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【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利

将来のHOFの対戦が久々に実現

 現地2025年8月8日、ドジャースはブルージェイズをロサンゼルスに迎えてのインターリーグがスタート。 

 この珍しい対戦カードの初戦に、将来のHOF(Hall Of Fame:野球殿堂)が確実視されているクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)とマックス・シャーザー(Max Scherzer)のマッチアップが実現。

 クレイトン・カーショウが37歳、マックス・シャーザーが41歳となった今、ともにキャリア終盤で、全盛期の豪球は影を潜めましたが、現時点でのファストボールを軸に、切れ味抜群の変化球を駆使し、最高レベルのコマンドを披露。まさに高レベルのスキルが結集したいい投げ合いを見せてくれました。

 さすが3,000奪三振/200勝クラブのメンバーであり、サイ・ヤング賞3回受賞の二人でした。

カーショウVSシャーザーのマッチアップ履歴

 これまでクレイトン・カーショウとマックス・シャーザーの対戦はポストシーズンも含めて4度実現。今回で5度目です。

 初対戦は、17年前の2008年まで遡り、ともにルーキーでマックス・シャーザーがまだDバックスにいた頃で、クレイトン・カーショウもまだか細い時代でした。今回の対戦は2021年4月11日以来のマッチアップでした。

(1)2008年9月7日 – ドジャース対ダイヤモンドバックス

 両投手とも、殿堂入り投手であるグレッグ・マダックス(ドジャース)とランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)の代役として、予想外のルーキー先発投手として登板。カーショウは4回を投げ、被安打6、失点3。シャーザーは5回を投げ、SO 11、被安打5、失点3でした。両投手ともノーディシジョン(勝利・敗戦がつかず)で、ドジャースが勝利。


(2)2016年10月7日 – ナショナルズ対ドジャース(NLCS Gm1)

 シャーザーは6回を投げ、被安打5、失点4。カーショーは5回を投げ、被安打8、失点3。ドジャースが勝利し、カーショーが勝利投手、シャーザーが敗戦投手に。

(3) 2018年4月20日 – ナショナルズ対ドジャース

 シャーザーは6回を投げ、失点1に抑えて勝利投手に。カーショーは7回を投げ、失点4で敗戦投手に。このゲームで、シャーザーはカーショーからシングルヒットを放ちましたが、これは両者が相手から記録した唯一のヒットとなりました!


(4)2021年4月11日 – ナショナルズ対ドジャース
 カーショーは6回を無失点に抑え、勝利投手に。シャーザーは6回を投げ、失点1で敗戦投手に。

     通算成績はカーショウの2勝1敗。

    5度目はカーショウが勝利

     5度目の対戦となったこの日の1回表、カーショウはブルージェイズ1、2、3番を三者凡退。デービッド・シュナイダー、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.から三振を奪いました。

     一方、マックス・シャーザーは初回、大谷選手にCFに102.9mphのクリーン・ヒットを浴びると、ムーキー・ベッツにもシングルを許し、ノーアウトランナー1、2塁とピンチを迎えます。3番のフレディー・フリーマンにも3球続けてボールとなり、崩れそうな状況になりましたが、ここから持ち直して、絶妙なコマンドでフルカウントまで持ち込み、最後はスライダーで三振を奪い、1アウト。96mphを記録しています。

     つづくウィル・スミスにはあわや3ランHRかという大きな当たりを打たれるものの、これをLFのデービッド・シュナイダーが好捕。事なきを得ました。

     この後、マックス・マンシーに四球を出して満塁のピンチを迎えたものの、テオスカー・ヘルナンデスから三振を奪い、無失点。

     ともに2三振ずつを奪い合う立ち上がりとなりました。

    ブルージェイズが先制

     先制点を許したのはカーショウの方で2回表、先頭のボー・ビシェットに二塁打を許すと、1アウトからアディソン・バーガーにタイムリーを許しました。

     この後、カーショウは連打を許し、1アウト満塁の大ピンチを迎えますが、マイルズ・ストローからダブルプレーを奪い、1失点のみでしのぎました。

    5回裏にムーキーの2ランHRでLADが逆転 

     ともに3、4回を持ち直した二人は中盤へ。

     5回裏、ドジャースは先頭のアンディー・パヘスがシングルで出塁し、つづくアレックス・フリーランドとの間にヒットエンドランを仕掛けましたが、 フリーランドの打球は1Bのボップフライに。この打球にパヘスの帰塁が間に合わず、ダブルプレー。これでチャンスを潰したかに見えました。

     しかし、直後に大谷選手が右中間へ強烈なグランドルール・ダブルを放ち、再びチャンスを作ると、続くムーキー・ベッツがスライダーをLFスタンドに放り込み、これが2ランHRとなってドジャースが2-1と逆転に成功。シャーザーはチャンスメイクを許した大谷選手への1球を悔やみました。

     2人はともに6回まで投げぬき、カーショウは被安打7、失点1、ER 1、BB 1、SO 4。シャーザーは被安打6、失点2、ER 2、BB 3、SO 5、HR 1。

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     この後、ドジャースは7回に3点を奪い、最後はブレイク・トライネンが締めて5-1で勝利しました。カーショウは今季6勝目をマーク。シャーザーとの対戦成績を3勝1敗としました。

    大谷とマックス・シャーザーの対戦

     大谷選手とマックス・シャーザーはこれまでレギュラーシーズンでは違うリーグでプレーしてきたこともあり、直接対決する機会はほとんどありませんでした。この試合前まではオールスターを含めて3打数無安打、三振2。 

     しかし、この日、シャーザーから2安打を放ち、5打数2安打としています。

    ゲレロ・Jr.とカーショウの対戦は? 

     また、ブルージェイズの主砲ゲレロ・Jr.とクレイトン・カーショウの対戦は今回が初めて。

     3打席で、安打1、三振2、四球1という結果でした。

     お読みいただき、ありがとうございました。

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