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【Milb2021】MLBはマイナーリーグの再構築へ!ドラフトリーグ創設など新システムへ(WM3日目)

マイナーリーグのリストラクチャリング

 現地2020年12月9日は、大きなディールの成立はありません。ただ、捕手のジェームズ・マッキャン(ホワイトソックスからFA)とメッツのディールが成立間近との噂も上がっています。

 そして最終日10日はルール5ドラフトが行われます。並行してFA、移籍のディールの話し合いは行われます。

 もともとウィンターミーティングはマイナー・リーグのクラブ職員の募集を行ったりするなど、マイナーリーグの活動がかなり色濃く出ているイベントでもあるのですが、この日は2019年以前からトピックに上がっていたマイナーリーグのリストラクチャリング(再構築)が正式に実行されるというニュースに。

アフィリエイトの投稿が目立つ

 現地2020年12月9日はツイッターでも各クラブがマイナーのアフィリエイトを発表する投稿が多かったのです。

 アフィリエイトというのは、言葉の意味としては「仲間、加入者、支部」という意味合いで、MLBのクラブを筆頭にその傘下にあるという意味です。ネットのお小遣い稼ぎのアフィリエイトも企業の販売のお手伝いをするということで、企業の仲間とかそういう由来から来ているので意味は同じです。

PBAが失効、更新へ

 そもそも今この時期になぜそのような組織のリストラクチャリングをしているのかと言えば、MLBとMilb(マイナーリーグ)の取り決めであるPBA(The Professional Baseball Agreement)が2020シーズン終了で失効したからです。新しい規定に更新することとなりました。

 マイナーリーグの問題点はかなり前から指摘されていたのですが、2019年11月にほぼその原案となるものが出ていました。

クラブ数が160から120ほどへ

 各クラブともにAAA、AA、アドバンストA、Aと4つの層で1クラブずつ持っています。これで4 x 30で120クラブ。ただ、それ以下の層であるショートシーズンA、ルーキーリーグ、ドミニカなどの外国でのルーキーリーグなどではクラブを持っていなかったり、1層に2クラブあったりとバラバラでした。

 下記の記事にも書いていますが、2021年は40以上のクラブがなくなることに。ヤンキース傘下のスターテンアイランド・ヤンキースもその一つ。つい最近、ヤンキースを訴えましたね。

 どうしてMLBはどうして整理統合したいのかに関しても下記の記事に記載していますが、抜粋しますとこのような理由からです。

  1. “inadequate facilities” 不適切な施設
  2. “Untenable travel due to franchise relocation” 移動の不便と過酷さ
  3. “Poor pay for minor leaguers” 給料が安い
  4. Drafting and signing players who “don’t have a realistic opportunity to make it to the majors” メジャー昇格が現実的でない選手を指名している(のでそれらの選手の指名をやめよう→指名人数を減らそう)。

新制度ではMLBドラフトリーグを創設

 新しいマイナーの組織に関しては、AAA、AA、High-A、Low-Aは共通で2019年と同じ(2020年はシーズンが武漢ウイルスによりキャンセルとなったため、2019年を直近のシーズンとしています)。

 そして重要なポイントとしては以下の点が上げられると思います。

  1. Player Development licensesをMLBが管理
  2. 上記の4層に加え、アリゾナ、フロリダ、ドミニカに選手開発を目的とする層を開設
  3. MLB Draft Leagueの創設

1.MLBがライセンスを管理

 要はマイナーリーグを届出制のような形態にするということのようです。記事上、ブルワーズとオリオールズの2021年のアフィリエイトの投稿を掲載していますが、マイナーのクラブはMLBにそのライセンスを申請して受理されたということを意味しています。

2. アリゾナ、フロリダ、ドミニカでの選手開発

 これは今までドラフト後の選手がプレーする場であったショートシーズンAやルーキーリーグ(国内、国外)を整理したということです。これによりなくなってしまうクラブも出てきました。

