スポンサーリンク

【MLB2023】大谷選手、計507 SOでまたもルース超え! しかし、集中打を浴び今季初黒星

2023年8度目の登板は強敵アストロズ戦

 エンゼルスは現地2023年5月8日からALウエストのアストロズとの3ゲームシリーズが始まっています。8日のGame1では、パトリック・サンドバルとハンター・ブラウンがなんとかゲームメイクして5回を終えて4-4のタイスコア。

 均衡をやぶったのはエンゼルスで、8回裏、ランナーを1人置いてブランドン・ドゥルーリーがトリプルを放って勝ち越し。その後も1点を追加したエンゼルスが見事、初戦を6-4でものにしました。

Houston Astros vs Los Angeles Angels Box Score: May 8, 2023 | Baseball-Reference.com
Los Angeles Angels beat Houston Astros (6-4). May 8, 2023, Attendance:...

 迎えた現地2023年5月9日、エンゼルスは大谷選手が今季6度目の先発マウンドに。連勝と行きたいところです。

捕手はクリス・オーキー

 ローガン・オホッピーが左肩の関節唇の修復手術で4-6ヶ月の離脱で今季絶望となった後、大谷選手はチャド・ウォーラックとバッテリーを組んでいました。チャド・ウォーラックとは4月21日のロイヤルズ戦、4月27日のアスレチックス戦、そして5月3日のカージナルス戦と3試合連続でのコンビでした。

 ところがそのチャド・ウォーラックが首を傷めて、7日間の脳震盪リスト入り。打撃でも貢献していたので惜しいところです。

 エンゼルスはこの事態にマイナーから急遽、クリス・オーキー(Chris Okey)をコールアップ。クリス・オーキーはこの日がシーズン・デビューとなりました。当然、大谷選手とは初コンビです。

 クリス・オーキーは28才。2016年のレッズの2巡目指名の選手で2022年にレッズでMLBデビュー。2023年3月にエンゼルスとマイナー契約でサインしています。

この日はシンカー多め

 さて、大谷選手のこの日の投球ですが、7 イニングで103球を投じ、このうちシンカーが今季最多の32球となりました。スプリッターはわずかに1球。

 今季はとりわけスウィーパーが多く、2022年の試合中にマスターしたというシンカーはこの日の登板前まででわずか32球しか投じていませんでした。今までとは違う配球で臨んだということですね。

 そんな大谷選手でしたが、4回までスコアレス投球を続けていたものの、5回表に1アウトからジェイク・メイヤーを歩かせた後、元女房役のマーティン・マルドナードに6球目のスウィーバーをLFスタンドに放り込まれて2失点。さらに、その後も3連続シングルを浴びるなどしてもう1点を奪われてこのイニングに計3失点。

 ただ、失点したのは5回表のみで、6回、7回はスコアレスに抑えました。

 この日は、7イニングで被安打6、失点3、BB2、SO 7、HR 1。なお、この日の7 SOでキャリア通算507 SOとしています。

またしても一気に複数失点

 今シーズンの最初の5試合は圧倒的な強さを見せた大谷選手でしたが、ここ3試合ではいずれも一気に複数失点を奪われています。ビッグイニングとまでは行かないまでもそれに近い失点を喫しています。

 3試合連続ER 3以上はキャリアで初めてのことです。

 ちなみに、過去3戦では、4月27日のアスレチックス戦では4回に2本のHRで5失点。

 5月3日のカージナルス戦でもディラン・カールソンに2ランHRを打たれるなど4回に3失点。

 最初の5試合までのERAは0.64だったのですが、直近18イニングで12失点となったので、ERAは2.74まで上がりました。本人は先頭打者に四球を出さないよう心がけているようですが、そうなってしまった場合はHRも絡んで一気に失点も上昇してしまうという流れになっています。

またもベーブ・ルース超え

 大谷選手は2回表にジェレミー・ペーニャから三振を奪い、またしてもベーブ・ルース超えを果たしました。

 この三振でキャリア通算502個目の三振となり、501奪三振のベーブ・ルースを超えることとなりました。

ベーブ・ルースのSO数は501?

