に見られました。いいゲームでした。
ふと、ツイートを見てみるとブルワーズのスタメンが出ていたのですが、あらためて見ると「強いわ!これは」と思ってしまいました。
ゲーム展開
後日のためにも簡単なゲーム展開を記しておきます。
先発はこの2人。ロッキーズがA・センザテラ、ブルワーズがB・ウッドラフ。ブルワーズは2戦目の先発J・チャシーンを早めに発表。どうやら1戦目の先発に頭を悩ましていたようです。初戦でだめでもチャシーンで取り戻せると思ったのでしょう。
- 1回(COL/MIL):双方ともに緊張からか四球が絡む立ち上がり。しかし無得点。初回から何やら動きそうないい展開。2回は双方ともに落ち着きました。
- 3回裏(MIL): L・ケインが四球。次打者のクリスチャン・イェリッチに2ランHRでブルワーズが先制(COL 0-2 MIL)
- 6回表(COL): 3番手のコーリー・ネーベルが落ち着かず。しかし、オーランド・アルシアのナイス・タッチで1塁ランナーを盗塁死させ、無事に(COL 0-2 MIL)。
- 7回表(COL):2アウトからマウンドにジョシュ・ヘイダー。無得点に。
- 7回裏(MIL):オーランド・アルシアのシングルなどでランナーを2人出すも無得点。ちょっと嫌な流れ。
- 8回表(COL):ジョシュ・ヘイダーに流れを切られてしまう。
- 8回裏(MIL):C・イェリッチ、R・ブラウンのシングル、さらにハリソン・マスグレーブの敬遠で満塁の大チャンスを作るもマニー・ピーニャが倒れ、無得点。2イニング連続の好機逸失でとても嫌な流れに。
- 9回表(COL):マウンドにジェレミー・ジェフレス。ロッキーズは代打策が成功。ジェラルド・パーラとマット・ホリデーが連打でチャンスメイク。C・ブラックモンがシングル(COL 1-2 MIL)。
ルメイユの打球をアルシアがバウンドを合わせ間違い、満塁に。まだノーアウト。アレナドがCFへ浅い犠牲フライで同点に(COL 2-2 MIL)。
デビッド・ダールの1塁ゴロを3−2−3のDPを狙うもアウトは1つだけ。とりあえず得点は阻止して2アウト。怖いT・ストーリーを三振に仕留め、同点で切り抜ける。
- 9回裏(MIL):三者凡退
- 10回表(COL):マウントのホアキン・ソリアが好リリーフ。
- 10回裏(MIL):イェリッチが四球、トラビス・ショーが敬遠。2アウトからマイク・ムターカスが強烈なシングルを放ち、イェリッチが生還しサヨナラ(COL 2-3 MIL)。
というゲーム展開でした。
ブルワーズ、運も味方に
このゲームは何箇所かポイントがありましたが、9回表のロッキーズのブラックモンのRFへの長打性の打球がギリギリファウルになったところはブルワーズは本当についていたと思います。
また、最後のムスターカスの打席ですが、2ストライク・ナッシングと追い込まれていて、ファウルチップの空振りで三振になるところでした。ところがわずかの差でキャッチャーのグラブからこぼれて、命拾いをしたというラッキーな出来事がありました。
そして火の出るようなライナーのサヨナラヒット。本当にブルワーズ、ついています。そのシーンです。
確かに運もありますが、個人的に好きなシーンは9回表に同点にされた後のジェレミー・ジェフレスのメンタルです。逆転されてもおかしくなかったのに、よくぞ追加の失点を防いだと思います。そのメンタルの強さに拍手を送ります。
【動画】Recap: MIL 3, COL 2 – F/10
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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