スポンサーリンク

【2025_ALDS_4】ブルージェイズが小刻みな得点でヤンキースに勝利!ALCSへの進出が決定!

TOR、この日はHR無しでタイムリーで5得点 

 現地2025年10月8日、ブルージェイズ@ヤンキースのALDS Gm4はブルージェイズが中盤以降に小刻みに加点し、5-2でヤンキースに勝利。3勝1敗としてシリーズを勝ち抜き、どこよりも早くLCS(League Championship Series)への進出を決めました。

2016年以来のALCSへ

 ブルージェイズがALCSへ進出するのは2016年以来のこと。この年はALDSでレンジャーズをスウィープ。しかし、ALCSではインディアンスと対戦してアンドリュー・ミラーにやられたんですね。ちなみにそのALCSを勝ち抜いたインディアンスはカブスとワールドシリーズを戦い、カブスが108年ぶりのチャンピオンに輝いた・・・という年でした。2016年のブルージェイズの中心選手はエドウイン・エンカーナシオン。

 なお、ブルージェイズはその前年の2015年にもALCSに進出。ALCSへの進出は通算8度目で、そのうち2度はワールドシリーズに進出し、そして2度ともチャンプに輝いています。

ルイス・バーランドを先発に!

 この日、驚かされたのがブルージェイズの先発で、なんとルイス・バーランド。今夏ツインズから移籍してきた右腕はその独特なテークバックから100mphの剛球でブルージェイズの重要なセットアップ・ロールを担っておりました。 

 その切り札的存在は前夜、アーロン・ジャッジの同点HRで地の底に沈んだばかり。打たれた翌日にジョン・シュナイダー監督は即座にリベンジの機会を与えました。

 そのルイス・バーランドは1回表のアーロン・ジャッジの打席では強烈なLFへのシングルを浴びたものの、無失点に。さらに2回表には前夜に勝ち越しHRを打たれたジャズ・チザム・Jr.とも対戦。見事に三振に斬って取り、リベンジを果たしました。

 ルイス・バーランドはこの後、ポール・ゴールドシュミットに死球を与えたところで降板。1.1イニングを見事に無失点に抑えました。

キャム・シュリットラーに猛烈スイング

 ヤンキース先発はキャム・シュリットラー。ALWCではレッドソックスを沈黙させた右腕です。

 そのシュリットラーに対し、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.はレギュラー・シーズンでは5打数4安打で打率.800を記録。この日の第1打席もジョージ・スプリンガーを2塁に置いて、RF前にきれいなライナーを弾き返し、先制のタイムリーを放って1-0とします。

 この日のブルージェイズ打線はキャム・シュリットラーのベロシティーにまったく負けておらず、どのバッターも強いスイングで挑みました。レッドソックスもこれくらいのスイングで対応してもらいたかったところです。

 ブルージェイズは2番手のメイソン・フラハーティーが3回裏にライアン・ミクメーン(Ryan McMahon)にソロHRを浴び、1-1の同点にされてしまいましたが、5回表にアーニー・クレメントとアンドレ・ヒメネスの連続シングルでチャンスを作ると、ジョージ・スプリンガーの犠牲フライで1点を追加し、2-1と勝ち越しに成功。

 キャム・シュリットラーは7回途中、6.1 IPで被安打8、失点4、ER 2、BB 0、SO 2を記録。打たれながれも見事にゲームメイク。しかし、ワイルドカード・シリーズの時のように支配的になれなかったのはやはりブルージェイズの強力なオフェンスがあったからでした。

 ブルージェイズは8回表にもマイルズ・ストローのタイムリーで1点を追加。5-1とします。

ブルージェイズのブルペンが踏ん張る

 さて、この日の殊勲はブルージェイズの投手陣にあったと言っていいでしょう。セットアッパーのルイス・バーランドを頭に持ってきて、どんどんいい投手を使って行きました。ブルペン・ゲームでは誰か不調な投手いてもおかしくはないのですが、この日は計8人がほぼ1イニングずつ、好投。

 9回裏にジェフ・ホフマンがヤンキースの反撃に合い、1点を献上しましたが、8人で2失点でリレーしたのは圧巻でした。大事な試合で攻めたリレーを見せたブルージェイズが5-2で勝利です。

MLB Gameday: Blue Jays 5, Yankees 2 Final Score (10/08/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 シリーズにMVPがつくのはLCSから。しかし、もしもALDSにMVPがあったなら、やはりヴラディーミル・ゲレロ・Jr.ですね。17打数9安打、.529/.550/1.059、OPS 1.609、HR 3、RBI 9です。

 ALCSに進出したブルージェイズは勝率がALでNO.1ですので、ALCSもホーム・フィールド・アドバンテージが与えられ、ロジャース・センターでのスタートとなります。

 ちなみに、ボー・ビシェットを怪我で欠いてこの強さですから。ALCSでビシェットが復帰したなら、とんでもないことになりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞(追記あり)
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
タイトルとURLをコピーしました