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【MLB Pre2023】カルロス・ロドンが前腕部を傷め、開幕をILで迎えることが決定

6年/162Mドルの初年なのに

 現地2023年3月8日、ヤンキースGMのブライアン・キャッシュマンは、今オフに6年/$162Mの大型契約でサインしたカルロス・ロドンが開幕をILで迎えることになりそうだと発表しました。

 ヤンキースにとって期待する先発ローテーション左腕のクラブ・デビューが遅れることになりそうです。

あまり良くない前腕部のハリによるIL 

 カルロス・ロドンのどこが悪いかというと、前腕部。ここにMild Strain(軽めのハリ)を感じているとのこと。

 投手にとって前腕部のハリはあまり良い兆候とは言えません。なぜならトミー・ジョン手術をする投手はその前段階としてこの前腕部になんからの違和感を覚えるからです。

 カルロス・ロドンは現地2023年3月8日時点で7日から10日の投球禁止が出ており、仮にこれが空けたとして3月20日前後に。いきなりフルに稼働させる訳には行きませんから、そこから数週間かけてチューンナップして行ったとしても3月30日の開幕には間に合わないという計算のようです。

 投球禁止の期間が空けた時の症状次第ではさらに延びる可能性もあります。なお、カルロス・ロドンは2019年5月にすでにトミー・ジョン手術を受けています

ヤンキース、ローテーションが崩れる

 カルロス・ロドンの肘痛が仮に長期化した場合、ヤンキースはローテーションの構想が崩れてしまいます。

計3名が開幕をILで迎える

 ヤンキースの投手陣はすでにご覧の3名が開幕をILで迎えます。

  • フランキー・モンタス
  • トミー・ケインリー
  • ルー・トリビーノ

フランキー・モンタス

 フランキー・モンタスは、昨シーズンから再発した右肩の炎症に対処するため、2023年2月、関節鏡手術を受診。復帰までのスケジュールは未定で、5月上旬から投球練習を再開する見込みで本人は今季中には必ず投げるとの意志を示していますが、長期離脱は必至です。

トミー・ケインリー

 トミー・ケインリーは2020年8月にトミー・ジョン手術を受け、2020年終了後にヤンキースをFAとなり、ドジャースと2年契約でサイン。ドジャースは2022年に復帰する目論見でサインし、トミー・ケインリーも2022年5月にメジャーのマウンドに復帰しました。ところが、5月後半に再び前腕部に違和感を発症し、IL入り。復帰したのは9月半ばで、2022年は計12.2イニングで、ERA 2.84にとどまっていました。

 そして2022年オフにFAとなり、再びヤンキースとサイン(2年/$11.5M)。2023年はフル稼働の予定でしたが、3月に入って上腕二頭筋炎を発症。2023年の開幕は10 Day IL入りが決定しました。復帰のスケジュールは未定です。

ルー・トリビーノ

 ルー・トリビーノはリリーバーではありますが、一応投手陣ということで彼のことも記載します。彼は、2023年3月9日に右肘靭帯を傷めていることが判明。この時点でILで開幕を迎えることが決定しています。

 ご覧のような状況で、カルロス・ロドンがこれに加わることに。後はどれくらいで復帰出来るかというところ。

見込みローテーション 

 このような状況ゆえ、ゲリット・コール、ルイス・セベリーノ、ドミンゴ・ヘルマン、クラーク・シュミッド、ネスター・コルテスというローテーションが現時点の見込みです。

 なお、ネスター・コルテスはWBCのUSA代表入りを決めていましたが、ハムストリングスを傷めてしまい、WBCは欠場。開幕に照準を併せて調整中です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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