フィリーズ、生き残る!
現地2025年10月8日、ドジャースとフィリーズのNLDS Gm3は舞台をドジャー・スタジアムに移してGm3が行われ、ここまで2連敗と崖っぷちに追い込まれていたフィリーズがこの日は打線が爆発。8-2でドジャースを下し、1勝2敗として望をつなぎました。
アーロン・ノラは2回で降板
先発はドジャースが山本由伸投手、フィリーズがアーロン・ノラ。そのアーロン・ノラは初回にCFのブランドン・マーシュに無理な守備もあってムーキー・ベッツに3ベースを許し、いきなりのピンチを迎えますが、後続をなんと打ち取り無失点。
また2回裏には三者凡退に抑えたものの、ロブ・トムソン監督は3回からレンジャー・スアレスにスイッチ。後がない分、もう最初からそのようなゲームプランでいたようです。
先制点はドジャースで、3回裏に代わったばかりのレンジャー・スアレスが先頭のトミー・エドマンに左中間にソロHRを打たれ、まずはドジャースが1点を先制します。
山本は4回に3失点
ドジャース先発の山本投手は序盤3イニングを四球を1つ出しただけの安定した立ち上がりを披露。フィリーズのカイル・シュワーバーは第1打席も凡退し、このNLDSでは8-0となりました。
カイル・シュワーバーが場外HR
ところが、1点をもらった直後の4回表、山本投手はイニング先頭のカイル・シュワーバーに96.4mphの真ん中高めの4シームを捉えられ、これがドジャー・スタジアムのRFの場外に消えるソロHRに。この強烈な一発は打ち出し速度117.2mph、飛距離 455 ft (138.684m)を計測しました。
1-1とされた山本投手はこの後、ブライス・ハーパー、アレク・ボームに連続シングルを浴び、しかもボームのCF前シングルで3塁へ進塁しようとしたブライス・ハーパーを刺殺しようとアンディー・パヘスが3塁へ送球するも、これが悪送球に。これでブライス・ハーパーが生還し、フィリーズが2-0とします。
さらにフィリーズはブランドン・マーシュが犠牲フライを放って3点目。山本投手はこのイニングは畳み込まれました。
山本投手は5回表にもイニング先頭のブライソン・ストット、1番のトレイ・ターナーに連続安打を浴びたところで降板。記録としては4.0 IPで被安打6、失点3、BB 1、SO 2、HR 1という結果でした。球数は67球。なお、5回表はアンソニー・バンダが後続を押さえて無失点。
リリーフのカーショウが5失点
ゲームは3-1とフィリーズがリードしたまま7回へ。ドジャースはここでクレイトン・カーショウを投入。7回表、カーショウはノーアウト1、2塁でブライス・ハーパーを迎えるという危ない場面に直面しましたが、そのハーパーをRFライナーに抑えるなどしてこのイニングは無失点。
カーショウは7回で終了かと思いましたが、イニングまたぎで8回のマウンドに上がりました。この継投もロバーツ監督はおかしかったですね。
カイル・シュワーバーが2本めのHR
そのカーショウですが、8回表に先頭のJT・リアルミュートに左中間にソロHRを打たれて1-4とリードを拡げられた後は、四球とエラーが絡んでトレイ・ターナーに2点タイムリーを浴びて1-6にされた後、とどめはカイル・シュワーバーにこの日2本目となる2ランHRをRFスタンドに放り込まれ、1-8に。
ドジャースは8回裏に大谷選手にあわやHRという大きな当たりが飛び出すも、ウォール寸前で失速。9回裏に1点を返すのが精一杯で、8−2でフィリーズが勝利。1勝2敗としました。
レンジャー・スアレスが大殊勲
この日はカイル・シュワーバーのお目覚めの2発などがありましたが、やはりゲームを作ったのは2番手のレンジャー・スアレス。5イニングを投げて1失点に抑えました。
フィリーズはGm4の先発にクリストファー・サンチェスを起用。ドジャースはタイラー・グラスノーです。
果たしてフィリーズがタイに持ち込むのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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