いきなりの出場へ
現地2021年9月6日、レッドソックスはホセ・イグレシアスとメジャー契約でサインしたことを発表しました。いきなりのアクティブ・ロスター入りですね。
The Red Sox claimed SS Jose Iglesias from the Los Angeles Angels. pic.twitter.com/CQ2yQOhVAA
— Boston Strong (@BostonStrong_34) September 6, 2021
ご承知の通り、ホセ・イグレシアスは現地2021年9月3日にエンゼルスからリリースされました。
2021年のレギュラー・シーズンも残り4週間を切り、さすがに今季は厳しい処遇になりそうだと予想していたのですが、なんとレッドソックスへのカムバックを果たすことになりました。
レッドソックスへカムバック
ホセ・イグレシアスは2011年にレッドソックスでメジャーデビュー。当時から華麗な守備は有名でしたね。しかし、2013年7月のトレードデッドラインで、レッドソックス、ホワイトソックス、タイガースの3チームトレードでタイガースに移籍。このトレードではジェイク・ピービーがホワイトソックスからレッドソックスへ、また今活躍の選手で言えば、2021年はアスレチックスでプレーしている右腕のフランキー・モンタスとJ.B. ウェンデルケンがレッドソックスからホワイトソックスへ移籍しました。
タイガース時代はイアン・キンスラーとの二遊間は見応えがありましたね。
まずは手放しで、「おかえり!」と迎えたいところです。
しかし、レッドソックスにはのっぴきならない事情がありました。それがCOVID 19のアウトブレイク。
レッドソックスのCOVID IL
ア・リーグ東地区の首位を陥落しつつも、なんとかワイルドカードに残っているレッドソックス。残り1ヶ月、なんとしてでもポストシーズン進出を果たすべく、ハードな戦いに備えようかというこのタイミングで、COVID 19のアウトブレイクが発生。本当に、あの国には腹が立ちますね。
現地2021年9月6日時点でご覧のようなプレーヤーが欠場です。
- ザンダー・ボガーツ SS
- ニック・ピベッタ RHP
- ダニー・サンタナ UTL
- キケ・ヘルナンデス UTL
- クリスチャン・アローヨ 2B
- マーティン・ペレス LHP
- マット・バーンズ RHP
- ヤイロ・ムニョス UTL
- 澤村拓一 RHP
もう主力ばかり。しかも投打にわたってという状況です。
二遊間は、23才のジョナサン・アラウズ、東京五輪にも出場したジャック・ロペスらで賄っている状態。他にもトリプルAのウーカスターから招集しまくっております。
そんな中、白羽の矢が立ったのがホセ・イグレシアスでした。
白熱のレイズ戦に出場
そのホセ・イグレシアスですが、現地2021年9月6日から始まったフェンウェイパークでのレイズ戦に早くも登場することに。よくジャージが間に合いましたね。背番号は12です。
ホセ・イグレシアスが出た状況について、ゲームの流れを追っていくと、このような感じになります。
先制したのはレッドソックス。レイズ先発のライアン・ヤーブローを攻め、2回を終えて7-1とリード。非常にいい滑り出しでした。
レッドソックスの先発はクリス・セール。3回までは無難に押さえていたのですが、4回表に突如連打を浴びる事態に。しかもCFのアレックス・ベルドゥーゴが太陽が目に入り、割とイージーなフライを落球。結局、5人連続出塁を許し、4失点。アンラッキーではありました。
この時点でリードは7-5と2点差に。
イニングが進み、スコア9−7とレッドソックスが2点をリードして迎えた8回表、ついにホセ・イグレシアスが登場。守備からの出場です。しかも守り慣れたフェンウェイパークのSS。
ここで大いに盛り上がりたいところではありましたが、ゲーム展開が非常にざわついた状況でした。
8回を終えてレッドソックスが9-8と1点をリード。コーラ監督はこのまま逃げ切るべく、ウィットロックを投入しましたが、オースティン・メドウズに狭いフェンウェイパークでインサイド・パーク・ホームランを打たれてしまい、9-9の同点に追いつかれてしまいます。CFのフェンスへの跳ね返りにバックアップが誰もいなかったため、SSのホセ・イグレシアスがCFの定位置付近までボールを拾いに走り、ホームへ送球するも間に合わず。これもアンラッキーでした。
そして延長11回裏、11−9とレイズにリードを許した状況で、イニングの先頭で打席に入ったのがホセ・イグレシアス。ホセ・イグレシアスはオートマチック・ランナーのジョナサン・アラウズを2塁に置いて、RF前にクリーンヒット。これでアラウズを迎え入れ、10-11と1点差に追い上げました。
しかし、レッドソックスは後続が続かず、10-11でレイズに敗戦。ホセ・イグレシアスのカムバック戦で勝利とはなりませんでした。
厳しい戦いがつづくレッドソックス。このまま崩れないためにもホセ・イグレシアスの活躍が必要です。
このゲームは、レイズの大逆転勝利と言わざるを得ませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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