スポンサーリンク

【MLB2019】スクーター・ジェネットを獲得したジャイアンツ、ジョー・パニックをDFAに(追記あり)

華麗な守備でジャイアンツに貢献

現地2019年8月6日、サンフランシスコ・ジャイアンツは、セカンドベースマンのジョー・パニック(Joe Panik)をDFAとしました。

やはりトレードデッドラインの動きが多いに関係しています。

TDLでスクーター・ジェネットを獲得

去る2019年7月31日、ジャイアンツはレッズからスクーター・ジェネットを獲得。現地2019年8月6日のゲームですが、2Bはすでにジェネットです。

このディールはレッズからジャイアンツにスクーター・ジェネットと金銭が、ジャイアンツからレッズにはPTBNL(Player to be named later)、後日指名の選手が動くという内容でした。

スクーター・ジェネットとは

スクーター・ジェネット(Scooter Gennett)は今季29才の内野手で右投げ左打ち。

2009年ブルワーズ16巡目指名。デビューは2014年のブルワーズ在籍時で、2017年ブルワーズがウェーバーをかけたところをレッズがクレーム。2017年からレッズでプレーしていました。

2018年オールスター出場、2年連続20HR(2017、2018)。2018年は154試合に出場し、181安打、打率.310、OBP .357、SLG .490、OPS .847、二塁打30、HR 23、RBI 92。

なお、2017年は打率.295、HR 27、RBI 97。

通算のプレートアピアランス(打席数)は2,858を数え、経験豊かな選手(現地2019年8月5日時点)。

順調だったスクーター・ジェネットですが、スプリングトレーニング中の現地2019年3月22日、深刻な鼠径部痛(そけいぶつう)に見舞われ開幕アウトに。リハビリを経てようやく復帰したのが現地2019年6月28日でした。

よって、3ヶ月を要したということになります。鼠径部は本当にやっかいです。

現地2019年8月2日にジャイアンツ・デビューを果たしています。

なぜ、名前がスクーター??本名??

スクーター・ジェネットのフルネームはライアン・ジョセフ・ジェネット(Ryan Joseph Gennett)。どうして”Scooter”なのか?

まずMLBの名前は登録名で、これはNPBと同じで一部変えてもいいことになっています。マックス・シャーザーはフルネームがMaxwell M. Scherzerです。NPBの選手がよく下の名前の漢字を変えるようなものですね。あれはもちろん登録名だけを変えています。

彼が5才の時のことです。お母さんがシートベルトを着用しないことのレクチャーを受けに警察署に行きました。これは一度摘発された後の講習を受けるのに彼を一緒に連れて行ったということでしょうね。

その時、彼はなぜか逮捕されると思ったそうです!!そして警察官に名前を聞かれて本名を言うと逮捕されると思った彼がとっさに出したのが「スクーター」。近くにあったスクーターを見たのでしょうね。以来、ニックネームはスクーターでこれを登録名で使用しているとのこと。しっくりきたのでしょう。確かにスピード感を感じる名前です。

かなり前からプレーヤーズ・ウィークエンドをやっていたような感じですね。

そのジェネットがジャイアンツの2B。

さて、ジョー・パニックに戻ります。

ジョー・パニックとは

ジョー・パニックは今季28才のシーズンで、2011年ジャイアンツ1巡目指名の内野手。右投げ左打ち。

2014年、ルーキー・オブ・ザ・イヤー6位、2015年オールスター出場、2016年ゴールドグラブ賞受賞という輝かしい経歴を持っています。

MLB通算6年(2019年込)で打率.271、OBP .334、SLG .383、OPS .717、HR 36、RBI 221。

2017年は138試合に出場し、打席数573で打率.288を記録していたのですが、2018年は108試合、392打席で打率.254に下降。2019年は打率.235へとさらに落ちていました。今季も含めたここ2年に伸びがありませんでした。

スモールベースボールのジャイアンツにとって非常にフィットしていた選手で、ルーキーイヤーの2014年ワールドシリーズGame7のこのグラブトスは非常に印象深かったです。流れを渡さないせめぎ合いの中で生まれたプレーでした。

ジョー・パニックの今後

ジョー・パニックはこれからウェーバーにかかり、おそらくどこかがクレームすると思われます。もしクレームがなかった場合はマイナーへアウトライト(メジャー契約でなくなる)か、本人がそれを拒否した場合はFAとなります。

追記:メッツに決定

現地2019年8月9日、ジョー・パニックはメッツに決まりました。ロビンソン・カノーがハムストリングス痛でIL、ジェド・ラウリーがいまだ復帰せずゆえ、2Bのスポットが空いていました。

また、メッツはジョー・パニック獲得により、元マーリンズSSで実況に数々”Wow”を言わしめたアデイニー・エチェバリアをDFAとしました。厳しいですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】オリオールズがまた攻勢!ピート・アロンゾと5年/155Mドルで合意!
【MLB2025WM】ドラフト・ロッタリーはホワイトソックスが2026年ドラフトのNO.1ピックをゲット!
【MLB2026FA】注目のカイル・シュワーバーはフィリーズと再契約!5年/150Mドル保証
【MLB2026FA】ドジャースがクローザーを獲得。メッツからFAのエドウィン・ディアスと3年/69Mドルで合意
【MLB2026FA】Dバックス、マイケル・ソロカと1年/7.5Mドルで合意へ
【MLB2026】ロッキーズがフロントを刷新!編成トップはNFLから復帰のP・デポデスタ!新GMはドジャース幹部のJ・バーンズ
【MLB2026FA】レイズがセドリック・マリンズと1年契約で合意したディールについて(追記あり)
【MLBトレード2026】レッドソックスがまたも先発を補強!パイレーツからヨハン・オビエドを獲得!
【MLB2026FA】横浜のアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年/12Mドルで合意
【MLB2026FA】ドジャース、ワールドシリーズ連覇の打のヒーロー、ミゲル・ロハスと再契約
【MLB2026FA】大人気のコディー・ポンスはブルージェイズと3年/30Mドルで合意 
【MLB2026FA】メッツ、”エアー・ベンダー”ことデビン・ウィリアムスと3年/51Mドルで合意へ
【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用
【MLB2026FA】オリオールズ、クローザーのライアン・ヘルスリーと2年契約で合意
【MLB2026噂】2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(DET)はトレードされるのか?
【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
タイトルとURLをコピーしました