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【MLB2025】大谷、ウィメンズナイトでリードオフHR!S・アルカンタラから強烈な一発!

♪ダンシング・クイーン、♪ムーンライト伝説

 現地2025年4月29日、ドジャースタジアムはスポーツ、ビジネス、文化における女性の貢献と影響力を称える特別イベント「ウィメンズ・ナイト”Women’s Night”」を開催。このイベントでは、当該夜限定のクルーネック(首元が曲線になっているトップス)がセットになったチケットパッケージが販売され、女性を称えるために特別に企画されました。

 この日はマーリンズ@ドジャースの3ゲームシリーズのGm2で、プレーボール前にドジャース・ナインが守備位置に散っている際にはスウェーデンのコーラス・グループ、ABBAの代表曲の一つで、1976年にリリースされた「ダンシングクイーンDancing Queen)」がかかり、いつもとは違うテーストでファースト・ピッチを迎えました。

真美子夫人選曲!

 そしてこの日、大谷選手の打席ではセーラー・ムーンの「ムーンライト伝説」がウォークアップ・ソングとして流れ、スタジアムを盛り上げました。これは真美子夫人の選曲!

 大谷選手はこの日、1回裏、 2回裏、3回裏、5回裏、7回裏と5度打席に立ちましたが、いずれも「ムーンライト伝説」が流れました。一番きれいに放送に乗ったのは3回裏の第2打席で、バッテリー間の打ち合わせがあったので、歌も長く流れました。しかし、「ムーンライト伝説」がこんなにもウォークアップ・ソングに適しているとは思いもよりませんでした。

 なお、大谷選手は8回裏の打席では大量リードにつき、お役御免でオースティン・バーンズが代打に送られました。

シリーズ勝利へ 

 前日28日のGm1では5回を終えてテオスカー・ヘルナンデスの2ランHRなどで5-0と楽勝ペースで進んでいたのに、5回表にマーリンズのデーン・マイヤーズにグランドスラム打たれるなどして5-5に追いつかれ、延長の末に辛くも7-6でサヨナラ勝利を収めたドジャース。最後に決めたのはトミー・エドマンでした。

MLB Gameday: Marlins 6, Dodgers 7 Final Score (04/28/2025)
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 この日はもう初回からアクセル前回でマーリンズの大エース、サンディー・アルカンタラに襲いかかりました。

大谷がパパ第1号

 1回表にハビアー・エドワーズのトリプルをきっかけに、またしてもデーン・マイヤーズにタイムリーを打たれ1点を先制されたドジャース。

 しかし、1回裏に電光石火でそのビハインドを取り戻しました。

 大谷選手の第1打席、打席に向かう最中、大声援で「ムーンライト伝説」がちょっと聴こえにくかったですが、いつものようにホームベースの一角にバットを当てて打席でのスタンスを図った大谷選手は、楽に構えてサンディー・アルカンタラを視界に。その初球、95.5mphのインロー気味のシンカーをきれいに捉え、打った瞬間それとわかるリードオフHRを放ち、たちまち1-1の同点に。射出速度114.1mph、角度23度、そして強烈な打球音でだれでもHRとわかる一発でした。飛距離は394ftで120.091m。

 大谷選手はこれが今季7号HR。4月16日のロッキーズ戦で放ってから13日ぶりとなる一発となりました。大谷選手は奥様の出産に合わせて4月18日と19日の2日間、パタニティー・リーブに入り、4月20日に復帰。

 よって今回はお子さんが生まれてから初の一発となりました。

 なお、114.1mphは大谷選手のHRの今季最速。これまでのキャリアで114mph以上の射出速度のHRを放ったのは35本となります。

 ちなみにStatcastが2015年にトラッキングを開始して以来、114mph以上の射出速度のホームランを放ち、大谷選手の35本を超えているのは、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン(73本)とアーロン・ジャッジ(42本)の2人だけです。

ドジャース、15得点

 この大谷選手のリードオフHRなどでサンディー・アルカンタラから3回途中で7得点を上げたドジャースはこの日は計18安打を放って15得点をマーク。Gm1で中盤に一息入れたのと打って変わる波状攻撃を見せました。この辺りの前日の反省点の対策をすぐに取ってくるのがドジャースのすごいところ。

 なお15得点はドジャースの今季最多得点。10安打以上は過去7試合で6度目と非常に当たっています。

 スコアも15-2で圧勝です。

MLB Gameday: Marlins 2, Dodgers 15 Final Score (04/29/2025)
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投手温存!

 相手がサンディー・アルカンタラでしかもこの日はローテーションの穴でブルペン・デーを余儀なくされていたドジャース。打線が頑張ったのはこういう背景もあったのですが、この日は序盤の大量得点で投手を温存することが出来ました。

 ドジャース先発はジャック・ドライヤーで先制点を許したものの、2.0イニングを投げ、被安打2、失点1、自責点1、BB 0、SO 3。

マット・サウアーが好投! 

 なにより2番手のマット・サウアー(Matt Sauer)がゲームを作りました。5イニングを投げて被安打5、失点1、自責点1、BB 0、SO 4。

 勝ち星はこのサウアーについております。

 2024年にロイヤルズでデビューし、2025年1月にドジャースとマイナー契約。キャリアを通じてこれがメジャー初勝利となります。26歳の苦労人右腕が報われた日でもあります。

キケが登板!!

 8回にはルイス・ガルシアが無失点で抑えた後、ドジャースは15-2と大量リードしていることもあり、9回のマウンドをキケ・ヘルナンデスに任せました。

 打撃投手用の頭部保護の防具もつけてマウンドにあがったキケはそのアームの力から言って本来なら90mph以上を投げられる力はあるのですが、この日はスローカーブを多投。強烈なカムバッカーの対策で防具をつけていたのでしょう。

 しかもこのスローカーブが絶妙でシングル・ヒット2本を許したのみで無失点に抑えました。ゲームを締めたというのが笑えます。

テオスカー・ヘルナンデス、RBIトップ

 テオスカー・エルナンデスが、5打数4安打、4RBIと大暴れ。このゲームを終えた時点でテオスカー・ヘルナンデスはアーロン・ジャッジのRBI 29を抜いてRBI 31をマーク。両リーグ通じてトップとなりました。ちなみにこのうちのRBI 14は直近7試合での計上。テオスカー・ヘルナンデスも手が付けられない状態となっています。

 ドジャースはアンディー・パヘスも非常にホットですし、打線中盤から下位がよく機能しています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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