ALCSは1勝1敗に
現地2026年10月14日、ガーディアンズ@レイズのALCS Gm2はともに「少しでも隙があったら、得点につなげるぞ」という油断も隙もない緊迫した展開で進んで行きました。ミスした方が負けるという空気の中、相手にその隙を見せてしまったのはガーディアンズ側でした。
スターティング・ラインナップ
ガーディアンズは8番捕手にオースティン・ヘッジスを起用。先発のパーカー・メシックとの相性です。パーカー・メシックは過去2戦は思うような投球をしていなかっただけにこの日の投球は注目です。そして下位打線がどれくらい機能するか。
一方のレイズは捕手だけがGm1と変わりました。先発はフレディー・ペラルタ。
”ファストボール・フレディー”が快投
初戦を落としたレイズにとって、本拠地で0勝2敗の苦境に陥るのは避けたいところ。その大事なGm2にはヒーロー的な要素があれば嬉しいところでしたが、そんな中、存在感を示したのが右腕のフレディー・ペラルタでした。
今季はメッツで開幕を迎えたフレディー・ペラルタはメッツのローテーションとして大いに期待されましたが、始まってみれば苦戦続きで5勝9敗、ERA4.99と散々な成績となり、 2025年にブルワーズで17勝を上げた投球とはほど遠いものとなりました。トレード・デッドラインでは半ば放出というニュアンスをもってレイズに移籍。
ところが、レイズに加入してからのフレディー・ペラルタは数試合はアイドリングの登板が必要だったものの、9月は5試合を投げてERA 0.96と目覚ましい成績をマーク。レイズ移籍後は5勝2敗、ERA 3.26。それはまるで2025年勇姿でした。
移籍後に別人のような成績になるのはよくあることですが、ここまで変わるとメッツも涙目を浮かべるしかありません。
ポストシーズンでもすでにALDSで登板済みで、ヤンキースを相手に4.2 IPで失点1と好投。スウィープによるALDS突破に大きく貢献したのでした。
そんなフレディー・ペラルタはこの日の試合でも良い投球を披露。5回までは毎回ランナーを背負う投球が続いたものの、6回表は三者凡退。
レイズがフレディー・ペラルタを獲得したのは、大事な試合でまさにこの日のような投球をしてもらうため。彼は「ファストボール・フレディ」の異名の通り、投球の72%で4シームを投じ、計10個の空振りを奪い、さらに変化球やオフスピードボールでも5つの空振りを記録。ファストボールを高め、時には内角へと投げ込み、ガーディアンズ打線に的を絞らせず、打ちづらい状況を作り出しました。
フレディー・ペラルタは6.0イニングで被安打4、スコアレス、BB2、SO6でガーディアンズに流れを渡しませんでした。
パーカー・メシックは5回を3失点
前回のALDS Gm4では力みが目立ち、早期降板となったパーカー・メシック。

この日はその力みも消え、思い切って腕を振るという本来のスタイルに近い投球を披露。3回までは粘りの投球を披露し、スコアレスを継続。
ホセ・ラミレスがまさかのタイムリー・エラー
4回裏、先頭のジュニオール・カミネロが四球を選んで歩いた後、ビクトル・メサ・Jr.が放った打球は、当初は4-6-3のダブルプレーと判定され、ピンチの芽を摘んだかに思われました。しかし、レイズが2塁ベースに入ったSSのブライアン・ロッキオの離塁が早かったのでは?ということと1Bのナサニエル・ロウの足がベースに触れていなかったとしてチャレンジを要求。
長いVTR判定の後、2塁は判定通りアウト、しかし、1塁は判定が覆りました。この「アウトにならなかったこと」が、極めて重要な意味を持つこととなりました。
つづくジョニー・デルーカが三振に倒れて2アウトとなった後、チャンドラー・シンプソンがSSへ叩きつける打球を放ち、これにブライアン・ロッキオも懸命に対応するも、バッター・ランナーは韋駄天のチャンドラー・シンプソンゆえにセーフ。
レイズは2アウト1、3塁の好機を作りました。ここでバッターは2Bのベン・ウィリアムソン。ウィリアムソンは3塁ゴロを放ち。本来ならこれで攻撃終了となるはずの場面でした……。ところが、これをホセ・ラミレスが後逸してしまい、3塁ランナーのビクトル・メサ・Jr.が生還し、レイズが先取点(CLE 0,TB 1)。1塁ランナーのチャンドラー・シンプソンは3塁へ進塁し、バッター・ランナーのベン・ウィリアムソンも出塁。
2アウト2、3塁となり、バッターは今トレード・デッドラインでマイアミから移籍してきたリアム・ヒックス。ヒックスはこのバタバタした状況を利用するかのように初球のスライダーをRFに弾き返し、チャンドラー・シンプソンとベン・ウィリアムソンが生還。レイズはリードを拡げました(CLE 0,TB 3)。
フレディー・ペラルタと互角の投げ合いを演じていたパーカー・メシックでしたが、思わぬ形で失点を招き、次の5回裏を投げ終えたところで降板。5.0 IPで被安打6、失点3、ER 0、BB 2,SO 3と先発の役割は果たしております。
ガーディアンズも1得点
ガーディアンズが唯一、得点したのは7回表でした。チェイス・デローターがイアン・シーモアからタイムリー・ダブルを放ち、スコアは1-3に。
このイニングは追加点のチャンスも残っていましたが、イアン・シーモアが続くジョー・アデルから三振を奪い、得点圏にいた2人の走者を残したままイニングを終えました。
8回表、ガーディアンズは三者凡退。9回表にはブライアン・ベイカーが登板し、三者凡退に抑え、ポストシーズン通算4セーブ目をマーク。これはレイズのクラブ・レコードです。
結果はレイズが3-1のスコアでGm2を取り、ALCSの対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込みました。

Gm3
ALCSは14日(水)は移動日で休みとなり、15日(木)からクリーブランドのプログレッシブ・フィールドに舞台を移し、Gm3が行われます。
レイズはもうグリフィン・ジャックスの先発を予告済み。ガーディアンズは未定です。
観客数
なお、このゲームの観客は32,125.人。満席ではなく、キャパの80%の入りでした。平日だったとは言え、プレーオフは4万人の観客でやってもたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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