スポンサーリンク

【MLB強粘着剤】マックス・シャーザー、セルジオ・ロモがフィールドでベルトを外す

2日目にして大荒れの事例

 現地2021年6月22日、MLBのForeign Substance(強粘着の異物)チェックが2日目を迎えましたが、2日目にして荒れた事例も出てきました。

 これは1巡するまでは色々とあると思いますね。

 荒れたのはナショナルズのマックス・シャーザーとアスレチックスのセルジオ・ロモに対するチェック。

気持ちよくが原則だと思うが

 前日の記事で、下記のように書かせていただいたのですが、その懸案点が出たというケースでした。

デグロムとアンパイア陣は非常によい空気感でチェックを実施していてよかったと思います。もしも審判が罪人にでも接するかのような厳しい視線と態度で投手に接していたら、相当気分が悪いでしょうし、一触即発になりそうです。

やるなら大人の対応で投手に接してほしいですね。

MLB2021】強粘着剤の使用チェックの初日の模様

マックス・シャーザーの場合

 サイ・ヤング賞を3度受賞(2013、2016、2017)、2位が1度(2018)、3位も1度(2019)という現役投手の中でのレジェンドのナショナルズのマックス・シャーザーが、現地2021年6月22日のフィリーズ戦に登板。ザック・ウィーラーとの投げ合いでそちらにフォーカスしたかったのですが、強粘着の異物のチェックでこの素晴らしい顔合わせがふっとんでしまいました。

シャーザーには3度実施

 1度目は1回裏の登板を終えた攻守交代時での実施。これは前日同様、まずはチェックを必須としているので、実施されたというもの。これは「仕方ないな」という感じで受容したマックス・シャーザー。

 チェックはアットランダムということでしょうが、3回裏の投球を終えてからも、実施されました。この時は、ベンチに帰りかけたタイミング。こちらもしっかりと対応したシャーザー。もうチェックはないというタイミングでの実施なので、ある意味このタイミングでのチェックも制度上は致し方ないという向きでもありました。

3度目はイニング途中

 特別だったのは、3度めがあったことと、それが相手フィリーズからのクレームであったことと、イニングの途中での実施になったという点。

 3度めは4イニング目で1アウトを奪った後。フィリーズ監督のジョー・ジラルディがチェックを入れてくれとアンパイアにクレームを入れました。

 ゲーム後、クレームを入れた理由としてジョー・ジラルディは、「このイニングのマックス・シャーザーはしきりにキャップのバイザーに指をかけ怪しい動きをしていたからだ」と述べました。

 そしてイニング途中にチェックを実施されたマックス・シャーザー。”I got nothing”を連呼。ベルトまで外してパンツまで下げようかという勢いで応じました。

 さすがにこれは気分が悪かったと思います。ましてや、シャーザーの場合は特に髪につけるわけもなく(これはお察しください)。「これは汗なんだよ」とキャップを取って全てを晒すようにフィリーズ・ベンチにもアピールしました。

 そして次のイニング、5回裏を抑えたシャーザー。この日はこれで降板となったのですが、ベンチへの帰り際に、ジョー・ジラルディを睨みつけながら、下がりました。

 これにキレたジョー・ジラルディ。シャーザーに食ってかかりますが、シャーザーはベンチにおいても、グラブとキャップを外し、「そら、何にもないだろう」と挑発。

 互いにぶつかり合いましたが、しっかり対応したシャーザーの方が上手だったと思います。

セルジオ・ロモの場合

アスレチックスはレンジャーズとの対戦で、序盤3回までに9点をリード。結果は13-6で勝利したのですが、セルジオ・ロモは7回裏に登板。イーライ・ホワイトにHRを打たれ、1失点となったのですが、その降板時にチェックを受けました。ロモは全部調べろと言わんばかりにパンツまで下げました。個人的にはキャップとベルトを投げ捨てのが面白かったのですが、さすがにこれは審判にも失礼かなとは思いつつも笑えました。

