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【MLB契約2021】通常とは違うノンテンダーの兆候!ツインズがエディー・ロザリオをアウトライトへ(追記あり)

”エディー・ロザリオ”クラスでも!

驚きのニュースが入ってきました。

 現地2020年12月1日、ミネソタ・ツインズは強打の外野手であるエディー・ロザリオ(Eddie Rosario)をロスターから外し、アウトライト・ウェーバーとしたことが明らかとなりました。ケン・ローゼンタールさんの情報です。

 これによりツインズはエディー・ロサリオが他のクラブへ移籍することもいとわずという決断をしたことになります。

 今回はイレボカブル・アウトライト・ウェーバーの手続きに該当します(下記記事に詳細を記載しています)。

ウェーバー後の動き

 エディー・ロサリオですが、アウトライト・ウェーバーとなったのは数日前の話のようです。現地2日(水)が期限でクレーム(獲得)するクラブが出てくるかどうか?という結構切羽詰まったステータスです。

 もしもクレームされない場合は、同じく2日が期限となっているノンテンダーFAになるか、あるいはツインズと$8.6Mから $12.9Mの調停のレンジより低いサラリーで再契約を試みるかということになります。

 いずれにせよ現地2020年12月2日でエディー・ロサリオの来季のステータスがほぼ明らかになります。おそらくですが、このままノンテンダーFAになるでしょう。各クラブは正式にノンテンダーのリストが出てからどう動くか決めると思いますので。

追記:ノンテンダーFAに

 現地2020年12月2日、ツインズはエディー・ロサリオをノンテンダーとしました。3日の情報ですが、RFのポジションが非常に守りにくいフェンウェイをフランチャイズとするレッドソックスが興味を注いでいます。ただ、左打者なんですよね。なお、ロサリオはプエルトリコ出身。コーラ監督とも旧知ですから決まる可能性は多いにあります。ノンテンダーFAですので、レッドソックスからプロスペクトを出す必要がないのがポイントです。積極的になるかもしれませんね。DHの使えるア・リーグですから、カイル・シュワーバーという強力なパワーを得るのも一つですね。

MLSは5.120(2021年1月)

 エディー・ロサリオは2021年1月時点でMLSが5.120となる予定。よって、このオフが調停のファイナル・イヤーです。

 現状のサラリーですが、2020年1月に調停を避け、1 年/$7.75M でサインしています。

厳しいノンテンダーの兆候

 上記で少し触れましたが、現地2020年12月2日はノンテンダーのデッドライン日です。調停資格の選手にテンダーするかどうか(=オファーするかどうか)を決める最後の日。前日の記事で、レッドソックスがE・ロッドと1年で合意しましたが、これは調停まで行くのを避けて、可能な限りよい条件でサラリーを設定したといういわゆるテンダーした(=オファーした)という結果です。

アウトライトあるいはノンテンダーというシナリオのワケ

 ツインズがその強力打線の中核でもあるエディー・ロザリオにアウトライト・ウェーバーの手続きを獲った理由は、やはりコスト削減ということがあったようです。

 複数年で縛られている選手ならコスト削減に手をつけられませんが、調停資格の選手なら手続き上はその削減の対象にしやすいです。よって、エディー・ロザリオのような選手であっても対象になったようです。

トレードの打診

 なお今回のアウトライト・ウェーバーの前にツインズはエディー・ロザリオのトレード話を積極的に持ちかけていた模様。しかし、それが決まらなかったので今回の手続きに至ったという背景が。

 トレードに関しては上述したようにいったん、各クラブはどんな選手がノンテンダーとなるのかを見極めたいという心理が働くでしょうから、その前に動いていたというのはちょっとタイミングが悪かったですね。

プロスペクトでコスト削減

 エディー・ロザリオがロスターとポジションを空けることで、ツインズは外野にプロスペクトのアレックス・キリロフ(Alex Kirilloff)、トレバー・ラーナック(Trevor Larnach )をその枠に入れる算段です。プロスペクトですからメジャー契約になったとしても二人で$1M強ということでコストを抑えることができます。

 アレックス・キリロフと言えば、レギュラーシーズンの出場を経ずに、2020年のポストシーズンでデビューした選手ですね。

 また、トレバー・ラーナックはMLB.comのPre2020のプロスペクト・ランクで81位、ベースボール・アメリカのPre2020のランクで45位に入っていた選手です。

強打のエディー・ロザリオ

  エディー・ロザリオはとにかくいいところで打つ選手です。勝負強いです。2020シーズンは57試合に出場。210打数54安打で、打率.257、OBP .316、SLG .476。このショートシーズンでHRを13本は放ちました。さすがですね。RBIは42。

 また2017年から2019年までの3シーズンで、打率.284、OBP .317、SLG .495で、OPSは.813。100以上が出ればよいOPS+では114。

 なんと言ってもこの3シーズンで83本もHRを放ち、RBIも264を記録。放出するのは勿体ない選手です。

 ツインズはバイロン・バクストンとマックス・ケプラーでCFとRFが決まっていますから、LFを守っていたエディー・ロザリオを外してプロスペクトが入る余地を作ったということでしょう。ついでにコストもセーブするという合理的な手段に出たということかと思います。

 現地2日のノンテンダーがどうなるのか?ロザリオのケースを見れば、今季のノンテンダーはざわざわするような選手の名前が出てきそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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