イタリア 3 @ 9 日本
日本時間2023年3月16日、WBC準々決勝ラウンドのGame2、イタリア @ 日本のゲームで、日本がイタリアを 9-3のスコアで下して勝利。マイアミで行われる準決勝への切符を手に入れました。
前日に行われた準々決勝 Game1ではキューバがオーストラリア3-2のスコアで下し、お先に準決勝進出を決めています。
イタリア @ 日本戦は、大谷選手がエンゼルスの同僚デービッド・フレッチャーと対戦するということで話題にもなっていました。筆者としてはロイヤルズのニッキー・ロペスにも注目していたのですが、さすがのスイングと守備を見せてくれましたね。
大谷、熱投!
日本の先発は大谷選手で、MLBの開幕戦から逆算すると投手としてのWBCでの登板はこれが最後ということが決まっていたせいか、鬼気迫る投球を見せてくれました。
2回表の先頭のビニー・パスクアンティノ(Vinnie Pasquantino/KCR)を三振に斬って取った球速はなんと102mph(164km)をマーク。
大谷選手は、4.2イニングで71球を投げ、被安打4、失点2、BB1、HBP 2、SO 5。
1球、1球を大事に投げ、数字以上のまさに熱投でした。
大谷がバントヒット
イタリアの先発はライアン・カステラニ(Ryan Castellani)。2022年途中までアスレチックスで投げ、現時点はFAの投手。カステラ二は制球が定まらない面もあり、2イニングで3BBをもらうも、捕まえることが出来ずに序盤はスコアレス。その間も大谷選手の熱投は続いておりました。
ゲームが動いたのは3回裏。1アウトから近藤選手が四球を選び出塁すると、3番の大谷選手は、相手シフトの裏をかき、なんとセイフティー・バントを刊行。
これによりランナーを溜めた侍ジャパンはこの日4番に入っていた吉田選手がCFへ抜けようかというSSゴロを放った間に1点を先制。ニッキー・ロペスがシフトを敷いていたので、CFには抜けませんでした。
村上選手が四球で歩いた後、岡本選手がLFへ3ランHRを放ち、侍ジャパンがこのイニングで計4得点。ゲームを優位に進めます。
伊藤→今永→ダルビッシュ→大勢のリレー
ゲーム序盤からベンチにいなかったダルビッシュ投手。これは登板があるかも!と思っていたところ、7回表にマウンドに上がりました。
その前に、イニング途中で大谷選手からリレーされた伊藤投手は相手の流れを断ち切る好投を見せ、さすがの安定感を披露。
6回表に上がった今永投手も質の高い投球を披露。ボールも走り、95.8mphをマークしました。
そして7回表からマウンドに上ったダルビッシュ投手は7回を三者凡退。8回にはデービッド・フレッチャーの弟のドミニク・フレッチャーにLFへソロHRを打たれるも、後続を斬って取りさすがの投球を見せてくれました。
最終回は大勢投手が左打者に抵抗を受けるも、無失点で斬って取り、日本が9-3のスコアで勝利しました。
【YOUTUBE】Italy vs. Japan Highlights | 2023 World Baseball Classic Quarterfinal
源田選手が復帰
日本のSSには源田選手が復帰。右手の小指にテーピングをし、痛々しい姿での出場でしたが、SSでの流れるような動きはさすがでした。こんなにきれいなものかと改めて思った次第です。
投げる分には影響がないとは言え、あれだけ分厚くテーピングをしているとグラブからボールを抜くときにひっかかったりしないのだろうか?と心配になりましたが、まったくの杞憂でしたね。華麗でした。ちょっとアメリカはいないタイプのSSなので、準決勝では結構注目されるのではないかと思いました。
打ってはタイムリーを放ち、盗塁も難なく決め、力強い姿を見せてくれたと思います。
山崎投手は登板なし
なお、栗林投手に代わってロスター入りしたオリックスの山崎颯一郎投手はこの日は登板がありませんでした。投げる機会があればあの剛球も世界に披露してもらいたいですね。
準決勝→決勝
準決勝は以下の日程となっています。こちらは組み合わせが急遽変更になった後の組み合わせです(なお、キューバと日本が表の攻撃なのかどうかはPool C & Dの準々決勝が終わってから再度見直します)。
- 現地2023年3月19日 キューバ @ (USA vs ベネズエラ)勝者
- 現地2023年3月20日 日本 @ (プエルトリコ vs メキシコ)勝者
決勝は、現地2023年3月21日 東部時間 7:00 PM 。日本時間は22日の朝9時です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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