ドジャース1年目は素晴らしいシーズンに
現地2024年9月29日、ドジャースはロッキーズと162試合目を行い、2-1の僅差で勝利。レギュラーシーズンを98勝64敗で終え、MLBトップの勝率で幕を閉じました。
最終戦はオープナー
ドジャースの最終戦はオープナーによる継投でした。アンソニー・バンダが先発して1イニングを投げ、ランドン・ナックが2回から5回まで4.0イニングを稼ぎ、6回以降はアレックス・ベシア、エバン・フィリップス、マイケル・コペック、そしてエドガルド・エンリケスが9回を締め、1失点リレー。ボールが飛ぶコロラドで見事な継投を見せました。
ロッキーズは2回にサム・ヒリアードのソロHRで先制。投げてはきれいなフォームのライアン・フェルトナーがドジャース打線を7回まで被安打2のスコアレス投球で翻弄。2番手のルイス・ペラルタも良かったです。
しかし8回表にクリス・テイラーにソロHRを許し、さらにボークで勝ち越し点を与え、これが決勝点に。ロッキーズとしては惜しい敗戦となりました。スコアは2-1。ドジャースは最終戦を勝利で飾りました。
大谷は4-1で59SBを達成!
すでにHRとRBIはNLトップをマークしていた大谷選手。残すところ打率を取ればトリプル・クラウン達成というところでしたが、このゲームが始まる前までのルイス・アラエズ(SDP)の打率は.314で大谷選手は.310。さすがに0.005の差は大きかったです。
ルイス・アラエズは3-1
前日は打率キープのためにゲームに出なかったアラエズですが、この日は1番1Bで先発出場し、3回も打席に立ちました。結果は3打数1安打で前日の数字をキープ。途中交代しましたが、彼も見事に結果を出しました。
大谷選手ですが、2Bゴロ、SSゴロ、2Bゴロと3打席連続で凡退。8回にクリス・テイラーのHRの後、1塁にオースティン・バーンズを置き、RFへ痛烈な当たりのヒットを放ち、これが今季の最終安打となりました。
この後、ダブル・スチールに成功し、大谷選手の盗塁数は59に。
打者専念なら恐ろしい数字に
この春は信頼していた通訳に裏切られるなど、ゲームへの集中が難しい状況でありながら、それを跳ね返して素晴らしいシーズンにしました。ビハインドがあってもこの成績です。大谷選手が打者ONLYでプレーするなら恐ろしいことになるというのをまざまざと見せられたシーズンでした。
投手との両立はむしろその恐ろしさを封印するためのものかもしれません。ただ、2023年の序盤は投手でも圧巻の成績を残しましたので、2025年はさらに恐ろしいことになるかもしれません!!ドジャース打線をバックに投げるのですからね。
来年のことはまたまとめるとして今季の大谷選手の強烈な成績はこちら。
2024 | HR | RBI | BA | OBP | SLG | OPS | SB | TB | PA | AB | H | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stats | 54 | 130 | .310 | .390 | .646 | 1.036 | 59 | 411 | 731 | 636 | 197 | 134 |
NL | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 |
MLB | 2 | 2 | 5 | 5 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 6 | 4 | 1 |
197安打
なにが惜しかったかというと、200安打まであと3本というところです。HRバッターが200安打を放つというのもほぼないです。バリー・ボンズでも200安打は達成しておりません。バリー・ボンズのシーズン最多安打は181です。
もしも大谷選手が200安打を達成していたとしたら、AB 636、H 200ですから、打率は.314。アラエズに並んでいたということになります。
ちなみに197安打の内訳は以下です。
- HR :54
- 2B: 38
- 3B: 7
- 1B: 98
大谷選手のポストシーズンは現地2024年10月5日からのスタートとなります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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