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【MLB2024】オリオールズは怪我のニュースからスタート!カイル・ブラデッシュ(UCL)、ガナー・ヘンダーソン(腹斜筋)が怪我

カイル・ブラデッシュは開幕ILが確実

 現地2024年2月15日、オリオールズはピッチャー&キャッチャーのワークアウトがスタートした日ですが、あまり良くないニュースが入って来ました。 

 オリオールズGMのマイク・エリアス(Mike Elias)は、複数の選手が故障したことを発表。

【1】カイル・ブラデッシュRHP

 GMのマイク・エリアスによると、まずは先発ローテーション右腕のカイル・ブラディッシュ(Kyle Bradesh)が右肘のUCL(Ulnar Collateral Ligament: 尺骨側副靱帯)を傷めたことを発表しました。UCLの捻挫です。

PRP療法の処置済み

 発表はあくまで現地2024年2月15日のことですが、カイル・ブラデッシュはすでにPRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)の注射を打っており、その処置から傷めたのは数日以内の話ではないことが伺えます。UCL 断裂とも報じているメディアもあり、余談を許さない状況ですが、少なくとも開幕をILで迎えることは確実。場合によってはトミー・ジョン手術に移行する可能性も十分にある状況です。

カイル・ブラデッシュとは

 カイル・ブラデッシュは1996年9月12日生まれの27才の右腕で、2018年のエンゼルスの4巡目指名でプロ入り。 

 2019年12月、エンゼルスがディラン・バンディーを獲得したトレードでオリオールズに移籍。デビューは2022年で25才のシーズンでした。この年、オリオールズは83勝79敗とすでに上昇の機運に乗り始めたシーズンで、ブラデッシュは23試合、117.2 IPを投げて、4勝7敗、ERA 4.90。

 数字は上がらなかったのですが、現地2022年9月22日にアストロズを相手に6回2アウトまでパーフェクト、9回2アウトまで投げて被安打2、スコアレス、0BB、10SOという素晴らしい投球を見せるなど、輝く片鱗を見せていました。

 また、2023年は30試合、168.2 IPで12勝7敗、ERA 2.83と素晴らしい投球を披露。サイ・ヤング賞投票で4位に入るなど、その才能を大いに発揮したシーズンでもありました。2024シーズンはさらに期待のかかったシーズンでしたが、雲行きが怪しくなりました。

 まだ27才なのでトミー・ジョン手術をするなら今ということになりそうです。

バーンズ加入、ミーンズ復帰

 カイル・ブラデッシュはとにかく、縦のスライダーが素晴らしい投手。オリオールズのローテーションの中核として數えられていました。

 今オフはブルワーズからコービン・バーンズを獲得し、トミー・ジョン手術上がりのジョン・ミーンズも復帰。非常に強いローテーションだったのですが、ブラデッシュの離脱で補強の効果が薄れるかもしれません。まだ若いローテーションとしてグレイソン・ロドリゲス、ディーン・クレマーもおります。

【2】ガナー・ヘンダーソンが腹斜筋を傷める

 またGMのマイク・エリアスは、オリオールズの内野の中心となったガナー・ヘンダーソンも怪我で出遅れると発表。ガナー・ヘンダーソンは腹斜筋で、2-3週間の時間が必要。

 ただ、ガナー・ヘンダーソンの場合は、スプリング・トレーニングに出遅れるだけで、このまま順調に進めば開幕は全く問題ありません。むしろ、この時期でよかったという不幸中の幸い。

 ガナー・ヘンダーソンは2023年は、150試合に出場し、シーズン143安打を放ち、打率.255、OBP .325、SLG .489、HR 28、RBI 82、SB 10をマーク。AL ROYとシルバースラッガー賞(ユーティリティ部門)を受賞しました。

【3】サミュエル・バサロ C

 さらに捕手の怪我もあります。プロスペクト捕手のサミュエル・バサーロ(Samuel Basallo/19)が右肘を疲労骨折。スプリング・トレーニングではDHとしてのみの参加となります。

 サミュエル・バサロは19才でありながら、Pre-2024のトップ・プロスペクトランク100で17位にランクされた逸材。

 オリオールズにはアドレー・ラッチマンがおり、さらにバックアップにはジェームス・マッキャンがおりますから、捕手としての今季の昇格はそもそもチャンスが少なかったのですが、DHあるいは1Bとしてなら今季デビューもあり得ます。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

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