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【MLB2021】大谷選手、7度目の登板はまさに”Solid Outing”!BART職員も納得!?

7度目先発のA’s戦は投手オンリー

 大谷選手の登板日はもはや「祭り」ですね。

 現地2021年5月28日(金)、コロシアムで行われたアスレチックスとの4ゲームシリーズの第2戦で大谷選手が投手として登板。今季7度目の先発となったこのゲームは、投手専任での出場で、DHにはフィル・ゴセリンが入りました。

27日の登板回避の舞台裏

 もともとはGame1の27日の先発が決まっていた大谷選手。ところが、27日はサンフランシスコのベイブリッジで事故が発生。大渋滞となったのでした。通常、チームのホテルからコロシアムまで45分で到着するところが1時間以上かかることから、選手達はBART(Bay Area Rapid Transit)で移動することに。

BARTで移動!

 BARTとはカリフォルニア州サンフランシスコの地下鉄のこと。車はだめだから電車で向かえ!ということに。

蛇足ですが、この状況はまるでかつてのオリックスの選手が東京駅から西武球場へ行くのに車だと時間が読めないから、電車で移動していたという逸話と同じような状況。もっとも、移動距離が違いますが。

BART側も懸命に支援

 実は、この代替手段としてBARTは大谷選手の登板に間に合うように、懸命に支援。下記は27日のBARTの職員の方だと思うのですが、ご覧のようなツイート。

「翔平の今夜(27日)のピッチングが本当に楽しみなんだ」

翔平の4時PM入りに必死

 この方は、大谷選手が投手として準備するには、4時PMまでに球場入りしないとウォームアップが十分に出来ないことを把握。なんとか4時PMに球場入りできるように懸命のスケジュール提示。

大谷利用でご満悦

 そしてBART公式も、大谷選手が地下鉄に乗ったことにご満悦。BARTには遅れがないよとアピールまでなさっています。

Great sorrow !!

 しかし、BART側の支援も虚しく、大谷選手の球場入りは4時PMから1時間遅れて5時PMに。

 BART側の最後のツイートは、「翔平が間に合わなかったという報告を聞いて、とても深い悲しみに陥っている。このニュースを聞いて心が痛む」と。OCCの略がオペレーションコントロールセンターの略か、コロシアム駅の略なのかはちょっとわからなかったですが。

逆方向に乗っていた!!

 なお、大谷選手は不慣れなため、逆方向の電車に乗っていたという情報も(フルカウントさんのツイート)。

28日の登板は”Solid Outing”

 前日にそのようなドラマがあり、28日の登板となった大谷選手。この日のアスレチックスはショーン・マナエアが先発。前日ならクリス・バシットとの対戦でした。まあ、どちらのゲームで投げても慎重な投球が求められる相手でしたね。

ベロシティーが復活

 前回登板のインディアンス戦では、ベロシティー(球速)が5mphもダウンしてしまった大谷投手。しかし、今回は戻りました。アベレージでMid-90mph、MAXは97mphをマーク。

マーク・カナへの投球であわやベンチクリアー

 今回の登板ではあわやベンチクリアーという事象が発生。3回裏、ノーアウトランナー1塁で、マーク・カナの打席でした。その初球、93mphのボールが抜けてマーク・カナの顔面付近に。

 故意ではないとはわかっていても、さすがに顔付近ではクレームも入れたくなったマーク・カナ。マウンドに行こうかという勢いがありました。

スズキがナイスイン

 そこで、大谷選手に向けられたクレームの矛先を変えるように女房役のカート・スズキが間に入り、マーク・カナを諌めに入りました。スズキはうまかったですね。それに大谷はなんとしてでも守るというオーラが出ていました。
 ただ、これが言葉の応酬に見えたのか、アスレチックス・ベンチはざわざわとホームプレート付近に集まってくる事態に。そうなるとエンゼルス・ベンチも。

大谷選手はコミュニケーションの達人か!

 しかし、スズキの上手な矛先ほこさき転換もあり、大事には至りませんでした。

 その後、大谷選手は俺のコントロールミスだ、ゴメンというニュアンスで手を上げて、胸を押さえる仕草でアスレチックス・ベンチにメッセージを送りました。帽子を取れない分、そのような形でアスレチックスに納得させる大谷選手はやはりコミュニケーションの達人ですね。

5回まで1ヒット、2BB

 この日の大谷選手の出来は本当に素晴らしく、5回を終えて被安打1、2BBのみ。100mph近くのベロシティーが出ていた訳ではありませんでしたが、アスレチックスも苦戦するほど、ボールの質が違う投手なのだと改めて思いました。

6回に先制点を与えてしまう

 しかし、6回裏、エルビス・アンドラスにシングルを、次打者のマーク・カナには今度は肩口にデッドボールを与え、ノーアウト1、2塁とされた後、トニー・ケンプに見事な送りバントを決められ、1アウト2、3塁。つづくマット・オルソンに左中間へ犠牲フライを打たれ、1点を先制されました。

 エンゼルスも7回表に、ホセ・ロハスとデービッド・フレッチャーのコンビで1点を返しましたが、7回裏、大谷選手は2者連続で四球を出した後、マット・チャップマンにカットを拾われ、追加点を許しました。大谷選手はここで降板。

 スコア上は6イニングとなり、93球で被安打が3,失点3、与四球4、奪三振5という内容。2番手のスティーブ・シーシェックが大谷選手が出したランナーをヒットで還されたため、大谷選手に3点目の自責点がついています。

 結局、2−1のスコアでアスレチックスがGame1につづき、連勝しました。

寒そうな選手たち

 ローカル時間で18時40分にプレーボールとなったこのゲームですが、その時点では球場の気温は華氏63度(摂氏17.2度)ありました。まだ昼間の熱が残っている状態での気温です。

 28日のオークランド市街地の気温は、2時間経過後の21時前には摂氏13度に。やや寒いという数字ですが、現場は風の要素もありますし、選手たちの体感温度は数字以上に低かったのかもしれませんね。大谷選手もしきりに指を温めていましたね。

BART職員も納得のピッチング!?

 大谷投手に負けがつき、今季初黒星で1勝1敗となってしまいましたが、この日の出来は、まさにSolid Outing で、安定した登板。安定というより、強さも感じさせる投球だったと思います。

 この投球を見たら、BART職員のみなさんも前日の努力は決して無駄ではなかったと納得するかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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