スポンサーリンク

【MLB2024】パイレーツがルーキー・ジャレッド・ジョーンズの好投もあり開幕4連勝

パイレーツ、今季もスタートは好調

 現地2024年3月31日、ピッツバーグ・パイレーツは28日から始まったマイアミとの開幕4連戦をスウィープ。好調な滑り出しとなりました。

【パイレーツの開幕4連戦】

  • 3/28: PIT 6 @ 5 MIA
  • 3/29: PIT 7 @ 2 MIA
  • 3/30: PIT 9 @ 3 MIA
  • 3/31: PIT 9 @ 7 MIA(F/10)

 パイレーツは2023年も4月は好調。NLではダントツの成績を残しました。

 ただ、最初の滑り出しは良かったものの、5月から急降下し、これが7月まで約3ヶ月間落ち込み、残り2ヶ月でなんとか5割近くまで粘ったものの、中核の3ヶ月の落ち込みが響いて78勝86敗でNLセントラル4位という結果でした。

ローテーションの出来

 一つには投手陣が崩れた面もあったのですが、マイアミとの開幕4連戦のローテーションの成績はご覧の通り。

DateSPIPHRERBBSOHR
Mar. 28ミッチ・ケラー5.2754230
Mar.29マーティン・ペレス4.1611320
Mar. 30ジャレッド・ジョーンズ5.23332100
Mar. 31ベイリー・ファルター4.0566322

 Gm1からGm3までは先発がゲームメイク。Gm4のベイリー・ファルターのみ崩れましたが、そのGm4では初回に5失点を喫するも、2回表に打線がつながり3得点を上げ、7回表には逆転。延長10回に2点を勝ち越し、9-7で勝利。打撃は相変わらずいいですね。

ルーキーのジャレッド・ジョーンズが好投

 なんと言ってもGame3で先発したルーキーのジャレッド・ジョーンズ()の好投が大きかったですね。ミッチ・ケラー、マーティン・ペレスという割と強い2枚は揃えたものの、それ以降のローテーションは不安を残しての開幕で、ルーキーを抜擢したのも、層の薄さの現れでもあったのですが、このルーキーが期待に応えましたね。

10Kデビュー

 ジャレッド・ジョーンズは2001年8月6日生まれの22才。2020年のパイレーツの2巡目指名の投手です。高校卒でのプロ入りで、4年目にきっちり出てきました。2023年はAAとAAAで投げ、双方を併せて5勝9敗、ERA 3.85。BB9は3.6、SO9は10.4でした。Pre-2024のプロスペクト・ランクでは62位。

 ジャレッド・ジョーンズは初回は緊張を払拭するためか、とにかく投げっぷりが良かったです。High-90mphを連発し、特に3人目のブライアン・デラクルーズに対してはこの日最速の99.9mphをマーク。いいボールでした。それにコントロールが非常に良く、もはやコマンドをしっかりと意識しているレベル。

 2回以降、4シームのアベレージは97mph、96mphと落ちて行きましたが、アクセントがついて良かったのが78mphほどのカーブ。腕の振りが縦なので、カーブも投げやすいようでこれが効果的で4シームもさらに速く見せていたように思います。その他、88-89mphほどのスライダー、チェンジアップも良かったです。

 まずは素晴らしいデビュー戦だったと思います。

PIT、ルイス・アラエズを抑える

 このマイアミとの4連戦でパイレーツ投手陣が成功したのは、2022年と2023年にALとNLでそれぞれバッティング・タイトル(=打率)を獲ったルイス・アラエズを完全に封じたことです。 

 ルイス・アラエズの開幕4連戦の成績は、6-0、4-0、4-1、4-1でたった2安打しか許しませんでした。マイアミも打撃は良いだけにアラエズを封じたのは大きかったと思います。

オニール・クルーズが好調

 そして打撃が好調な中でやはりオニール・クルーズが結果を出しています。開幕3戦で14打数5安打、1 HR、2 RBIで、.358/.438/.571。ただ、1、2戦でそれぞれ3三振とまだ粗さも見せている模様。

 パイレーツはGm4でSSをオニール・クルーズではなく、アリカ・ウィリアムズを起用してきました。アリカ・ウィリアムズは25才で2020年のドラフトのレイズの1巡目指名のSS。2023年6月にロバート・スティーブンソンとのトレードでパイレーツに移籍してきました。そのアリカ・ウィリアムズはGm4で4-1でその1本はトリプルとこちらも結果を出しています。

 今のところはオニール・クルーズがメインSSのようですが、この2人の争いも面白いです。

 昨年よりも戦力は確実に充実しているパイレーツ。まだトリプルAに2023年の全体1位、ポール・スキーンズを抱えており余力はあります。今季はどこまで継続するのか、楽しみです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
【MLB2025】ブライアン・ベイヨーが7回スコアレス投球!レッドソックス、ヤンキースに1-0で勝利
【MLB2025】シェーン・ビーバー、TJから華麗に復帰!!6回9Kの快投を披露
【MLB2025】不全骨折(ヒビ)のまま強行出場を続けたカイル・タッカーが34日ぶりにHRを放ち、勝利に貢献!
【MLB2025】デバースがいなくなってもアンソニーが!レッドソックス、ブロンクスでの熱戦を制す
【MLB2025】ドジャースが悲惨な敗戦!ロッキーズに完敗。先発の大谷は打球が足に直撃して途中退場
【MLB2025】ドジャース、大谷の44号HR & A・コールの活躍でロッキーズに完勝!
【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
タイトルとURLをコピーしました