 さて、この日のルース超えの記録は何かというと、二刀流選手のキャリア通算502奪三振のことです。

 ベーブ・ルースは、501三振を奪ったとされており、これはエリアス・スポーツ・ビューローの数字です。

 ただ、Baseball ReferenceやFangraphsではルースの奪三振は488。どうしてこの誤差が生じるのかは定かではありません。

 なお、MLBではエリアス・スポーツ・ビューローの501が正しいとしています。

奪三振数はAL1位(現時点)

 大谷選手は今季46イニングで66個の三振を奪いアメリカンリーグをリードしています(現地2023年5月9日時点)。

打線はF・バルデスに沈黙

 エンゼルス打線ですが、アストロズ先発のフランバー・バルデスに大苦戦。フランバー・バルデスは直近2試合は2連敗でエンゼルスにも付け入る隙は十分にあると思われたのですが、この日のフランバー・バルデスは今季1番の投球内容でした。エンゼルスはザック・ネトに一発が出ただけ。

 大谷選手も3打数0安打でした。 

MLB Gameday: Astros 3, Angels 1 Final Score (05/09/2023)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

ゲームは3-1でアストロズが勝利。

 このシリーズはこれで1勝1敗。エンゼルスはGm3で勝ち越すでしょうか?楽しみですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
【MLB2025】ミルウォーキーが洪水被害に遭うも、ブルワーズは0-5から大逆転してメッツをスウィープ(今季2度目の9連勝)!
【MLB2025】大谷が40号HR!ドジャースはスネルも好投し、トロントに大勝!
【MLB2025】レッドソックスは9回に追いつくも、サヨナラ負け!隠し球も出たパドレスとのGm2
【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利
【MLB2025】W・ビューラーが6回無失点と好投!吉田もHRを放ち、レッドソックスがパドレスとの初戦に勝利!
【MLB2025】マリナーズが首位と1.5ゲーム差に!しかし、1Bのジョシュ・ネイラーが左肩を傷める!
【MLB2025】レッドソックス、ローマン・アンソニーと8年/130Mドルで延長契約へ
【MLB2025】クイック投法で100mph!大谷が4回/8Kをマーク。打っては39号/メジャー1000安打達成
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、9日の休養で凄みを増して13勝目!レッドソックスは7連勝!
【MLB2025】カイル・シュワーバーが大谷を抜く39、40号のマルチHR!
【MLB2025】ドジャース・山本、6回途中スコアレスで記念すべき10勝目をマーク!
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックはブレーブスが勝利!前日の雨のサスペンデッドからの再開
【MLB2025】レッドソックス、アストロズをスウィープ!首位トロントと3.0ゲーム差へ
【MLB2025】タナー・ハウクがトミー・ジョン手術へ!復帰は2027年が濃厚
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックは雨のため、サスペンデッド・ゲームに!8月3日に再開へ
【MLB2025】ヤンキース、トレードDLの補強が機能せず、マイアミに大逆転を許す!J・バード、D・べドナー、C・ドバルが打たれる!(追記あり)
【MLB移籍2025】ドジャースのトレードDLが控えめだったのは、けが人の復帰を見込んだもの
【MLB移籍2025】トレード・デッドライン情報!パドレスがとんでもないアップグレードを行う!(追記あり)
【MLB移籍2025】フィリーズ、ツインズのクローザー、ヨアン・ドゥランを獲得!
【MLB移籍2025】ブルージェイズがオリオールズからセランソニー・ドミンゲスを獲得
【MLB2025】エマニュエル・クラセがトレードDLの市場から消える!リリーバーのディールは大波乱へ
【MLB2025】ドジャース戦で離脱したアロルディス・チャップマンは背中の痙攣で大事に至らず
タイトルとURLをコピーしました