 ロモの場合は、降板時の1度だけです。

シャーザー、勝利投手 

 なお、3−2のスコアで勝利したナショナルズ。マックス・シャーザーに今季6勝目がつきました。ザック・ウィーラーは3イニングで被安打6、失点3と今季初めてというくらいに乱れました。

 さて、そのゲーム翌日。現地2021年6月23日の模様ですが、ハーパーの髪をチェックしろとふざけるシャーザーの姿がありました。

 もう笑いに変えていますので、大丈夫そうですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025HOF】イチロー選手が野球殿堂入り!CC・サバシア、ビリー・ワグナーも揃ってHOFへ
【MLB2025FA】ブルージェイズ、アンソニー・サンタンデアを獲得!オプトアウトありの5年契約でサイン
【MLB2025FA】またしても!ドジャースが注目FAリリーバーのタナー・スコットと4年契約で合意
【MLB2025FA】アスレチックスがホセ・ルクラクと1年契約!TEXの2023 WS制覇に貢献
【MLB2025】阪神・青柳晃洋投手はフィリーズとマイナー契約へ
【MLB2025】佐々木朗希投手はドジャースに決定!契約延長での上書きは当分なし!
【MLB2025FA】メッツがジェシー・ウィンカーと再契約!右投手との対戦に期待
【MLB契約2025】破格の契約となった桐朋・森井翔太郎選手!アクーニャ、ソト、佐々木らと同じ国際FAでの契約
【MLB2025】期限は現地1/23!佐々木朗希投手はまもなく決定!サイニング枠の全額投入の可能性も!
【MLB2025FA】堅実な選択!マリナーズがドノバン・ソラーノと1年契約でサイン
【MLB2025】2年前はNPBを模索!A’sのブレント・ルッカーが5年の延長契約を勝ち取るまで
【MLB2025FA】ブルージェイズが直近2年で大躍進したジェフ・ホフマンと3年/33Mドルでサイン!
【MLB2025FA】オリオールズがアンドリュー・キットリッジと1年契約で合意!ブルペン強化へ
【MLB2025FA】ロイヤルズ、またも強固なローテーションを構築!マイケル・ローレンツェンと再契約!二刀流復帰はあるか!?
【MLB2025FA】地元で投げる!クリス・マーティンがレンジャーズと1年契約で合意
【MLB2025FA】ジャスティン・バーランダーがNLウエストのジャイアンツと1年契約で合意
【MLB移籍2025】レッズ、ドジャースからギャビン・ラックスをトレードで獲得
【MLB2025FA】3Bのヨアン・モンカダにブルージェイズ、カブス、マリナーズらが関心を寄せる
【MLB2025FA】20シーズン目へ!ジャスティン・バーランダーは故障が癒え、ディール成立待ち!
【MLB2025FA】オリオールズがチャーリー・モートンを獲得!1年/15Mドルで合意
【MLB2025FA】ホワイトソックスがユーティリティーのジョシュ・ロハスと1年契約で合意
【MLB2025】マイケル・ソロカに期待!2024年はチーム状態が悪すぎて0勝10敗もリリーフとしてのERAは2.75
【MLB】2025年に達成しそうなマイルストーン一覧! トラウトの400 HRなど!
【MLB2025FA】ナショナルズがトレバー・ウィリアムスと2年/14Mドルで再契約へ
【MLB移籍2025】カブスとマーリンズ間でマット・マーヴィスとビダル・ブルーハンが動くトレードが成立
【MLB2025FA】ナショナルズがジョシュ・ベルと1年/6Mドルで合意へ
【MLB2025FA】コービン・バーンズを獲得したのはDバックス!6年/210Mドルで合意へ
【MLB2025FA】タイガースがグレイバー・トーレスと1年/15Mでサイン
【MLB2025FA】ドジャースがテオスカー・ヘルナンデスと再契約!大谷とのコンビ復活へ
【MLB2025FA】レンジャーズがジョク・ピダーソンと2年/37Mドルで合意
タイトルとURLをコピーしました