「未成年者」の時点でアウト
現地2019年9月17日(火)、パイレーツの100mphクローザー、フェリペ・バスケス(Felipe Vázquez)がコンピューターサービスまたはデバイスを使用して違法な性的行為を子どもに求める重罪でフロリダ州のリー郡からの重罪令状でピッツバーグで逮捕されました。
以降、裁判もペンシルベニア州で行われると見られます。
抵触した罪
複数のソースによりますと、バスケスは以下のことをした模様です。
- 未成年者、当時13才(現在15才)との性的関係・・・どうやらこれは未遂に終わった模様。CNNによるとかなり露骨な表現となっています。曰く、「サイズが合わなかったのでバスケスは諦めた」と(CNN)
- コンピュータ・サービスとデバイスを使用して当時13才(現在15才)の少女にシーズン終了後に会おうと性行為を誘ったこと
- またデバイスを使ってわいせつ行為の映像を少女に送ったこと
今回バスケスが抵触した法律は、ペンシルベニア州で定められた11歳以上による16歳未満の人への法定的な性的暴行容疑、未成年者との違法な接触、18歳以上の被告による未成年者への堕落(悪いことへ引き込むという意味かと)、および16歳未満の人へわいせつな暴行。 最初の2つの抵触は、一等重罪。
変なことで関心してはいけませんが、襲う方をしっかりと11才以上と規定しているところが結構進んでいると思いました。実際、そういう犯罪が多いから規定されている訳で、そういう背景はひどいとしかいいようが無いですが、一概に年齢で無罪を区切っておらず、しっかり規定されている点はよいと思います。
保釈を拒否される
ペンシルベニア州アレゲニー郡の裁定裁判所の報道官によると、バスケスは保釈を拒否されています。
これは野に放てないと。
声明によると、フロリダの法執行機関とペンシルバニア州警察は、バスケスのピッツバーグのアパートで令状を出し、捜査。
当局は、バスケスが当時13歳だったフロリダ在住の少女と「性的関係」があるという情報を掴んだあと、8月に本格的に捜査が始まった模様です。
この声明によると、少女は「テキストメッセージを介してバスケスと関係を持ち続け、7月に彼から性行為を行っているビデオを受け取った」と述べたとのこと。
バスケスは、テキストメッセージを介してシーズン終了後に性行為を誘う内容を少女に送っています。
フロリダで提出された州裁判所の宣誓供述書では、バスケスは7月16日にわいせつな動画を送ったとされています。 この日、パイレーツはカージナルスとゲームを行っておりました。
タトゥーで識別
宣誓供述書では、写真とビデオは容疑者の顔を見せていないかったものの、当局は男性の体に「独特且つ識別可能」な「無数の入れ墨」があったことからバスケスと特定したとのこと。
宣誓供述書では、少女の母親が携帯端末から写真、ビデオのやりとりを発見。7月23日にバスケスに「娘は未成年である」とテキストを送信していた模様。
また、バスケスの携帯電話は証拠の「発信元」であることが特定されており、被害者はファーストネームでやりとりしていたことも本人特定に寄与している模様。
バスケス、現役続行は不可か??
なお、バスケスはMLBのロスター上は”administrative leave”ということで一旦は処理。まずはMLB機構より大きい州法などに従い、その後適正に処理される見込みです。
これが白黒はっきりしないものであればまだ救いはあると思いますが、完全に有罪の見通しから、どこのクラブも獲得の意思は示さないと思われ、自然とプレーする場が無くなると思われます。
また、MLB機構としても示しをつけるために名誉の部分で容赦なく断罪する可能性が高いです。
いい才能があっても運用する心がまずければ、宝の持ち腐れになりますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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