3. MLB Draft League

新しいシステムの目玉のような制度ですが、これはドラフト前の選手を一同に会させ、そこでショーケースとして選手を発掘する機会を作ろうという制度。パーフェクト・ゲームという高校生を集めるショーケースがありますが、それをやろうという試みです。

ドラフトは7月、20巡

 3のMLB Draft Leagueとも大いに関連するのですが、毎年6月に行われていたドラフトをオールスターウィークの7月に移動。そして2021年のラウンド数は20で終了(ひょっとしたら30巡まで増えるかもしれませんが、現時点では20ラウンドで終了)。

 カレッジのリーグなどが終了した後にドラフトリーグで選手を見定めるということを行います。

リーグも一部は消滅

 たとえばトリプルAなら、インターナショナル・リーグとパシフィック・コースト・リーグがあり、それぞれ3地区に分かれていたりするのですが、こういったリーグの再編成も発生します。詳細が分かり次第記事にしてみたいと思います。

Second Half Standings
The official Second Half standings for Minor League Baseball

新アフィリエイトの例

 新アフィリエイトの一部を記載しておきます。

  • Baltimore Orioles(オリオールズ)
    • AAA:ノーフォーク(バージニア)
    • AA:ボウイ(Bowie. メリーランド)
    • high-A:アバディーン(Aberdeen, メリーランド)
    • low-A:デルマーバ(Delmarva, メリーランド)

 アバディーンはショートシーズンAからの昇格。High-AだったフレデリックはMLBドラフトリーグへ。

  • Boston Red Sox(レッドソックス)
    • AAA:ウスター(Worcester, マサチューセッツ)
    • AA:ポートランド(メイン州)
    • high-A:グリーンビル(サウスカロライナ)
    • low-A:セーラム(Salem, バージニア)

 これまでトリプルAはポータケット(Pawtucket)でしたが、ウスターに変更。High-AとLow-Aが入れ替わりました。そしてショートシーズンだったローウェル(Lowell)は無くなることに。

 このような形で既存のクラブがドラフトリーグへ鞍替えとなったり、消滅へということに。

 本当は全30クラブの動向を記したいのですが、文字数が多くなると読み込みが遅くなるので後日、別記事にて記載したいと思います。

洗練されたキャラクターがなくなるのは辛い

 なお、マイナーリーグと言えば、その洗練されたキャラクターがかわいいですよね。なくなってしまうのは代表的なクラブは以下です。国内外のルーキーリーグは省略しています。

  • ローウェル Lowell (Massachusetts) Red Sox/ SS-A
  • ヘイガータウン Hagerstown (Maryland) Nationals/ A
  • バーリントン Burlington (Iowa) Angels / A ※上記の埋め込み
  • クリントン Clinton (Iowa) Marlins/ A
  • ケイン・カウンティ Kane County (Illinois) D-Backs/ A
  • レキシントン Lexington (Kentucky) Royals/ A
  • シャーロッテ Charlotte (Florida) Rays/ high-A
  • ウェスト・バージニア West Virginia (Charleston) Mariners/ A
  • ノースポート (North Port, Florida), Braves/ high-A
  • セーラム・カイザー Salem-Keizer (Oregon) Giants/ SS-A
  • スターテン・アイランド Staten Island (New York) Yankees/SS-A
  • バタビア Batavia (New York) Marlins/ A
  • オーバーン Auburn (New York) Nationals/ SS-A
  • ノリッジ Norwich (Connecticut) Tigers/ SS-A
  • トライシティ Tri-City (New York) Astros/ SS-A
  • バーモント Vermont (Burlington) Athletics / SS-A
  • ランカスター Lancaster (California) Rockies*/ High-A
  • ボイジー Boise (Northwest) Rockies/ SS-A

 ただ、もう少し様子を見たいと思います。ひょっとしたら、どこかのアフィリエイトに入るかもしれません。

 以上、大きく変わったマイナーリーグについてでした。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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