山本、エースとしてチームに落ち着きをもたらす
山本由伸投手がすごかったですね!
現地2025年5月20日、Dバックス@ドジャースのGm2は山本由伸投手が先発。4連敗と投手陣のけが人多数の影響が大きく出ている状況の中、山本由伸投手は抜群の安定感を見せ、チームに落ち着きを取り戻させました。
その山本由伸投手は6回までノーヒッターを継続しました。
山本、6回までノーヒッター
山本投手は降板まで全く危なげのない投球でさすがのDバックス打線もお手上げ状態。
- Top 1三者凡退
- コービン・キャロル:CFフライ
- ケーテル・マルテ:RFフライ
- ルルデス・グリエル・Jr.:SSゴロ
- Top 2三者凡退(1K)
- ジョシュ・ネイラー:2Bフライ
- ガブリエル・モレーノ:三振
- ペイビン・スミス:1Bゴロ
- Top 3三者凡退(2K)
- ヘラルド・ペルドモ:2Bゴロ
- アレク・トーマス:三振
- ジョーダン・ローラー:三振
- Top 4初BB
- コービン・キャロル:SSゴロ
- ケーテル・マルテ:BB
- ルルデス・グリエル・Jr.:三振
- ジョシュ・ネイラー:3Bゴロ
- Top 5三者凡退
- ガブリエル・モレーノ:3Bポップフライ
- ペイビン・スミス:三振
- ヘラルド・ペルドモ:LFフライ
- Top 63者連続三振
- アレク・トーマス:三振
- ジョーダン・ローラー:三振
- コービン・キャロル:三振
- Top 7NO-NOが崩れる
- ケーテル・マルテ:RFへラインドライブのシングル
- ルルデス・グリエル・Jr.:3Bゴロ
- ジョシュ・ネイラー:2Bゴロ
- ガブリエル・モレーノ:BB (2アウト3塁に)
- ペイビン・スミス: 三振
キャリアハイ:110球
許したランナーは3人(1安打、2BB)で。キャリアハイの110ピッチ。被安打1、BB 2、SO 9を数えました。
周囲の反応や期待を見てもまさにエースの風格で、オリックス時代の無双状態を想起させます。
ライン・ネルソンも好投
このゲームが締まったのは相手投手のライン・ネルソンも素晴らしかった点が挙げられます。
ライン・ネルソンは筆者も個人的に非常に好きな投げ方の投手で、この日は5イニングを投げ、被安打3、失点1、BB 1、SO 2と好投。前日のブランドン・ファートもそうでしたが、SOが少ないというのは打者を打ち取ることに全力を向けている投球と言えます。
許した1点ですが、4回裏2アウトからフレディー・フリーマンとウィル・スミスに連続ダブルを打たれての1失点。2アウトからの失点だっただけに悔しかったでしょうね。
8回にベシアがピンチ脱出
7回110球を投げ終えた山本投手に代わってドジャースは8回表に信頼感のあるアレックス・ベシアを投入。そのベシアは先頭のヘラルド・ペルドモにダブル、ピンチヒッターのティム・タワに投手前の内野安打を打たれてノーアウト1、3塁の大ピンチを迎えます。しかもDバックスはジョーダン・ローラーの打席でこの日ベンチスタートだったユーヘイニオ・スアレスをピンチヒッターに送るというこの日一番の山場を迎えます。
しかし、ベシアはユーヘイニオ・スアレスを1Bフライに抑えて1アウト。ただ、続くバッターはコービン・キャロル。まだまだピンチが続きます。ただ、落ち着いていたベシアはコービン・キャロルに甘いボールを一切投げずに三振に抑え、ようやく光が見えてきます。
ケーテル・マルテを申告敬遠にして満塁にしたドジャースは当たっているルルデス・グリエル・Jr.との勝負を選択。ここでベシアはさらにギア・アップし、ルルデス・グリエル・Jrには低めオンリーの投球でここでも甘いボールを投げずに三振に打ち取りました。
これはなかなか痺れる場面でしたね。
ドジャース、9回表に追いつかれる
1-0のスコアのままゲームは9回表に。ドジャースはタナー・スコットをマウンドに送り、逃げ切りを図ります。
先頭のジョシュ・ネイラーを討ち取ったタナー・スコットでしたが、続くガブリエル・モレーノにLFに大きなソロHRを打たれてなんと1-1の同点に。
その後、なんとか抑えたタナー・スコットでしたが、逃げ切りに失敗。ドジャースは9回裏の攻撃でゲームを決めきれず、延長戦に。
ドジャースがサヨナラ勝ち
10回のマウンドにも上がったタナー・スコットでしたが、1アウトからコービン・キャロルに2ランHR(オートマティック・ランナーがいたため2ラン)を打たれて勝ち越しを許す展開に。最後はアンソニー・バンダにスイッチしてそれ以上の失点は防ぎました。
10回裏、ドジャースはシェルビー・ミラーに対して、トミー・エドマンが二塁打を放ってまずは1点を上げ、2-3に。
その後、大谷選手の申告敬遠、盗塁などもありドジャースは1アウト満塁のチャンスを作ります。ここでバッターはウィル・スミスでしたが、シェルビー・ミラーはウィル・スミスに痛恨の押し出し死球を与えてドジャースは同点に。
最後は1アウト満塁でマックス・マンシーが犠牲フライを放ってドジャースが4-3のスコアでサヨナラ勝利を納めたのでした。
山本、チームを救う
直近の7試合でドジャース先発陣のERAは7.89を記録し、メジャー・ワースト2でした。
その状況の中、圧倒的なパフォーマンスを見せた山本投手はドジャースを救ったとも言えますね。
お読みいただき、ありがとうございました。