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【MLB2024】死球で退場したオースティン・ライリーは右手首骨折と判明。ブレーブスはジオ・ウルシェラを補強!

ブレーブスにまた試練。ライリーは骨折!

 ある程度予想出来たことではありますが、改めて突きつけられると非常にシビアですね。

 現地2024年8月19日、アトランタ・ブレーブスは死球で退場した3Bのオースティン・ライリー(Austin Riley)の診断結果を公表。右手首骨折で6〜8週間の離脱が必要であると明かしました。

ルーキーのシンカー・ピッチャーから死球

 オースティン・ライリーは現地2024年8月18日、アナハイムで行われたエンゼルス戦に2番3Bで先発出場。その第1打席で2-1カウントで迎えた4球目のシンカーを右手首に受けました。97.1mphの強いボールが抜けてきたので避けきれませんでした。

 エンゼルスのピッチャーは23才のルーキー、ジャック・コホーノビッツ(Jack Kochanowicz)。ファストボールの殆どがシンカーという投手で、しかもかなり強いボールを投げる投手。オフスピードの球種としてカーブ、チェンジアップも操ります。2019年の3巡目指名の投手でエンゼルスとしてはかなり期待しているプロスペクト。

 コンテンダーでないクラブの若手投手がコンテンダーのクラブの主力に大怪我を負わせたわけです。しかも怪我人多数のクラブの。これによってむしろジャック・コホーノビッツの今後が心配な面もあります。つまり、イップスにならないかと。こういう大怪我を負わせた後にかかる傾向があります。

 ちなみにこのゲームでジャック・コホーノビッツは6イニングで2失点とまずまずの投球でした。当日は大丈夫なのですが、問題は後日ですね。 急に来ますから。このまま伸びて行けば良いのですが、ちょっと様子を見守りたいところです。

復帰まで6-8週間

 オースティン・ライリーは死球を受けた後、一旦はランナーとして出場を継続。しかし、この攻撃を終えて守備に就く際に退場。ルーク・ウィリアムスと交代しました。

 病院に行ったライリーは最初の画像診断では結論が出ず、試合のなかった19日(月)に実施したMRIで骨折が判明。手首なのでちょっとわかりにくかったのかもしれませんね。

 レギュラーシーズンの残り日程が6週間弱となった現在、ライリーのこの怪我はこのままシーズン・エンドになる可能性が高いです。

PSに向けて

 ブレーブスは現時点でプレーオフ圏内をキープしており、ポストシーズンに入れば復帰すると思われ、もうそこをターゲットに調整してくると思われます。

3Bスポットにウルシェラ?

 現地2024年8月20日、ブレーブスはジオ・ウルシェラとメジャー契約でサインし、3Bを補強しました。

 ジオ・ウルシェラは今季、タイガースと1年/$1.5M (2024)でサイン。シーズンでは92試合に出場し、.243/.286/.333、5 HR、37 RBIをマーク。際立った成績ではないですが、平均よりちょっと下というような数字を残しました。ただ、物足りないのは確かで、現地2024年8月16日、タイガースはジオ・ウルシェラをDFAに。そして18日にリリースし、FAとなっていました。

 ウルシェラの今季の残りサラリーはタイガースが持ちます。ブレーブスはメジャー契約をしたのでメジャー最低年俸の日割りだけで済むことに。タイガースの残債はそれを差し引いた金額となります。

 おそらく現地2024年8月21日からのフィリーズ戦ではジオ・ウルシェラを3Bとして起用すると思われます。

怪我人だらけのブレーブス

 現地2024年8月20日時点のブレーブスのIL入りの選手達です。

  • ロナルド・アクーニャ・Jr. (OF): 60 Days IL(膝)
  • オジー・アルビーズ(2B): 10 Days IL(左手首骨折)
  • オースティン・ライリー(3B): これからIL入り(右手首骨折)

  野手だけでもこのメンツです。しかも、ブレーブスの今後を支える中心選手ばかり。

 現時点では2Bにウィット・メリフィールド、CFにはマイケル・ハリス2世が入っています。それにしてもトレード・デッドラインでホルヘ・ソレアーを獲得しておいてよかったですね。マット・オルソン、怪我から復帰したマイケル・ハリス2世、マーセル・オズーナが打線の中核として頑張っています。

 そして投手はこのような面々がILに入っています。

  • スペンサー・ストライダー(RHP): 60 Days IL (肘の手術。状態は驚くほど良かった)
  • レイ・カー(LHP):60 Days IL (トミー・ジョン手術)
  • A.J.ミンター(LHP): 60 Days IL (左股関節)
  • アンヘル・ペルドモ(RHP): 60 Days IL (左肘)
  • ワスカル・イノア(RHP): 60 Days IL (肘:リハビリをスタート):まもなく復帰

 投打でこれだけ主力を欠いても66勝58敗でNLイースト2位をキープしているブレーブス。正直、ライリーまで欠場しては頭の痛いところです。今季のオースティン・ライリーはここまで、110試合に出場し、.256/ .322/ .461、HR 19,56 RBIをマークしていました。この穴は大きいですね。

 ブレーブスのこれからのスケジュールですが、8月はフィリーズと計7試合残されています。20日から22日までの3ゲームシリーズと、29日から1日までの4ゲームシリーズ。

 この20日からの3連戦でNLイーストの趨勢が決まるかもしれませんね。

 ブレーブスは大試練ですが、この厳しい状況をどう乗り越えるのか?注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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